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微生物生態的視点からの土壌病害防除技術の開発

池田 成志 北農研 政府による今後の大規模な農業改革政策を控え、減農薬を通した人間や環境に対する安全性の向上や農産物の高品質化を通した国際競争力の向上が日本農業に強く求められている。特に有効な手段が少ない土壌病害の防除については、上記の要求を満たした上での早急な問題の解決が求められている。本ミニシンポジウムでは、平成26年度から始まった内閣府が主導する「戦略的イノベーション創造プログラム(次世代農林水産業創造技術)」(通称名SIP)の「持続可能な農業生産のための新たな総合的植物保護技術の開発」における実施課題の1つである「ジャガイモそうか病防除のための新規栽培体系
Posted On 06 10月 2015
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九州におけるジャガイモそうか病防除のための新規栽培体系の開発

富_ 毅1, 森 清文1, 白尾 吏1, 福吉 賢三4, 三星 暢公3, 野口 勝憲3, 池田 成志4 1鹿児島県農業開発総合センター, 2長崎県農林技術開発センター, 3片倉チッカリン, 4北海道農業研究センター ジャガイモそうか病は,病原性Streptomyces spp.によって引き起こされる土壌病害で,日本のみならず世界中のバレイショ栽培で最も問題となっている。ジャガイモそうか病対策として,鹿児島県や長崎県の西南暖地の農家は,そうか病対策として米ぬかの土壌施用を行ってきたが,その発病抑制機構については明らかにされていない。また,米ぬかのみでは効果が不十分な
Posted On 06 10月 2015
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ジャガイモ塊茎表皮に形成される細菌群集構造と塊茎の生育段階におけるその変化

境 雅夫, 松山 知美, 池永 誠 鹿児島大農 ジャガイモそうか病は塊茎表皮に病斑を生じる土壌病害であり、その原因菌として数種のStreptomyces属放線菌が知られている。ジャガイモ塊茎の表皮には、そうか病菌以外にも様々な細菌種が定着しており、塊茎上の細菌間に生じる相互作用は病害発生程度にも影響を及ぼす可能性がある。すなわち、塊茎表皮の細菌群を制御することにより、そうか病の発生を抑制できる可能性が考えられる。そこで本研究では、そうか病防除技術の開発に資するため、ジャガイモ塊茎表皮に生息する細菌の群集構造を経時的に調査した。 方法:ジャガイモをそうか病未発生圃場
Posted On 06 10月 2015
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ジャガイモ根圏の分子生態学的解析及びそうか病防除のための土壌改良資材・有用微生物の選抜

金澤 恵1, 三星 暢公1, 紀岡 雄三1, 野口 勝憲1, 福吉 賢三2, 富濱 毅3, 池田 成志4 1片倉チッカリン株式会社, 2長崎県農林技術開発センター, 3鹿児島県農業開発総合センター, 4北海道農業研究センター  我々のグループではジャガイモ主要産地におけるそうか病抑制効果を有する可能性のある肥料・資材、有用微生物の評価・選抜とジャガイモ根圏の分子生態学的及び植物病理学的解析に関する研究を実施している。肥料・土壌改良資材等を施用したジャガイモ根圏からの共生微生物を分離し、ポットでの小規模室内実験系を中心にした有用微生物候補菌株の選抜を行っている。 長
Posted On 06 10月 2015
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