OI-16:

コロニー形成における脂肪酸合成の重要性 – The importance of fatty acid synthesis in colony formation

納庄 一樹, 三井 智玄, 池端 佑仁, 小川 哲弘, 日_ 真誠, 正木 春彦 東京大学農学生命科学研究科応用生命工学専攻  コッホ以来、微生物学者達は寒天培地上でコロニーをつくらせることで環境中から細菌を単離してきた。しかし、環境中の細菌は生きていてもコロニーをつくらないものが大多数で、未だ99%以上の細菌が単離できていない。固体培地上で生育が可能な条件を探索する研究も盛んに行われているが、未だ一般的かつ効果的な方法は確立されていない。  コッホ以来の単離法は、固体培養という恒常的なストレス状態に曝されても生育できる特殊な細菌のみが対象であった。実際、液体培養
Posted On 06 10月 2015
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OF13:

塩基配列の異なる2種類の16S rRNA遺伝子を有する好塩性アーキアHaloarculaの環境温度変動への適応戦略

佐藤 悠1, 藤原 健智1,3, 木村 浩之1,2 1静大・創造院・環境, 2静大・理・地球, 3静大・理・生物 16S rRNAは二次構造を形成し、リボソームの小サブユニットの一部として翻訳機能を担っている。多くの原核生物はゲノム上に複数コピーの16S rRNA遺伝子を有するが、それらの塩基配列は概ね一致している。一方、好塩性アーキ アHaloarcula属はゲノム上に2種類の16S rRNA遺伝子を有し、それらの間で塩基配列では5%以上、G+C含量では2%以上の違いがみられる。16S rRNA遺伝子のG+C含量に着目すると、好熱菌や超好熱菌は高温環境において二
Posted On 06 10月 2015
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OF-14:

陸棲藍藻Nostoc sp. HK-01の重粒子線耐性

井上 琴美1, 木村 駿太1, 富田−横谷 香織1, 佐藤 誠吾1, 加藤 浩2, 吉田 聡3, 横堀 伸一4, 山岸 明彦4, たんぽぽ WG4 1筑波大, 2三重大, 3放医研, 4東京薬科大 【はじめに】陸棲藍藻Nostoc sp. HK-01は乾燥耐性を指標として単離された株で、これまでの火星環境や宇宙環境を想定した耐性に関する研究の中で、紫外線、ガンマ線、高低温および真空に対して高い環境耐性を具備することが確認されている。これらの耐性機能が高く評価され、微生物の捕集や地球上生物の宇宙空間曝露をISS曝露部で行うたんぽぽ計画の宇宙実験対象生物株としてHK-
Posted On 06 10月 2015
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OH-01:

新奇ケルコゾア生物Brevimastigomonas sp. KY003株の持つ新たなミトコンドリア様オルガネラ

松野 佑成1, 宮下 英明1,2, 神川 龍馬1,2, 石井 健一郎2 1京都大・院人間環境, 2京都大・院地球環境 【背景・目的】真核生物は一般に酸素を用いた好気的なATP生産をミトコンドリア(Mt)内におけるTCA回路および電子伝達系を介して行う。その一方で嫌気環境に適応した一部の真核生物には、酸素を用いないエネルギー生産系を進化させ、嫌気環境に特化したMt様オルガネラであるハイドロジェノソーム(Hg)と呼ばれる水素発生型オルガネラを獲得した種も存在する。HgはMtと異なりTCA回路や電子伝達系を有さず基質レベルのリン酸化によってATPを生産する。近年、この両
Posted On 06 10月 2015
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OH-02:

新規マクロライド耐性遺伝子mef(C)およびmph(G)を担う遺伝因子とその伝達性

杉本 侑大1, 野中 里佐2, 鈴木 聡1 1愛媛大学沿岸環境科学研究センター, 2獨協大学医学部 マクロライド系抗生物質の一種エリスロマイシン(EM)は幅広い分野で使用されている。香川県の養殖場海水から分離された多剤耐性のPhotobacteium damselae 04Ya311株は新規プラスミドpAQU1を持ち、新規EM耐性遺伝子mef(C), mph(G)を有していた。この二つの遺伝子は同時発現で高いEM耐性能を示したが、04Ya311株が分離された養殖場以外からは知られていない。本研究ではmef(C), mph(G)の分布と、様々な環境中における両遺伝子
Posted On 06 10月 2015
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OH-03:

プロテオロドプシンを持つ海洋細菌の有光層への適応に寄与する2つの遺伝子、SbtAとDUF2237

熊谷 洋平1, 吉澤 晋1, 福永 津嵩2, 渡辺 麻衣3, 池内 昌彦3, 小椋 義俊4, 林 哲也4, 木暮 一啓1, 岩崎 渉1,5 1東京大学 大気海洋研究所, 2東京大学 大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻, 3東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系, 4九州大学 医学研究院 基礎医学部門, 5東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 プロテオロドプシン(PR)はタンパク質のオプシンと発色団のレチナールから成る複合体で、光エネルギーから細胞膜を介したプロトン駆動力を生成する。プロトン駆動力はATP合成にも使われるた
Posted On 06 10月 2015
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OH-04:

比較ゲノム解析が明らかにする亜硝酸酸化細菌Nitrospiraの生態学的ニッチ

牛木 章友1, 藤谷 拓嗣1, 関口 勇地2, 常田 聡1 1早大院・生医, 2産総研 【背景】亜硝酸酸化は排水処理場における生物学的窒素除去プロセスの重要な反応であり、主にNitrospira属に属する細菌群が担っている。排水処理槽内には系統学的に異なる2種類のNitrospira群が生息しており、生理学的性質の違いを基に棲み分けしていることが報告されている。しかしながら、Nitrospiraは分離培養が困難な微生物であるため、その性質の多くは調査できず、Nitrospira群の棲み分けは謎に包まれている。本研究では、排水処理槽内から分離培養した2系統のNitr
Posted On 06 10月 2015
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OH-05:

MAPLE Ver.2.1による生理・代謝機能ポテンシャルの比較メタゲノム解析

荒井 渉1, 谷口 丈晃2, 五斗 進3, 竹本 和弘4, 守屋 勇樹3, _見 英人1 1JAMSTEC・資源, 2三菱総研・人間, 3京大・化研, 4九工大 我々は、微生物生態系が持つ機能ポテンシャルの解明を目的として、メタゲノム配列から生理・代謝機能を評価するシステムMAPLE(Metabolic And Physiological PotentiaL Evaluator)を開発し、公開中である(http://www.genome.jp/tools/maple/)。MAPLEはKEGGデータベースを基盤として、微生物コミュニティーの持つ生理・代謝機能ポテンシ
Posted On 06 10月 2015
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OH-06:

Large-scale metagenomic analysis of the Japanese gut microbiome

西嶋 傑1, 須田 亙1,2, 大島 健志朗1, 金 錫元3, 飯岡 絵里香1, 木内 美沙1, 進藤 智絵1, 山下 直子1, 黒川 李奈1, 小宮 恵子1, 森田 英利4, 服部 正平1,51東大・新領域, 2慶應大・医, 3理研・IMS, 4岡山大・環境, 5早大・理工 Human gut microbiome is composed of over 100 trillion of microbes and has profound influences on host’s physiology. Recent development of next-gen
Posted On 06 10月 2015
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OI-15:

Release from catabolite repression and enhancement of butanol production in solventogenic Clostridium beijerinckii SBP2-HB by ammonium acetate

Kanemoto, Miho, Uehara, Kent2, Akiyama, Manami2, Sato, Yoshinori3, Chohnan, Shigeru2, Nitta, Youji2, Kurusu, Yasuro2, Ohta, Hiroyuki2 1Tokyo univ A & T, uni. grad. sch. agri , 2Ibaraki univ., agri., 3NRICPT The solventogenic clostridia have been received much attention in recent y
Posted On 06 10月 2015
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