P25-50 : マルチリンガルへの道~Chromobacterium violaceumはどのように多様な言語(AHL)に応答するのか?~
島村 裕子1,豊福 雅典2,諸星 知広3,池田 宰3,野村 暢彦2 1筑波大・生物資源, 2筑波大・院生命環境, 3宇都宮大・院工 微生物は集団中において、シグナル物質と呼ばれる低分子化合物を「言語」として細胞外に生産し、周囲の微生物が特異的なレセプターを介してそのシグナル物質を受け取る。すなわちその言語を「聞く」ことにより、お互いにコミュニケーションをとっている。最もよく知られているグラム陰性細菌のシグナル物質としてアシル化ホモセリンラクトン(AHL)がある。一般的に細菌は、このコミュニケーションにおいて、一つの言語に対し、一つのレセプターによりその言語を受容し
Posted On 20 10月 2014