P17-10 : nxrBを標的としたin situ RCA-FISH法による亜硝酸酸化細菌の探索

牛木 章友1,藤谷 拓嗣1,星野 辰彦2,常田 聡1 1早稲田大・先進理工学・生命医科学, 2海洋研究開発機構・高知コア研 【背景・目的】亜硝酸酸化細菌(Nitrite-Oxidizing Bacteria:NOB)は亜硝酸を硝酸に酸化する独立栄養細菌であり、環境中における窒素循環の一部を担っている。環境中に生息するNOBの菌叢は、一般的に16S rRNA遺伝子に基づくFISH、シーケンシングによって解析されている。しかし近年、既存のNOB系統とは異なる新規なNOBが機能遺伝子をターゲットとした研究により発見されており、系統が未知のNOBが潜在している。本研究では
Posted On 20 10月 2014
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P17-11 : Native二次元電気泳動を用いた活性な亜酸化窒素還元酵素の検出方法の検討

横山 和平,藤田 大介1,藤本 博子1 1山口大・農 農耕地は亜酸化窒素(N2O)の主要な排出源のひとつとして考えられており、亜酸化窒素還元酵素(N2OR)を持つ土壌脱窒菌によるN2への還元がいくつかの研究で試みられている。しかしながら、実際に土壌中で活性なN2ORを発現している脱窒菌群の特定には至っていない。土壌から活性状態のN2ORタンパク質が分離できれば、実際に活性なN2ORを発現している脱窒菌群を特定することが可能である。本研究では、NativeなN2ORの二次元電気泳動条件について検討したので、途上であるが、その一部を報告する。材料及び方法:ペリプラズム
Posted On 20 10月 2014
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P17-12 : 油脂生産蓄積酵母Lipomyces starkeyiの遺伝子操作系の開発

品川 勝1,阿部 勝正1,高橋 祥司1,解良 芳夫1 1長岡技科大・院・工 酵母Lipomyces starkeyiは菌体乾燥重量の60~80%に達する油脂を蓄積することが可能な油脂生産蓄積酵母である。本酵母が生産する油脂は,食用油やバイオディーゼル燃料の原料としての利用が期待されている。本酵母は木材成分であるグルコースなどの六炭糖だけでなく,アラビノースやキシロースなど五単糖も利用できることから,特に未利用バイオマスからの油脂生産が期待されている。しかし,本酵母による油脂生産の実用化には,油脂生産能の強化などの解決すべき課題が多く残っており,遺伝子改変による生産
Posted On 20 10月 2014
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P17-13 : Optimized Flow Cytometry Protocol to Quantify Green Fluorescent Protein-expressing Escherichia coli Cells Inoculated into Sewage Sludge

Mustapha Nurul Asyifah1,Ishida Natsumi2,Maeda Toshinari1,Tashiro Yukihiro2,Sakai Kenji2,Shirai Yoshihito1 1Department of Biological Functions Engineering, Graduate School of Life Science and Systems Engineering, Kyushu Institute of Technology, 2Department of Applied Molecular Microbio
Posted On 20 10月 2014
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P16-01 : Dアミノ酸でよりよく生育する微生物:アンチキラル生物を探して

西脇 瞳1 1広島大・院・生物圏 生体を構成するグリシン以外のアミノ酸には鏡像異性体が存在し、地球生物はその片方であるLアミノ酸を選択して使っている。もし体の大部分がDアミノ酸からなるD-ホモキラル、アンチキラルな生命を見つけることができたら、それは我々とは別系統である可能性があり、地球生命は単一系統という常識を打ち破る発見になる。しかし、アンチキラル生物の探索には時間と労力を要する。そこで我々はより現実的な生物を探した。Dアミノ酸を唯一の炭素源として資化することのできる生物である。様々な生物が普遍的に持っているAsp、Ala、GluのD型を含む培地を作成し、様々
Posted On 20 10月 2014
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P16-02 : 難培養性微生物の増殖活性化に寄与する異種間相互作用

村上 千穂1,金田一 智規2,大橋 晶良2,青井 議輝1,3 1広島大・サステナブルディベロップメント実践研セ, 2広島大・院・工, 3Dep. Biol., Northeastern Univ. 環境中の多くの微生物は難培養性であることが知られている。その事実は微生物学において本質的に重要な課題であるにもかかわらず、なぜそれらが培養できないのか、つまり難培養性という性質についての本質的な理解は全く得られていない。本研究では、難培養性微生物(従来法では分離培養困難な微生物)をモデルとして用い、難培養性微生物の休眠と覚醒現象について、微生物間相互作用の観点から解明す
Posted On 20 10月 2014
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P16-10 : ファージMa-LMM01感染過程におけるMicrocystis aeruginosaの遺伝子転写解析

本田 貴史1,左子 芳彦1,吉田 天士1 1京大・院・農 【目的】細菌はファージに感染すると、ファージの遺伝子の発現により転写・代謝が改変される。海洋表層では原核生物の20-40%がファージ感染を受けていると見積もられており、ファージ感染が微生物生態系に与える影響は大きい。淡水性ラン藻であるMicrocystis aeruginosaは一次生産者であり、ファージ感染による転写・代謝の変調を知ることは、物質循環を理解する上でも重要である。そこで、唯一感染実験が可能なMicrocystis ファージMa-LMM01を用いて、感染過程におけるM. aeruginosaの
Posted On 20 10月 2014
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P16-11 : 大腸菌の菌外膜ベシクル過剰生産株の構築

矢嶋 黎輝1,Nguyen Hong Minh1,尾島 由紘1,田谷 正仁1 1阪大・院・基礎工・物質創成・化学工学・生物反応工学 【目的】菌外膜ベシクルとは多くのグラム陰性菌が生産する外膜から遊離した直径20~250 nm程度の細胞外小胞であり,毒性因子やシグナル物質の運搬または不要物質の排出,バイオフィルム構造の維持などに関与することが知られているが,その詳細な役割についてはいまだに不明な部分が多い.近年,ベシクルを利用したドラッグデリバリーシステムの開発が報告されており,今後医療分野におけるベシクルの更なる応用が期待されることからベシクルの生成メカニズムの解
Posted On 20 10月 2014
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P16-12 : 緑膿菌の集団行動を制御する新規転写因子の機能解析

上田 考摂1,大浦 啓1,李 昇ウク2,野尻 秀昭2,田代 陽介3,豊福 雅典1,野村 暢彦1 1筑波大・院・生命環境, 2東大・生工研セ, 3静岡大・院・工 【背景・目的】緑膿菌は、多様な運動性を持ち、それらの運動性を環境に応じて使い分ける。特にSwarmingは、微生物間コミュニケーションや環境によって複雑に制御された集団行動であり、その制御については完全に理解されていない。さらにSwarming細胞は、浮遊細胞と比較して、抗生物質への耐性や毒素生産関連遺伝子の転写量が高い事が分かっている。これらの事から緑膿菌のSwarming制御メカニズムを調べる事は、緑膿
Posted On 20 10月 2014
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P16-13 : アルカン相内で生育する有機溶媒耐性菌Rhodococcus erythropolis PR4のタンパク質発現プロファイルの解析

岩淵 範之1,瀧原 速仁1,奥田 修二郎2,荻原 淳1,砂入 道夫1 1日大・生資科, 2新潟大・院・医歯学総合 【目的】PR4株は各種アルカン分解・耐性菌であり、極めて特殊な相互作用を示すことが知られている。すなわち、培地/アルカン二相培養系において、アルカン相表面に吸着して存在する「吸着型」、あるいはアルカン相内に転移して存在する「転移型」というように、添加するアルカンの炭素数により細胞の局在性を変化させて生育できる能力を有している。これまでに、細胞のアルカン相内での生育には、シャペロニンの一種であるGroEL2の発現上昇が重要であることが明らかとなっている。
Posted On 20 10月 2014
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