PF-080:

立山地獄谷における火山性ガスが積雪中の細菌群集構造に及ぼす影響

田中 大祐1, 佐藤  圭1, 佐澤 和人1, 和田 直也1, 酒徳 昭宏1, 中村 省吾1 1富山大・院・理工 【目 的】2011年の東日本大震災以降,富山県の立山地獄谷では火山性ガスの噴出が活発となり,周辺のハイマツが立ち枯れる被害が深刻化している。また,積雪期において火山性ガスの影響と思われる積雪表面の着色が観察されている。そこで本研究では,火山性ガスが積雪中の微生物に及ぼす影響を把握することを目指して,積雪試料中の細菌群集の特徴を解析した。 【方 法】積雪試料は,2013年7月11日に,立山地獄谷の噴出孔から東方向へ約50〜500m離れた9地点と,南方向へ
Posted On 06 10月 2015
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PF-088:

九州南東部の深部帯水層に存在するメタン生成メカニズムの解明

石川 修伍1, 松下 慎2, 眞柄 健太3, 木村 浩之1,2,3 1静大・大学院・理・地球, 2静大・創造院・環境, 3静大・理・地球 九州南東部の宮崎県の太平洋沿岸域には宮崎ガス田、日南ガス田、佐土原ガス田の3つのガス田が存在し、地下約1,000 mまで掘削された大深度掘削井から天然ガスを産出している。これらの地域には古第三紀の海底堆積物に由来する地質構造である付加体が基盤として存在し、その上層に新第三紀から第四紀の堆積層が分布している。新第三紀の堆積層に存在する深部帯水層には豊富な嫌気性地下水と共に付随ガス(主にメタン)が存在している。また、九州南東部は付加
Posted On 06 10月 2015
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PF-087:

沖縄本島南部に分布する付加体の深部帯水層におけるメタン生成メカニズムの解明

眞柄 健太1, 松下 慎2, 石川 修伍3, 平田 悠一郎1, 木村 浩之1,2,3 1静大・理・地球, 2静大・創造院・環境, 3静大・大学院・理・地球  静岡県中西部,愛知,紀伊半島,四国,九州,そして沖縄までの西南日本の太平洋側の地域には、付加体と呼ばれる厚い堆積層が分布している.付加体とは,海溝において海洋プレートが陸側プレートの下に沈み込む際,海洋プレート上の海底堆積物がはぎとられ,陸側プレートに付加し,形成された地質構造である.そのため,付加体の堆積層中には高濃度の有機物が含まれている.また,付加体の深部地下圏には砂層と泥層が形成されており,大量の嫌気
Posted On 06 10月 2015
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PF-086 (JTK):

Multilocus sequence typing(MLST)解析を用いた黄砂バイオエアロゾルの長距離輸送の検証

河合 賢人1, 牧 輝弥2, 小林 史尚2, 柿川 真紀子2, 松木 篤3, 黒崎 泰典4, 篠田 雅人4, 大西 一成5, 陳 彬6, 石 廣玉6, 金 亮勲7, 洪 天祥8, 岩坂 泰信91金沢大学自然科学研究科, 2金沢大学理工研究域, 3金沢大学環日本海域環境研究センター, 4鳥取大学乾燥地研究センター, 5鳥取大学医学部, 6中国科学院大気物理研究所, 7忠北大学校自然科学大学, 8韓国外国語大学, 9滋賀県立大学理事 近年、黄砂と共に風送される微生物群(黄砂バイオエアロゾル)に学術的関心が高まりつつあり、その生態系及び人健康影響を論じる上で微生物の風送
Posted On 06 10月 2015
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PF-085:

和歌山県妙法鉱山跡採掘滓に生育する重金属耐性微生物の系統解析

浜地 由衣1, 大岩 由利恵2, 芳岡 捺美1, 金本 真裕1, 井上 翔太2, 西山 賢一3, 佐藤 高則3 1徳島大・総科・生化, 2徳島大院・総科・生化, 3徳島大院・SAS 西日本の中央構造線沿いには黄銅鉱、硫化鉄鉱の鉱山跡が存在し、それらの環境に適応した微生物が存在すると考えられる。過去の研究において我々は、四国の吉野川流域に存在した黄銅鉱、硫化鉄鉱の鉱山跡採掘滓に存在する重金属耐性微生物について調査・報告した(佐藤ら、阿波学会紀要, 58, 187-196,2012)。一方、和歌山地域の中央構造線南側(西南日本外帯)の紀伊山地には黄銅鉱などを産出した鉱
Posted On 06 10月 2015
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PF-084:

陸棲藍藻 Nostoc sp. HK-01 の乾熱耐性

木村 駿太1, 井上 琴美1, 加藤 浩2, 佐藤 誠吾1, 富田-横谷 香織1 1筑波大学, 2三重大学 【背景】陸棲藍藻 Nostoc sp. HK-01は、乾燥状態で高低温、紫外線、重粒子線、γ線および真空に対する高い環境耐性を備える。将来の地球圏外環境等の過酷環境における大気酸化、土壌作出および食資源への利用が期待できる。本株で認められた耐性のうち、水の沸点に値する100℃の乾熱耐性は、得られる藻体で著しい差異が認められたが、この原因は明らかにされていない。本研究は本株の乾熱耐性に関する基礎研究として、以下2点に注目して調べた。①本株の生活環を明らかにし、
Posted On 06 10月 2015
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PF-083:

深海から分離した従属栄養性微小鞭毛虫の増殖温度

松田 勝明1, 西澤 学2, 布浦 拓郎2, 矢吹 彬憲2, 野牧 秀隆2, 近藤 竜二3 1福井県大・院・海洋, 2海洋研究開発機構, 3福井県大・海洋 【目的】微生物ループでは、従属栄養性微小鞭毛虫(以下、鞭毛虫)が細菌捕食者として重要な役割を担っている。海洋の大部分を占める深海でも鞭毛虫の存在が確認されているが、技術的な制約から現存量と多様性が調べられているにすぎず、その生理・生態については殆ど不明である。そこで本研究では、培養株の生理学的特性から、深海における微生物ループを明らかにすることを最終目標とした。その一助として、深海から鞭毛虫を分離・培養し、それ
Posted On 06 10月 2015
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PF-082:

大気バイオエアロゾルの定量分析にむけたDAPI染色による蛍光顕微鏡観察法の検証

牧 輝弥1, 前川 陽1, 小林 史尚1, 岩坂 泰信2 1金大・理工, 2滋賀県立大学 中国大陸の砂漠地帯で巻き上がった鉱物粒子は、偏西風にのって拡散し、黄砂を引き起こす。黄砂発生時には、鉱物粒子のみならず、細菌、カビ、花粉、動植物の細胞断片等の生物由来の有機物粒子「バイオエアロゾル」も風送され、そのヒト健康被害や微生物生態系への影響に学術的関心が集まる。また、氷核活性を有する大気微生物は、雲形成過程に関与し、気候変動の因子として注目される。しかし、大気バイオエアロゾルの定量技術は確立しておらず、特に黄砂とともに風送されるバイオエアロゾルについて、黄砂発生源と飛
Posted On 06 10月 2015
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PF-081:

富山大学屋上の大気中における細菌・真菌密度の定量とその季節変化

高戸 峻介, 酒徳 昭宏, 中村 省吾, 田中 大祐 富山大・院・理工 【目 的】大気中には,細菌,真菌,花粉などの様々な生物粒子(バイオエアロゾル)が至る所に存在し、これらが生態系,人の健康,農業などに影響を及ぼすことが懸念されている。しかし,大気中の生物粒子の密度とその季節変化についての知見は不足している。そこで本研究では,富山大学屋上の大気中における細菌と真菌の密度を,リアルタイムPCR法,DAPI染色法,培養法を用いて測定し,その季節変化の把握を試みた。 【方 法】大気試料は,富山大学理学部屋上(地上12m)にて,2014年4月から2015年6月の間に毎月
Posted On 06 10月 2015
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PF-072:

RNA-Seq provides insights into the novel carbon monoxide metabolism in Carboxydothermus pertinax

Fukuyama, Yuto1, Ohmae, Kimiho1, Yoneda, Yasuko2, Takao, Kyosuke1, Honda, Takashi1, Yoshida, Takashi1, Sako, Yoshihiko1 1Kyoto univ. agri., 2AIST [Introduction] Anaerobic carboxydotroph can use carbon monoxide (CO), which is well-known toxic gas for most organisms, as energy and/or ca
Posted On 06 10月 2015
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