O21-06 : 生ごみ処理を基盤とした固相型微生物燃料電池の構築

千葉 悠介1,松田 智1 1静大・院・工 生ゴミ処理を行いながら電力も生産できるシステムとして、固相型微生物燃料電池の構築を試みた。これまで堆肥化を基盤とした固相型微生物燃料電池の研究例はいくつか存在するものの、その数は極めて少ない。そこでまず、これまでに報告されている固相型微生物燃料電池の条件を検討し、生ごみ処理との併用を最適化することを目的とした。 本研究では、固相型微生物燃料電池用資材として腐葉土、市販の分解促進剤、活性炭、モデル生ごみとしてドッグフードを用いた。そしてそれぞれの材料の必要性及び効果を検証した。その結果、基質であるドッグフードなしの系では発電
Posted On 20 10月 2014
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O21-05 : 比較ゲノム解析によるPseudomonas stutzeri NT-Iのセレン代謝関連遺伝子群の推定

黒田 真史1,秋山 直之1,池 道彦1 1阪大・院 工 【背景・目的】好気性セレン酸還元細菌Pseudomonas stutzeri NT-Iは、水溶性のセレン酸・亜セレン酸を、不溶性の元素態セレンを経て揮発性のメチル化物にまで還元する高いセレン代謝能力を有している。本菌株はセレン汚染水環境や排水の生物学的浄化技術への適用も期待されることから、そのセレン代謝機構は極めて興味深い。本研究は、特にNT-I株の亜セレン酸還元及びセレン揮発化機構の解明を目的として、近縁株との比較ゲノム解析により関連遺伝子群の推定を行った。 【結果】分譲機関より取得した4株のP. stut
Posted On 20 10月 2014
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O21-04 : ヨウ素酸化酵素IoxAの系統的多様性と環境分布

城山 カンナ1,天知 誠吾1,飯野 隆夫2,大熊 盛也2 1千葉大・院・園芸, 2理研BRC-JCM ヨウ化物イオン(I–)から分子状ヨウ素(I2)への酸化は、放射性ヨウ素を含むヨウ素の循環において重要な反応である。我々はこれまでに、天然ガスかん水や海水からAlphaproteobacteria綱に属する多数のヨウ素酸化細菌の分離に成功している。これらはRoseovarius toleransに近縁なグループAと、Kordiimonadales目のグループBから構成される。グループBに属するQ-1株のドラフトゲノム解析や内部アミノ酸解析などから、ヨウ素
Posted On 20 10月 2014
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O21-03 : リグニン分解能を付与した褐色腐朽菌 Gloeophyllum trabeum KU-41株の分子育種

有本 美沙1,山岸 賢治2,亀井 一郎3,近藤 隆一郎4,河岸 洋和1,5,平井 浩文1,5 1静大・院 農, 2東北農研セ, 3宮崎大・農, 4九大・農院, 5静大・グリーン研 【緒言】 Gloeophyllum trabeum(キチリメンタケ)KU-41株は、日本の森林面積の約6割を占めるスギの分解に優れた菌である。しかし、本菌は褐色腐朽菌であるため、セルロースやヘミセルロースを主に分解し、リグニンを分解することは出来ない。長年の間、褐色腐朽菌はリグニン分解酵素を生産しないと考えられてきたが、近年推定上のラッカーゼ遺伝子の存在がキチリメンタケのデータベースで発
Posted On 20 10月 2014
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O21-02 : Identification of key N2O production pathways in aerobic partial nitrifying granules

Ishii Satoshi1,Song Yanjun1,Rathnayake Lashitha1,Tumendelger Azzaya2,Satoh Hisashi1,Toyoda Sakae3,Yoshida Naohiro2,3,Okabe Satoshi1 1Division of Environmental Engineering, Hokkaido University, 2Department of Environmental Chemistry and Engineering, Tokyo Institute of Technology, 3Depa
Posted On 20 10月 2014
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O21-01 : 海洋性化学合成硫黄酸化細菌を起点とする海底有機堆積物の嫌気分解過程

青柳 智1,木村 真人1,Navarro Ronald1,伊藤 英臣2,山田 奈海葉1,尾形 敦1,迫田 章義3,高崎 みつる4,片山 葉子5,堀 知行1 1産総研・環境管理, 2産総研・生物プロセス, 3東大・工, 4石巻専修大・理工, 5農工大・農 【背景】海底有機堆積物の蓄積は、富栄養化が進行した閉鎖系海域において多く報告されてきた。一方、東日本大震災による津波で大量の堆積物が陸上に打ち上げられた事から、解放系沿岸海域においても堆積物が分解されずに蓄積され続けてきた事実が明るみになった。我々は、海底環境に豊富に存在する硫酸や鉄(III)を電子受容体とする嫌気
Posted On 20 10月 2014
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