O12-12 : 嫌気性水素酸化好熱細菌Thermosulfidibacterの可逆的TCA回路

布浦 拓郎1,高木 善弘1,力石 嘉人1,森 浩二2,佐藤 喬章3,原田 健史2,柳川 勝紀1,首藤 彩1,大河内 直彦1,跡見 晴幸3 1海洋研究開発機構, 2製品評価技術基盤機構, 3京大・工 TCA回路は好気性菌の代表的な炭素代謝経路であるが、アナプロレティック経路を含む分岐型TCA経路は嫌気性従属栄養細菌にも存在する。また、最も始原的な炭素固定経路の一つとされる還元的TCA回路も、好気・嫌気を問わず多様な独立栄養系統群に存在することが近年明らかにされている。  Thermosulfidibacterは始原的バクテリア系統の一つであり、独立栄養及び混合栄養で
Posted On 20 10月 2014
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O12-11 : 紅色光合成細菌Rhodopseudomonas palustrisの非増殖細胞における代謝・転写プロファイルの特徴

KANNO Nanako1,MATSUURA Katsumi1,HARUTA Shin1 1首都大学東京・院・生命 In natural environments, bacterial growth is often restricted by nutrient limitation. We reported that viability and ATP level of purple photosynthetic bacteria under starvation conditions were supported by illumination. To exa
Posted On 20 10月 2014
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O12-10 : シアノバクテリアにおける乾燥適応の分子機構

得平 茂樹1,2,4,Fan Xing-Yan1,木村 聡3,大森 正之2,3 1首都大学東京・院・生命, 2中央大・生命, 3埼玉大・分子生物, 4JST・さきがけ 酸素発生型の光合成により特徴づけられるシアノバクテリアは、非常に多様な生物群である。シアノバクテリアは、光と水、そしていくつかの無機物のみで生育することができるため、光を利用できるほぼ全ての環境に存在している。その棲息域は、海や湖沼などの水圏のみならず、陸上にも拡がっている。Nostoc communeなどの陸棲シアノバクテリアは、非常に高い乾燥耐性を示すことが知られている。100年近く乾燥状態で保
Posted On 20 10月 2014
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O12-09 : 多系統のシアノバクテリアからみえるクロロフィルfの誘導様式とエネルギー移動の共通性

大野 智輝1,松本 翔吾1,大久保 智司2,神川 龍馬1,宮下 英明1 1京大・院・人間・環境, 2埼玉大・院・理工 【背景と目的】我々は,琵琶湖沿岸の藻類マットからクロロフィルf(Chl f)を含むシアノバクテリア(藍藻と略記する)KC1株を分離し,Chl fが遠赤色光照射下で生育した細胞にのみ検出されること,天然および人工の藻類マットにおいて可視光が欠乏し遠赤色光が優勢になる層において検出されることなどを明らかにしてきた。現在,Chl f合成が藻類マット等の光遮蔽環境において生残するために獲得された補色適応であると考えている。本研究では,すでに我々が淡水や海洋
Posted On 20 10月 2014
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O12-08 : Rhodococcus sp. Br-6株による複数の酸化還元メディエーターを介した臭素酸還元メカニズムの解明

玉井 奈生子1,天知 誠吾1 1千葉大・院・園芸 臭素酸(BrO3–)は浄水場でのオゾン処理によって臭化物(Br–)が酸化され発生する物質で、発がん性が報告されている。微生物による臭素酸還元の報告は複数存在するが、還元速度は非常に遅く、そのメカニズムにも不明な点が多い。我々は、既知細菌と比較して100倍以上速い臭素酸還元速度を示す土壌細菌Rhodococcus sp. Br-6株を分離している。本研究では、Br-6株による臭素酸還元の詳細なメカニズムの解明を目的とした。Br-6株による臭素酸還元は、微好気条件下においてのみ効率的に進行し、酢
Posted On 20 10月 2014
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O12-07 : ヒ酸呼吸菌Geobacter sp. OR-1株のプロテオーム解析

江原 彩香1,Sanchez Timothy2,Iyer Srinivas2,Yeager Chris2,濱村 奈津子3,鈴木 治夫4,天知 誠吾1 1千葉大・院・園芸・微生物工学, 2Los Alamos National Laboratory, 3愛媛大・沿岸研セ, 4山口大・院・理工 Geobacter sp. OR-1株はGeobacter 属細菌で唯一ヒ酸呼吸能を持ち、電子受容体に鉄やフマル酸も利用できる。ドラフトゲノム解析よりOR-1株は解毒的ヒ酸還元酵素遺伝子(arsC)および異化的ヒ酸還元酵素遺伝子(arrAB)を中心とする2種類のヒ素代謝遺伝子群
Posted On 20 10月 2014
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O12-06 : Diversity of microbial arsenic transformation pathways associated with arsenic cycling in the environment

Hamamura Natsuko1 1CMES, Ehime Univ. Arsenic (As) is a naturally occurring toxic element widely distributed in nature. Despite its toxicity, microorganisms have developed mechanisms to tolerate As and utilize the element for respiratory metabolism. Although various microorganisms have
Posted On 20 10月 2014
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O12-05 : 好熱性繊維状鉄還元細菌の細胞外電子伝達能および細胞繊維導電性

川市 智史1,橋本 和仁2,中村 龍平1 1理研・環境資源科研究セ, 2東大・院・工・応用化学 異化的鉄還元能は広く原核生物に分布する能力であり、鉄還元微生物の中には電極を電子受容体として利用し電流を産生するものが存在する。我々はこれまで、電気化学的手法を用いることで、Chloroflexi門に属する繊維状鉄還元細菌(Ardenticatena maritima 110S株)において、その細胞外電子伝達能を確認している。また、非導電性アモルファス鉄 (ferrihydrite) を培養系に添加することにより、生成する電流値が上昇を観察した。これは110S株が不導体
Posted On 20 10月 2014
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O12-04 : Clostridium beijerinckii SBP2-HB株におけるブタノール生成と糖利用性の解析

金本 美穂1,2,秋山 真成美2,上原 研人2,Rahman M. Habibur2,佐藤 嘉則3,長南 茂2,新田 洋司2,久留主 泰朗2,太田 寛行2 1東農工大・院・連合農, 2茨城大・農, 3東京文化財研 バイオブタノールはバイオ燃料として一般的に普及しているバイオエタノールと比較して高燃焼性、低腐食性であるため、次世代バイオ燃料として注目を集めている。また、バイオ燃料作物として、熱帯~温帯の広域で栽培でき、低栄養の土地での栽培も可能であるスイートソルガムが注目されている。本研究では、スイートソルガムからバイオブタノールを生産するシステムの開発について報告
Posted On 20 10月 2014
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O12-03 : 種々の Pseudomonas 属細菌のゲノム配列に基づくオイゲノール、フェルラ酸およびバニリン酸分解系遺伝子群の解析

廣瀬 遵1,津田 直樹1,横井 春比古1 1宮崎大・工・環境応用化学 [目的]  種々の細菌から見いだされているオイゲノール(EL)、イソオイゲノール(IE)、フェルラ酸(FA)およびバニリン酸(VA)の分解経路は、途中で産生される代謝中間体が共通であり、それらの多くが植物由来の天然の芳香族化合物でもあるという特徴を有する。本講演では、種々のPseudomonas 属細菌のゲノム配列からEL、IE、FAおよびVA代謝酵素をコードする遺伝子の検索ならびに比較を行った結果について報告する。 [結果および考察] 植物の病原菌または共生菌であるP.syringae、P.s
Posted On 20 10月 2014
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