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P14-01 : 最確数法・制限酵素断片長多型解析法の排水処理に係る微生物群集解析方法への利用
Posted On 20 10月 2014
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1福岡工業大・院・工
最確数法・制限酵素断片長多型解析法の排水処理に係る微生物群集解析方法への利用
○堀西直人、赤星祐美、渡邊克二
福工大・工・生命環境
Key words: MPN, PCR-RFLP
【目的】最確数法・制限酵素断片長多型解析法が、細菌群集の同定・定量に有効であることを見出し、土壌・堆肥・食品等の固相系試料を対象としてマイクロチップ電気泳動装置(MCE-202 MultiNA;島津製作所)で得たデータから効率的に微生物相の同定・定量を行うための条件検討を行っている。今回はこの方法を排水処理に関与する微生物相の解析に適用した。【方法】蓄舎排水処理施設から採取した試料から希釈系列を調整し、乳糖フ゛イヨン培地(LB培地)に短期間に増殖してくる細菌由来の16S rDNAの制限酵素断片長パターンから属名を推定した。各希釈段階毎の集計結果から最確数法で微生物群集の分類・定量を行った。また、同試料から培養せずに直接DNAを抽出後、希釈系列を調整し同様に解析し、上記結果との比較を行った。【結果】培養後解析する方法ではEnterococcus属細菌(グラム陽性)が5.6×107MPN/mL以上存在しており、この内6.8×106MPN/mLはE.avium, E.saccharolyticus, E.casseliflavusであった。直接DNAを抽出した方法では、低次希釈液ではStaphylococcus 属が検出され, 高次希釈液ではAquaspirillum属、 Nitrosomonas属、 Hydrogenophaga属が検出され、培養後解析した方法と直接DNAを抽出した方法で結果が異なっていた。
keywords:MPN,PCR-RFLP,,,