O12-04 : Clostridium beijerinckii SBP2-HB株におけるブタノール生成と糖利用性の解析

金本 美穂1,2,秋山 真成美2,上原 研人2,Rahman M. Habibur2,佐藤 嘉則3,長南 茂2,新田 洋司2,久留主 泰朗2,太田 寛行2 1東農工大・院・連合農, 2茨城大・農, 3東京文化財研 バイオブタノールはバイオ燃料として一般的に普及しているバイオエタノールと比較して高燃焼性、低腐食性であるため、次世代バイオ燃料として注目を集めている。また、バイオ燃料作物として、熱帯~温帯の広域で栽培でき、低栄養の土地での栽培も可能であるスイートソルガムが注目されている。本研究では、スイートソルガムからバイオブタノールを生産するシステムの開発について報告
Posted On 20 10月 2014
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O13-04 : 酸素存在下において亜酸化窒素(N2O)発生を抑制する脱窒細菌の単離と特性解析

大坪 和香子1,佐賀 武2,鈴木 拓磨2,宮内 啓介1,2,遠藤 銀朗1,2 1東北学院大・工学総合研, 2東北学院大・工 亜酸化窒素(N2O)は地球温暖化要因の8%を占める主要な温室効果ガスであり、オゾン層を破壊する原因でもあることから、その早急な削減対策が求められている。N2Oは環境中の微生物が担う窒素循環過程において、脱窒プロセスの代謝中間物または最終産物として発生するが、その発生量が増加する要因として、酸素による脱窒関連遺伝子の発現や脱窒関連酵素の阻害が挙げられる。特に窒素含有量の高い農業畜産系廃水処理は酸素の混入が避けられない条件で行われることが多く、相
Posted On 20 10月 2014
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O21-04 : ヨウ素酸化酵素IoxAの系統的多様性と環境分布

城山 カンナ1,天知 誠吾1,飯野 隆夫2,大熊 盛也2 1千葉大・院・園芸, 2理研BRC-JCM ヨウ化物イオン(I–)から分子状ヨウ素(I2)への酸化は、放射性ヨウ素を含むヨウ素の循環において重要な反応である。我々はこれまでに、天然ガスかん水や海水からAlphaproteobacteria綱に属する多数のヨウ素酸化細菌の分離に成功している。これらはRoseovarius toleransに近縁なグループAと、Kordiimonadales目のグループBから構成される。グループBに属するQ-1株のドラフトゲノム解析や内部アミノ酸解析などから、ヨウ素
Posted On 20 10月 2014
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O23-04 : ナノバブルの簡易生成法の確立とその性質の検討

大森 正之1,春田 かすみ2,竹山 春子2,上村 慎治1 1中央大・理工, 2早稲田大・理工学術院・先進理工 ナノバブルとは直径が1μmに満たない気泡(Gas Nanoparticle: GNP)を意味する。最近、 ナノバブル水の応用が、医療、食品加工、農業、水産業などのバイオ関連産業で注目されている。本研究では、複雑な装置によらない簡易で効率的なナノバブルの作成方法を確立し、ナノバブルの物理的な性質の一端を明らかにするとともに植物の生長におよぼす影響について検討した。  GNPは、MilliQ超純水あるいはそれにエタノールを加えたものを、ブラウン社のハンドミキサ
Posted On 20 10月 2014
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O27-04 : Bacillus属細菌が産生する抗菌性環状リポペプチドiturinのレタス根腐病抑制効果

藤田 将平1,竹前 康平1,横田 健治1 1東農大・応用生物 Iturinは拮抗性Bacillus属細菌が生産する環状リポペプチドであり、広範な抗真菌スペクトルを示す。本物質及びその類縁体は、植物病害抑制効果を示すBacillus菌株の殆どに生産性が認められることから、病害抑制効果の主体となることが予想されてきた。しかし、本物質が植物病害抑制効果を示す直接的な報告例は見当たらない。本報では、iturinの植物糸状菌病害抑制効果を明らかにすることを目的として、レタス根腐病に対する病害抑制効果を評価した。IturinはB. subtilisの培養液から有機溶媒抽出後、
Posted On 20 10月 2014
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O27-04 : Bacillus属細菌が産生する抗菌性環状リポペプチドiturinのレタス根腐病抑制効果

藤田 将平1,竹前 康平1,横田 健治1 1東農大・応用生物 Iturinは拮抗性Bacillus属細菌が生産する環状リポペプチドであり、広範な抗真菌スペクトルを示す。本物質及びその類縁体は、植物病害抑制効果を示すBacillus菌株の殆どに生産性が認められることから、病害抑制効果の主体となることが予想されてきた。しかし、本物質が植物病害抑制効果を示す直接的な報告例は見当たらない。本報では、iturinの植物糸状菌病害抑制効果を明らかにすることを目的として、レタス根腐病に対する病害抑制効果を評価した。IturinはB. subtilisの培養液から有機溶媒抽出後、
Posted On 20 10月 2014
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O11-03 : 土壌における微生物コミュニティの形成過程について

加藤 広海1,森 宙史2,丸山 史人3,永山 浩史1,大坪 嘉行1,永田 裕二1,黒川 顕2,津田 雅孝1 1東北大・院・生命, 2東工大・院・生命理工, 3京大・院・医 ある環境の菌叢が「その環境において、どこまで必然的に/偶然的に形成されたコミュニティなのか」という問いは、環境メタゲノミクスにおける根本的な問題の一つである。本研究では、土壌から抽出した微生物コミュニティを滅菌した閉鎖系土壌に移植し、一年間菌叢をモニタリングした。並列サンプルの比較により、菌叢のタネと環境が同じであるならば、その定着過程や極相がどれほど似通うのかを調べた。16S rRNA遺伝子a
Posted On 20 10月 2014
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O12-03 : 種々の Pseudomonas 属細菌のゲノム配列に基づくオイゲノール、フェルラ酸およびバニリン酸分解系遺伝子群の解析

廣瀬 遵1,津田 直樹1,横井 春比古1 1宮崎大・工・環境応用化学 [目的]  種々の細菌から見いだされているオイゲノール(EL)、イソオイゲノール(IE)、フェルラ酸(FA)およびバニリン酸(VA)の分解経路は、途中で産生される代謝中間体が共通であり、それらの多くが植物由来の天然の芳香族化合物でもあるという特徴を有する。本講演では、種々のPseudomonas 属細菌のゲノム配列からEL、IE、FAおよびVA代謝酵素をコードする遺伝子の検索ならびに比較を行った結果について報告する。 [結果および考察] 植物の病原菌または共生菌であるP.syringae、P.s
Posted On 20 10月 2014
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O13-03 : 河川底質の微生物からみる染料汚染からの回復

伊藤 司1,島田 洋輔1,足立 佑介1 1群馬大院・理工 本研究では、実際の河川底質中の微生物による染料分解能力と芳香族アミン分解能力から、染色工場排水汚染の状況および回復過程を調査した。染色工場排水に汚染されている河川の底質は、底質中の微生物による染料分解能力が高い傾向にあった。汚染が小さくなると河川底質の染料分解能力も低下した。また、河川底質の微生物による芳香族アミン分解能力も汚染の程度に対応する傾向がみられたが、染料分解能力が低下するときに芳香族アミン分解能力は上昇した。そして時間の経過により芳香族アミン分解能力も低下した。このような底質の微生物活性の変化は
Posted On 20 10月 2014
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O21-03 : リグニン分解能を付与した褐色腐朽菌 Gloeophyllum trabeum KU-41株の分子育種

有本 美沙1,山岸 賢治2,亀井 一郎3,近藤 隆一郎4,河岸 洋和1,5,平井 浩文1,5 1静大・院 農, 2東北農研セ, 3宮崎大・農, 4九大・農院, 5静大・グリーン研 【緒言】 Gloeophyllum trabeum(キチリメンタケ)KU-41株は、日本の森林面積の約6割を占めるスギの分解に優れた菌である。しかし、本菌は褐色腐朽菌であるため、セルロースやヘミセルロースを主に分解し、リグニンを分解することは出来ない。長年の間、褐色腐朽菌はリグニン分解酵素を生産しないと考えられてきたが、近年推定上のラッカーゼ遺伝子の存在がキチリメンタケのデータベースで発
Posted On 20 10月 2014
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