P16-04 : 寒天×培地調整法=?

大門 世理奈1,北川 航2,3,田中 みち子2,Nakatsu Cindy, H.4,鎌形 洋一2,3 1北大・農院, 2北大・農院, 3産総所・生物プロセス, 4Dep. Agronomy, Purdue Univ. 【背景・目的】 現在までに単離培養された微生物種は,全体の1%に満たないと言われている.難培養性微生物は未知なる遺伝資源として期待されており,それらを単離培養可能にする培養方法の開発・改良が求められている.演者らは寒天培地調整法に着目し,わずかな手順の違いが細菌の生育に影響を与えることを明らかにしつつある.本研究では,培地調整の手順による影響の程度
Posted On 20 10月 2014
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P16-05 : 寒天培地上でシアノバクテリアを増殖させるBacillus subtilis 168の関与遺伝子の同定

林 昌平1,井藤 和人1,巣山 弘介1 1島根大・生物資源 【目的】我々が継代培養しているシアノバクテリアSynechococcus leopoliensis CCAP1405/1株は、CT、1/10PTYG液体培地で増殖するが、寒天培地では増殖しない。しかし、Bacillus subtilis 168などの従属栄養細菌を同一寒天培地で共培養すると1405/1株が増殖する。共培養した細菌が寒天培地での増殖阻害を解除していると予想された。そこで本研究では、B. subtilis 168が寒天培地で1405/1株を増殖させる能力に関与する遺伝子を同定し、この機構の解明
Posted On 20 10月 2014
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P16-07 : プラスミド保持株が非選択条件下で優占化する原因の解明

杉山 大介1,高橋 裕里香1,2,水口(鈴木) 千穂1,岡田 憲典1,野尻 秀昭1 1東大・生工研セ, 2富山県立大・生工研セ プラスミドは宿主間を水平伝播し、宿主に多剤耐性や難分解性物質分解能等の新規形質を与える一方で、宿主の生育にとって負荷となる場合もある。これは非選択条件下においてはプラスミド保持菌株が細菌群集中で他の細菌に淘汰されやすいことを示唆しているが、実際には淘汰されずに生き残る場合や、さらには他の細菌に対して優占化する現象も観察される。本研究ではこの現象の原因解明を目的として、非選択条件下で優占化したプラスミド保持株の解析を行った。 多剤耐性プラス
Posted On 20 10月 2014
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P16-20 : 異属三菌株のフェノール分解代謝経路の解析と発現制御

鈴木 研志1,犬塚 友麻1,Fatma Azwani2,田代 陽介1,二又 裕之1 1静岡大・院・工, 2Universiti Putra Malaysia 微生物生態系の持つ動的平衡機構は、システムの安定性に深く寄与していると考えられているが未だ概念の域を超えておらず、その実体の理解が求められる。これまで当研究室では、モデル微生物生態系としてフェノール資化性の異属3菌株混連続集積培養系を構築し解析してきた。本モデル系において菌密度のモニタリングおよびフェノールおよびカテコールに対する動力学的解析を実施したところ、群集構造の変遷が再現よく観察された。そこで本研究で
Posted On 20 10月 2014
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P16-19 : Sphingobium sp. SYK-6株におけるアセトバニロン代謝系

樋口 雄大1,菖蒲田 透1,上村 直史1,原 啓文2,笠井 大輔1,片山 義博3,福田 雅夫1,政井 英司1 1長岡技科大・生物, 2Department of Environmental Engineering and Green Technology, Malaysia-Japan International Institute of Technology, Universiti Teknologi Malaysia, 3日大・生資科 β-aryl ether はリグニン中の約50-70%を占める主要な分子間結合である。Sphingobium sp. SYK-
Posted On 20 10月 2014
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P16-18 : Sphingobium sp. SYK-6株が持つリグニン由来芳香族化合物取り込み遺伝子の同定

森 光佑1,上村 直史1,原 啓文2,笠井 大輔1,福田 雅夫1,政井 英司1 1長岡技科大・生物, 2Dep. Environ. Engineering and Green Technol., Malaysia-Japan International Institute of Technology, Universiti Teknologi Malaysia SYK-6株は、リグニン由来芳香族化合物を代謝するための多様な酵素系を有している。現在までに本株の主要なリグニン代謝系酵素遺伝子が明らかにされてきたが、基質の取り込みに関する知見は得られていない。本研究では
Posted On 20 10月 2014
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P16-17 : Sphingobium sp. SYK-6株におけるバニリン酸・シリンガ酸代謝系遺伝子の転写制御機構

荒木 拓馬1,梅田 周佑1,上村 直史1,笠井 大輔1,福田 雅夫1,政井 英司1 1長岡技科大・生物 SYK-6株は、様々なリグニン由来化合物をバニリン酸 (VA)又はシリンガ酸 (SA)を経由して代謝する。VAはLigMにより脱メチルを受けプロトカテク酸 (PCA)へと変換され、PCA 4,5-開裂経路によって代謝される。一方、SAはDesAにより脱メチルを受け3-O-メチルガリック酸 (3MGA)に変換された後、主にLigMによる脱メチルとDesBによる環開裂を受け、PCA 4,5-開裂経路に合流して代謝される。本研究では、VA及びSA代謝系遺伝子、ligM
Posted On 20 10月 2014
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P16-16 : 2,4,6-トリクロロフェノール分解菌Ralstonia pickettii DTP0602株の3つの3-オキソアジピン酸分解遺伝子の解析

八田 貴1,須崎 大介1,畢 貞1 1岡山理科大・工・生体医工 【目的】Ralstonia pickettii DTP0602株は2,4,6-トリクロロフェノール(2,4,6-TCP)を完全分解するが、3-オキソアジピン酸(3-OAA)を経てTCAサイクルへ代謝することが分かっている。R. pickettii DTP0602のゲノム解析の結果から、ゲノムの3ヶ所に3-OAAを代謝する遺伝子 (hadEF) が存在していることが明らかとなっている。今回の研究ではこれら3遺伝子が主に何の分解に関与している遺伝子なのかを各破壊株を用いて予想した。 【方法・結果】R. p
Posted On 20 10月 2014
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P16-15 : 海洋性エタン資化性菌の諸性質とその初発酸化酵素遺伝子

朝重 翔1,鈴木 敏弘2,羽部 浩3,布施 博之4 1芝浦工大・院・シス理工・生命, 2筑波大・生環系, 3産総研, 芝浦工大・シス理工・生命 メタン資化性菌のMMO(Methane Monooxygenase)には銅濃度が限られた条件下で発現するsMMO型と銅を活性中心とするpMMO型が知られている。海洋性エタン資化性菌ET-HIRO株、ET-SHO株は2つのpMMO型の遺伝子を有し、16S rRNAの系統解析からは、メタン資化性菌以外報告のないMethylococcaceae科に属すことが見出されている。ただ、その2つのpMMO遺伝子については、エタン酸化との
Posted On 20 10月 2014
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P16-14 : Rhodococcus属細菌の有機溶媒耐性におけるgroEL2の影響

瀧原 速仁1,岩淵 範之1,砂入 道夫1 1日大・生資科 【目的】われわれはこれまでに、PR4株が培地/アルカン二相培養系において、アルカン相表面に吸着して存在する「吸着型」、アルカン相内に転移して存在する「転移型」の二つの局在性を示すことを明らかにし、さらに、細胞のアルカン相内での生育には、シャペロニンの一種であるGroEL2の発現上昇が重要であること示した。本研究では、より毒性の高いアルカン存在下での生育を強化するため、groEL2の強制発現が各種Rhodococcus属細菌の有機溶媒耐性に与える影響を検討した。 【方法と結果、考察】各種Rhodococcus
Posted On 20 10月 2014
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