P16-18 : Sphingobium sp. SYK-6株が持つリグニン由来芳香族化合物取り込み遺伝子の同定

森 光佑1,上村 直史1,原 啓文2,笠井 大輔1,福田 雅夫1,政井 英司1 1長岡技科大・生物, 2Dep. Environ. Engineering and Green Technol., Malaysia-Japan International Institute of Technology, Universiti Teknologi Malaysia SYK-6株は、リグニン由来芳香族化合物を代謝するための多様な酵素系を有している。現在までに本株の主要なリグニン代謝系酵素遺伝子が明らかにされてきたが、基質の取り込みに関する知見は得られていない。本研究では
Posted On 20 10月 2014
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P16-17 : Sphingobium sp. SYK-6株におけるバニリン酸・シリンガ酸代謝系遺伝子の転写制御機構

荒木 拓馬1,梅田 周佑1,上村 直史1,笠井 大輔1,福田 雅夫1,政井 英司1 1長岡技科大・生物 SYK-6株は、様々なリグニン由来化合物をバニリン酸 (VA)又はシリンガ酸 (SA)を経由して代謝する。VAはLigMにより脱メチルを受けプロトカテク酸 (PCA)へと変換され、PCA 4,5-開裂経路によって代謝される。一方、SAはDesAにより脱メチルを受け3-O-メチルガリック酸 (3MGA)に変換された後、主にLigMによる脱メチルとDesBによる環開裂を受け、PCA 4,5-開裂経路に合流して代謝される。本研究では、VA及びSA代謝系遺伝子、ligM
Posted On 20 10月 2014
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P16-16 : 2,4,6-トリクロロフェノール分解菌Ralstonia pickettii DTP0602株の3つの3-オキソアジピン酸分解遺伝子の解析

八田 貴1,須崎 大介1,畢 貞1 1岡山理科大・工・生体医工 【目的】Ralstonia pickettii DTP0602株は2,4,6-トリクロロフェノール(2,4,6-TCP)を完全分解するが、3-オキソアジピン酸(3-OAA)を経てTCAサイクルへ代謝することが分かっている。R. pickettii DTP0602のゲノム解析の結果から、ゲノムの3ヶ所に3-OAAを代謝する遺伝子 (hadEF) が存在していることが明らかとなっている。今回の研究ではこれら3遺伝子が主に何の分解に関与している遺伝子なのかを各破壊株を用いて予想した。 【方法・結果】R. p
Posted On 20 10月 2014
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P16-15 : 海洋性エタン資化性菌の諸性質とその初発酸化酵素遺伝子

朝重 翔1,鈴木 敏弘2,羽部 浩3,布施 博之4 1芝浦工大・院・シス理工・生命, 2筑波大・生環系, 3産総研, 芝浦工大・シス理工・生命 メタン資化性菌のMMO(Methane Monooxygenase)には銅濃度が限られた条件下で発現するsMMO型と銅を活性中心とするpMMO型が知られている。海洋性エタン資化性菌ET-HIRO株、ET-SHO株は2つのpMMO型の遺伝子を有し、16S rRNAの系統解析からは、メタン資化性菌以外報告のないMethylococcaceae科に属すことが見出されている。ただ、その2つのpMMO遺伝子については、エタン酸化との
Posted On 20 10月 2014
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P16-14 : Rhodococcus属細菌の有機溶媒耐性におけるgroEL2の影響

瀧原 速仁1,岩淵 範之1,砂入 道夫1 1日大・生資科 【目的】われわれはこれまでに、PR4株が培地/アルカン二相培養系において、アルカン相表面に吸着して存在する「吸着型」、アルカン相内に転移して存在する「転移型」の二つの局在性を示すことを明らかにし、さらに、細胞のアルカン相内での生育には、シャペロニンの一種であるGroEL2の発現上昇が重要であること示した。本研究では、より毒性の高いアルカン存在下での生育を強化するため、groEL2の強制発現が各種Rhodococcus属細菌の有機溶媒耐性に与える影響を検討した。 【方法と結果、考察】各種Rhodococcus
Posted On 20 10月 2014
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P16-09 : プラスミドの接合伝達に影響を与える環境要因の探索

柳田 晃輔1,松井 一泰1,新谷 政己2,水口(鈴木) 千穂1,岡田 憲典1,野尻 秀昭1 1東大・生工研セ, 2静岡大・院・工・化学バイオ工学 【背景・目的】細菌間の遺伝子の水平伝播においてプラスミドの接合伝達は最も重要なイベントであるが、実環境中でプラスミドの伝達に影響を与える環境要因についての検証は未だ不十分である。プラスミドの伝達現象は接合伝達頻度を指標に評価がなされているが、過去の研究報告では個々の接合方法や接合伝達頻度の計算方法などが研究室ごとに異なっており、結果を直接比較することが困難であった。そこで当研究室では、特徴の異なるプラスミドを同じ方法で接
Posted On 20 10月 2014
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P16-08 : プラスミドpCAR1にコードされる核様体タンパク質が宿主に及ぼす影響の解析

水口(鈴木) 千穂1,廣谷 龍輔1,高橋 裕里香1,2,松井 一泰1,武田 俊春1,尹 忠銖1,3,新谷 政己4,岡田 憲典1,山根 久和5,野尻 秀昭1,3 1東大・生工研セ, 2富山県立大・生工研セ, 3東大院・農学生命・アグリバイオインフォマティクス, 4静岡大・院・工・化学バイオ工学, 5帝京大・理工・バイオサイエンス 細菌の核様体タンパク質 (NAPs) はDNA構造を変化させることで数多くの遺伝子の転写制御を行う.NAPsはプラスミドにもコードされており,これらは宿主の転写制御ネットワークに組み込まれることで宿主染色体の転写をも変化させる.本研究では3
Posted On 20 10月 2014
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P16-07 : プラスミド保持株が非選択条件下で優占化する原因の解明

杉山 大介1,高橋 裕里香1,2,水口(鈴木) 千穂1,岡田 憲典1,野尻 秀昭1 1東大・生工研セ, 2富山県立大・生工研セ プラスミドは宿主間を水平伝播し、宿主に多剤耐性や難分解性物質分解能等の新規形質を与える一方で、宿主の生育にとって負荷となる場合もある。これは非選択条件下においてはプラスミド保持菌株が細菌群集中で他の細菌に淘汰されやすいことを示唆しているが、実際には淘汰されずに生き残る場合や、さらには他の細菌に対して優占化する現象も観察される。本研究ではこの現象の原因解明を目的として、非選択条件下で優占化したプラスミド保持株の解析を行った。 多剤耐性プラス
Posted On 20 10月 2014
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P16-06 : 細菌群集構造に原生動物の捕食と細胞外分泌物が及ぼす影響

濱部 惇1,多羅尾 光徳2 1東京農工大・院・農・物質循環環境・環境微生物, 2東京農工大・院・農・物質循環環境・環境生物 【目的】細菌の増殖や代謝に,原生動物が細胞外に分泌する物質が及ぼす例が近年報告されている。本研究では細菌群集構造に原生動物の細胞外分泌物が影響を及ぼすと仮説をたて,これを検証することを目的とした。【方法】中央を孔径0.1μmのメンブレンフィルターで隔てた二槽培養器を用いた。細菌や原生動物はこのメンブレンフィルターを通過しないが,原生動物の細胞外分泌物は通過する。二槽培養器の一方の槽に孔径0.45μmのフィルターでろ過して原生動物を取り除いた環
Posted On 20 10月 2014
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P16-05 : 寒天培地上でシアノバクテリアを増殖させるBacillus subtilis 168の関与遺伝子の同定

林 昌平1,井藤 和人1,巣山 弘介1 1島根大・生物資源 【目的】我々が継代培養しているシアノバクテリアSynechococcus leopoliensis CCAP1405/1株は、CT、1/10PTYG液体培地で増殖するが、寒天培地では増殖しない。しかし、Bacillus subtilis 168などの従属栄養細菌を同一寒天培地で共培養すると1405/1株が増殖する。共培養した細菌が寒天培地での増殖阻害を解除していると予想された。そこで本研究では、B. subtilis 168が寒天培地で1405/1株を増殖させる能力に関与する遺伝子を同定し、この機構の解明
Posted On 20 10月 2014
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