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JS11-4:

氷衛星での生命の可能性とサンプルリターン計画

Posted On 06 10月 2015
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Tag: MSd: シンポジウム11-14 (symposium 11-14)

高井 研
JAMSTEC

 近年、NASAの太陽系探査が進むにつれ、木星や土星の氷衛星の内部に海が存在することが明らかになりつつある。これらの内部海は、衛星表面を覆う氷が、衛星間や巨大惑星との間に生じる潮汐力による摩擦熱や蛇紋岩化発熱反応によって温められ、熱水反応によって生じた熱水と氷水の混合で形成されていると考えられている。内部海の存在は岩石核と熱の存在とほぼ同義であり、かつ現在進行中の海底熱水活動を意味する。さらに最近では、太陽系最大の準惑星であるケレスにおいても同様の内部海の存在が示唆されている。太陽系地球外海洋の存在は、天体環境レベルでのエネルギー量論的な生命存在可能条件を満たすものであり、それどころかエネルギー量論から導き出される一つの結論として、氷衛星内部海の全域が地球の海洋と同等レベルのバイオマスを示す生命に富んだ環境であることを示唆する。そのような考察から、太陽系において最も技術的に可能かつ最も地球外生命の存在を検出する可能性が高い地球外生命探査として、土星衛星エンケラドゥスの氷プリュームのフライバイサンプルリターン計画が、NASAやJAXAの探査計画候補の一つとして提案されている。

 ここまでの概略は7th JKT Symposiumのkeynote lectureでも紹介する。本シンポジウムでは、より詳細に至る考察を紹介するとともに、シンポジウム参加者と議論したい。つまり「エンケラドゥスから持ち帰るサンプルからどのように生命を検出するのか」、そして「エンケラドゥス内部海に生命が検出された場合、我々は何を理解すること可能になるのか」、さらに「エンケラドゥス内部海に生命が検出されない場合、我々は何を理解すること可能になるのか」についてである。エンケラドゥスに生命活動が見つかった場合、その基本的な構成分子や代謝ネットワークあるいは遺伝システムが、我々地球生命とどの程度煮ているかあるいは異なっているかを知ることができる。それは、宇宙における生命の普遍性や特殊性を知ることができるほぼ唯一の方法論である。また、エンケラドゥスから持ち帰ったサンプルに生命活動やその痕跡を検出できない場合は、生命が存在していないか、我々の技術では検出できない程の微弱な生命活動しか存在しないことを意味する。つまり、生命に満ちあふれた天体環境へ境界条件を知ることができ、究極的には「どのように地球に生命が誕生したか」を明らかにする大きな鍵を得ることができるだろう。

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