O13-10 : 福島復興へのバイオ技術での貢献-放射能汚染バイオマスの減容化総合技術の開発-

加藤 純一1,金原 和秀2,中村 雅哉3,佐々木 健4,中島田 豊1,平井 浩文2,新谷 政己2,大塚 祐一郎3 1広大院・先端研, 2静大院・工, 3森林総研, 広島国際学院大・工 2011年の福島第一原子力発電所の事故は膨大な量の放射能汚染した樹木、草類、農作物を残した。これら放射能汚染した植物バイオマスは、除染の重要な対象である。今のところ、放射能汚染植物バイオマスを伐採・収集し、最終的には中間貯蔵地で保管する計画が立てられている。除染対象となる植物バイオマスの量は莫大なものであるので、保管する前に大幅に容積を減量することが必須となる。本研究では放射能汚染植
Posted On 20 10月 2014
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O13-09 : 2,4-D分解菌Y1株による汚染土壌浄化における微生物相の多様性評価

Sato Yuki,Umemoto Honoka,Chang YoungCheol,Kikuchi Shintaro 室蘭工大院・工・応用理化学 2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)は、有機塩素系農薬の一種であり、除草剤として世界中で広く使用されてきた。2,4-Dは残留性が高く、土壌から検出される事例もあることから、経済的で効果的な処理方法が世界各地で研究されている。一方、当研究室での既報の研究により、2,4-D分解能を有するCupriavidus sp. Y1菌株の利用可能性が判明した。そこで、本研究ではPCR-DGGE法を用いて2,4-D分解菌Y1株に
Posted On 20 10月 2014
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O13-08 : ヒ酸還元細菌とメディエーターを用いたヒ素汚染土壌のバイオレメディエーション手法の検討

須藤 崇行1,山村 茂樹2,天知 誠吾1 1千葉大院・園芸, 2国立環境研究所 現在ヒ素汚染土壌は封じ込めや掘削除去により処理されているが、土壌自体からヒ素を除去する事はできず根本的な解決には至らない。無機ヒ素はヒ酸還元細菌によって吸着性の低い亜ヒ酸に還元され、液相に溶出する性質を持つ。これまでに酸化還元メディエーターによってヒ素可溶化反応が促進される事が明らかになっており、これを用いて土壌中のヒ素を可溶化・除去する技術の確立が期待されている。本研究では土壌細菌群及びメディエーターの種類によるヒ素可溶化能の違いを調べると共に、実用化を見据えてヒ素可溶化に関わる主要
Posted On 20 10月 2014
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O13-07 : Dehalococcoidesを含むコンソーシアを用いた実汚染地下水の浄化と微生物叢解析

三浦 隆匡1,沼田 充1,山副 敦司1,福田 雅夫2,藤田 信之1 1NITE・NBRC, 2長岡技科大 テトラクロロエチレン(PCE)やトリクロロエチレン(TCE)などの塩素化エチレン類により汚染された土壌・地下水の原位置浄化技術として、嫌気性細菌の脱塩素反応を利用したバイオレメディエーションが利用されている。嫌気的な塩素化エチレン類の浄化においては、塩素化エチレン類を完全にエチレンまで脱塩素化できるDehalococcoides属細菌(Dhc菌)を活性化させることが重要であるが、Dhc菌は増殖が遅く浄化に時間を要することが課題である。そこで、栗田工業株式会社で
Posted On 20 10月 2014
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O13-06 : 共生菌を用いたDehalococcoidesの活性化によるジクロロエチレンの浄化促進効果の確認

山副 敦司1,高畑 陽2,伊藤 雅子2,内野 佳仁1,三浦 隆匡1,藤田 信之1 1NITE・NBRC, 2大成建設 嫌気性バイオレメディエーションによるテトラクロロエチレンやトリクロロエチレン(TCE)の浄化では、シス-1,2-ジクロロエチレン(cis-DCE)が長期的に蓄積する場合がある。そこで、cis-DCE以降の脱塩素化に関わるDehalococcoides属細菌(Dhc菌)の速やかな活性化が重要であるが、環境中におけるDhc菌の存在比率は低く、また、増殖も遅いことから、浄化に時間を要することが多い。我々のグループでは、Dhc菌の脱塩素活性を促進するUCH
Posted On 20 10月 2014
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O13-05 : 高活性リグニン分解菌Phanerochaete sordida YK-624株によるイミダクロプリド分解機構の解明

王 剣橋1,河岸 洋和1,2,3,平井 浩文1,2 1静大院・農, 2静大・グリーン研, 3静大・創造科技院 イミダクロプリド(IMI)は、ネオニコチノイド系殺虫剤であり、昆虫神経のシナプス後膜のニコチン性アセチルコリン受容体に結合し、神経の興奮とシナプス伝達の遮断を引き起こすことで殺虫活性を示す。最近EUは、ネオニコチノイド系農薬のうち 3 種の殺虫剤の暫定使用禁止措置の実施を決定した。また、広く使用されているIMI及びアセタミプリドが脳の発達を阻害し、人間の健康に危険を及ぼす恐れがあるとの警告を発した。そこで本研究では高活性リグニン分解菌Phanerochae
Posted On 20 10月 2014
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O13-04 : 酸素存在下において亜酸化窒素(N2O)発生を抑制する脱窒細菌の単離と特性解析

大坪 和香子1,佐賀 武2,鈴木 拓磨2,宮内 啓介1,2,遠藤 銀朗1,2 1東北学院大・工学総合研, 2東北学院大・工 亜酸化窒素(N2O)は地球温暖化要因の8%を占める主要な温室効果ガスであり、オゾン層を破壊する原因でもあることから、その早急な削減対策が求められている。N2Oは環境中の微生物が担う窒素循環過程において、脱窒プロセスの代謝中間物または最終産物として発生するが、その発生量が増加する要因として、酸素による脱窒関連遺伝子の発現や脱窒関連酵素の阻害が挙げられる。特に窒素含有量の高い農業畜産系廃水処理は酸素の混入が避けられない条件で行われることが多く、相
Posted On 20 10月 2014
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O13-03 : 河川底質の微生物からみる染料汚染からの回復

伊藤 司1,島田 洋輔1,足立 佑介1 1群馬大院・理工 本研究では、実際の河川底質中の微生物による染料分解能力と芳香族アミン分解能力から、染色工場排水汚染の状況および回復過程を調査した。染色工場排水に汚染されている河川の底質は、底質中の微生物による染料分解能力が高い傾向にあった。汚染が小さくなると河川底質の染料分解能力も低下した。また、河川底質の微生物による芳香族アミン分解能力も汚染の程度に対応する傾向がみられたが、染料分解能力が低下するときに芳香族アミン分解能力は上昇した。そして時間の経過により芳香族アミン分解能力も低下した。このような底質の微生物活性の変化は
Posted On 20 10月 2014
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O13-02 : Enhanced Phenol Degradation by Immobilised Cells of Acinetobacter sp. Strain AQ5NOL 1.

Ahmad Siti Aqlima 1,Futamata Hiroyuki 2,Shukor Mohd Yunus 1,Abdul Khalil Khalilah3 1Dept. Biochem., Fac. Biotechnol. Biomol. Sci., Putra Univ., 2Dept. Appl. Chem. Biochem. Eng., Fac. Eng., Shizuoka Univ., 3Dept. Biomol. Sci., Fac. Appl. Sci., MARA Univ. Tech. At present, the bioremedi
Posted On 20 10月 2014
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O13-01 : 細胞外電子伝達として機能する固体腐植ヒューミンによる嫌気脱ハロゲン微生物の活性化

章 春芳1,2,張 冬冬2,肖 智興2,鈴木 大典1,粟田 貴宣1,片山 新太1,2 1名大・エコトピア研, 2名大院・工 嫌気性条件下での脱ハロゲン反応は、有機ハロゲン化合物の微生物分解における第一段階として重要である。この反応を担う脱ハロゲン微生物の単離と遺伝子の解析が行われているが、嫌気脱ハロゲン微生物の活性を土壌や底質を含んだ系でしか維持できない場合も多く経験されている。我々は土壌・底質の役割に注目し、その成分である固体腐植ヒューミンが嫌気脱ハロゲン微生物の細胞外電子伝達物質として機能していることを見出した。 ギ酸を電子供与体ペンタクロロフェノール(PCP
Posted On 20 10月 2014
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