P19-13 : プラスチック由来の低分子化合物を分解する菌の研究

中野 翔悟1,小川 直人1,釜谷 保志1,道祖土 勝彦2 1静大院・農, 2産総研 海洋には多くの海ゴミが漂流しており、その海ゴミの多くをプラスチックが占める。このプラスチック類やこれらに由来する低分子が海洋環境を汚染することが、世界規模の環境問題として懸念されている。とくに海ゴミ中で大きな存在割合を占める発泡スチロールの主成分である高分子のポリスチレンについては、生じるスチレンダイマー(以下、SDとする)等の低分子の毒性や除去の方法に関する知見はほとんど存在しない。そのため本研究ではSDを分解する菌株を海水から分離しその解析を行う。分離源には、静岡県静岡市大谷海
Posted On 20 10月 2014
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P19-02 : 効率的脱塩素化を可能とする嫌気的酢酸酸化細菌の分離

岸本 亮太1,田代 陽介2,二又 裕之2 1静大・工・物質工, 2静大院・工 トリクロロエテン(TCE)等の塩素化エテン類は、土壌・地下水汚染の代表的な難分解性汚染物質である。これらの汚染浄化には既にDehalococcoidesを利用したバイオレメディエーションが実施されているが、cis-1,2-ジクロロエテン(cDCE)やビニルクロライド(VC)で反応が停止する事や、メタン生成アーキアとの水素を巡る競合阻害等の問題がある。本研究では、効率的脱塩素化を可能とする微生物群集の特性を種間水素伝達系の視点から明らかにする事を目的とした。 汽水湖底泥を接種源、クエン酸を
Posted On 20 10月 2014
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P19-23 : 耐塩性糸状菌を用いた環境浄化に関する研究(8)-海洋環境から単離した糸状菌を用いた人工海水培地における染料脱色-

向山 夏女1 1東京海洋大院・海洋科学・食品流通 染料は様々な分野で広く利用されており、染料を扱う工場からは多種類、大量の廃水が排出され問題となっている。当研究室で海洋環境から単離したPestalotiopsis sp.SN-3(以下SN-3菌)がKirk培地において多種類の合成染料を脱色できることがこれまでの研究により明らかにされている。本研究では、SN-3菌を用いた海洋環境下における染料脱色を目的とし、人工海水培地を用いて合成染料を効率的に脱色することを目的とした。 Kirk培地で脱色がみられた6種の合成染料(アゾ染料:Food Red 2、Reactive
Posted On 20 10月 2014
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P19-14 : Burkholderia multivoransATCC17616株のクロロ安息香酸トランスポーター様遺伝子群の多重遺伝子破壊株の構築と解析

本田 悦爾1,町田 峻太郎2,戸倉 由貴1,津田 雅孝3,小川 直人1 1静大院・農, 2静大・農・共生バイオ, 3東北大院・生命科本研究では、多様な芳香族化合物を分解できるBurkholderia multivorans ATCC17616株のトランスポーター様遺伝子群の解析を行い、従来知見が少ない微生物の芳香族化合物取り込みに関する知見を得ることを目的とする。同株のbenK2, benK3, benK4遺伝子は、既知の安息香酸トランスポーター遺伝子benK(Acinetobactor baylyi ADP1株)及び3-クロロ安息香酸(以下3-CB)トランスポー
Posted On 20 10月 2014
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P19-01 : バイオナノマテリアルを用いた微生物燃料電池の効率化

鈴木 渓1,餅原 弘樹2,細川 拓也2,久保田 博子2,由井 嵐士3,田代 陽介2,二又 裕之2 1静大院・自然科学系教育部, 2静大院・工, 3静大・工 微生物燃料電池(Microbial Fuel Cell : MFC)は次世代型のエネルギー生産システムとして着目されているが発電量が極めて低く実用化には至っておらず、発電力の大幅な向上が求められている。本研究では空気正極型MFCを構築し、高電流生産が確認された時(2.2±0.8 A m-2)、微生物を負電極上から単離し嫌気的液体培養を実施した。その結果、培地中に黒色の沈殿物が確認された。この微生物によって生じた
Posted On 20 10月 2014
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P19-22 : 微生物を用いたセシウムの回収法の検討

村田 森応1 1大阪府立大院・工 微生物を用いたセシウムの回収法の検討 村田 森応、野本 健太、野村 俊之、徳本 勇人、岸田 正夫、古田 雅一 大阪府立大学大学院 工学研究科、生命環境科学研究科 【背景と目的】2011年に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故により大量の放射性核種が環境中に放出された。大量かつ広範囲に放出された放射性核種は複数あるが、中でも137Csはその半減期の長さから今後も影響が懸念されている。高濃度汚染地域では吸着剤や表土の剥ぎ取り等の手法が用いられる。これらの手法はコストや物理的制約に難点があり廃棄物の減量も求められている。しかし13
Posted On 20 10月 2014
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P19-21 : 土壌微生物の特性を利用した放射性セシウムの濃縮・回収技術の開発

野本 健太1,村田 森応1,古田 雅一1,岸田 正夫2,武藤 明徳1,徳本 勇人1 1大阪府立大院・工, 2大阪府立大院・生命環境科学 【背景と目的】2011年の福島第一原発事故で9.0×1017 Bqもの放射性物質が環境中に放出された。高濃度汚染地域では汚染土壌を削り取ることで除染が行われている。しかし、削り取った大量の汚染土壌を貯蔵する場所の不足やコストの高さが問題となり、低濃度汚染地域において除染が進んでいない。そこで本研究では、137Csの吸収に優れた土壌微生物を探索し、137Cs吸収能力の高い微生物を増殖させる技術を構築することで、低濃度汚染地域における
Posted On 20 10月 2014
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P19-20 : Ecological Control: Lactobacillus strains Interfere the Growth of a Periodontal Pathogen

Jaffar Norzawani1,Maeda Toshinari1,Mizuno Kouhei2,Okinaga Toshinari3 1Dept. Biol. Functions Eng., Kyushu Inst. Technol., 2Dept. Materials Sci. Chem. Eng., Kitakyushu Natl. College of Technol., 3Div. Infect. Mol. Biol., Kyushu Dent. Univ. The oral ecology constitutes of several species
Posted On 20 10月 2014
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P19-19 : モデル環境下における接合伝達性プラスミドの挙動解析

飯田 健義1,竹本 裕史1,山村 杏子2,片岡 大亮2,金原 和秀1,新谷 政己1 1静大院・工・化学バイオ, 2静岡大学工学部物質工学科 【目的】微生物細胞間を移動し、新たな細胞内で複製することが可能な接合伝達性プラスミドは、微生物の環境適応能に寄与すると考えられている。我々は、この性質を利用し、微生物に環境浄化能を付与することで、高効率・高確度な環境浄化システムの構築を目指している。本研究では、その第一歩として、ダイオキシン類分解能を宿主にもたらす接合伝達性プラスミドの伝達頻度と分解能力を評価した。 【方法】接合伝達性プラスミドとしてpHKA1::Kmを作製し
Posted On 20 10月 2014
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P19-18 : エストロゲン分解菌の探索とウキクサ共生浄化の試み

川畑 亜美1,森本 洋輔,三輪 京子2,森川 正章3 1北大・理・生物科学, 2北大・地球環境科学院・生物圏科学, 3北大・地球環境科学院・生物圏科学 研究の背景 エストロゲン類には排水あるいは環境基準は設けられていないが、河川に混入した場合魚介類のメス化や雌雄同体化を引き起こすことが報告されている。またエストロゲン類は活性汚泥処理において分解の難しい物質の一つとされている。当研究室では従来の活性汚泥法を補完する水処理技術として水生植物と根圏微生物の共生系を活用した植生浄化技術基盤の構築を目指している。本研究では、ウキクサ根圏と活性汚泥からエストロゲン分解菌を取得
Posted On 20 10月 2014
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