P22-7 : 水田への微生物燃料電池の設置が水田土壌中におけるメタン生成に与える影響

紺野 勇太1,加来 伸夫1,上木 厚子1,上木 勝司1,渡部 徹1,渡邉 一哉2 1山形大・農, 2東京薬大・生命 微生物燃料電池(MFC)は、電極を電子受容体として有機物分解できる電流発生微生物を利用して発電する装置である。電流発生微生物は水田にも分布しており、水田に電極を設置することで発電が可能である(水田MFC)。水田は温室効果ガスであるメタンの主要な発生源の一つであるが、MFCにおける電気生産は、微生物によるメタン生成と競合関係にあることが知られている。そのため、水田MFCは、電気を生産すると同時に水田からのメタン放出を抑制することができると期待されている
Posted On 20 10月 2014

P22-18 : 霞ヶ浦流域畑地および林地土壌表層10 mレイヤーの薬剤耐性菌の分布

平野 明則1,上原 研人1,金田一 美有1,郭 永1,西澤 智康1,黒田 久雄1,太田 寛行1 1茨城大・農 【目的】霞ヶ浦流域は畜産業が盛んな地域であり、飼料添加物の薬剤が家畜糞尿を介して環境中に拡散することが懸念されている。先行研究では霞ヶ浦(北浦)上流域の環境水にテトラサイクリン(TC)耐性菌を検出した。本研究では土壌に焦点をあて、TC耐性菌の表層から土壌鉛直方向への移行状況を調査することを目的とした。 【方法】茨城県H市の畑地と森林からボーリングにより表層から10 mの土壌層位を採取し、培養可能菌数(PTYG, DNB培地)、TC耐性培養可能菌数を計測した
Posted On 20 10月 2014

P26-7 : 残留塩素を除去した水道水中における管壁付着細菌の再増殖と群集構造の変化

中村 仁美1 1東大院・工・都市工 近年、水道水中の残留塩素濃度の低減化が進められており、給配水系での細菌再増殖ポテンシャルの増大が懸念されている。しかし、残留塩素が消失した水道水中の微生物生態については不明な点が多い。そこで本研究では、給配水管内の環境を模擬した装置であるアニュラーリアクターを用い、管壁に見たてたクーポン上の全菌数と細菌群集構造の変化を評価した。残留塩素を除去した水道水をアニュラーリアクターに22日間連続的に通水し、クーポン上の全菌数を測定すると共に、16S rRNA遺伝子のアンプリコンシーケンシングによる細菌群集構造解析を行った。通水1日後に全
Posted On 20 10月 2014

P22-19 : ヘアリーベッチ鋤き込みが土壌糸状菌の動態に与える影響

片岡 良太1,長坂 克彦2 1山梨大・生命環境, 2山梨総農技セ リン酸やカリなどの養分が蓄積した土壌環境において、環境負荷を伴わずに効率良く有機物を供給する方法の1つに緑肥があげられる。緑肥の鋤き込みは、耕耘と未分解有機物の供給による土壌攪乱と言えるが、その結果として土壌中の微生物(特に糸状菌)に大きな変動が生じる。しかしながら、土壌糸状菌相の変化は土壌の種類や畑の使用履歴によって大きく異なる場合が多いため、より多くの情報を集める必要がある。そこで本報ではヘアリーベッチを緑肥として使用した際の土壌糸状菌の動態を調査したので報告する。試験は、山梨県総合農業技術セン
Posted On 20 10月 2014

P26-8 : 芽胞形成細菌における環境中の温度に応答したバイオフィルム形態変化

尾花 望1,山根 由子2,中村 幸治1,野村 暢彦1 1筑波大・生命環境, 2筑波大院・環境科学 微生物は外界の環境に応答し、様々なストレスに適応して生存している。多くの実環境中の微生物は集団であるバイオフィルムを形成することによって生育することが知られている。グラム陽性偏性嫌気性芽胞形成性のウェルシュ菌(Clostridium perfringens)は土壌中や動物の腸管内などの環境中に広く在住しており、食中毒やガス壊疽を引き起こす。近年、本菌は芽胞を形成するだけでなく、バイオフィルムを形成することによって種々のストレスに耐性を得ることが明らかとなった。我々は外
Posted On 20 10月 2014

P22-20 : 白神山地土壌の細菌群集構造と難培養性Acidobacteria門細菌に関する研究

松尾 平三1,殿内 暁夫1 1弘前大・農学生命 【背景・目的】2013年度の微生物生態学会大会において、白神山地土壌に生息する細菌を対象にした非培養法と培養法による解析により、白神自然観察園土壌と高倉森土壌中では難培養性Acidobacteria門細菌が優占すること、ゲランガムを固化剤とした土壌抽出液培地によりGP1に属するAcidobacteria門細菌の分離が可能であることを報告した。今回、PCR-DGGE解析による白神山地土壌の細菌群集構造解析と、分離したAcidobacteria門細菌の詳細な解析により生態の推測を試みた。 【方法】弘前大学白神自然環境研究
Posted On 20 10月 2014

P22-21 : 土壌試料の乾燥処理が微生物群集の資化活性に与える影響-熱測定法による評価

林 寛人1,石川 卓1,妹尾 啓史2,田中 晶善1 1三重大・院・生物資源, 2東大・院・農学生命 土壌試料の乾燥処理が土壌微生物の炭素源資化活性に与える影響を、微生物の炭素源資化に伴う発熱を指標として評価した。試料として、三重県内で採取した森林3地点、河川敷3地点、畑、竹林、水田、海岸砂丘の計10種類の土壌を用いた。土壌を採取後、2 mmのふるいで植物体などを取り除いたものを土壌試料とした。乾燥処理した土壌として、水分含量を採取時の半分以下になるまで、室内(20~30℃)で約2か月間乾燥させた土壌を用いた。各土壌試料について、土壌を10 gずつバイアルに充填し、
Posted On 20 10月 2014

P25-50 : マルチリンガルへの道~Chromobacterium violaceumはどのように多様な言語(AHL)に応答するのか?~

島村 裕子1,豊福 雅典2,諸星 知広3,池田 宰3,野村 暢彦2 1筑波大・生物資源, 2筑波大・院生命環境, 3宇都宮大・院工 微生物は集団中において、シグナル物質と呼ばれる低分子化合物を「言語」として細胞外に生産し、周囲の微生物が特異的なレセプターを介してそのシグナル物質を受け取る。すなわちその言語を「聞く」ことにより、お互いにコミュニケーションをとっている。最もよく知られているグラム陰性細菌のシグナル物質としてアシル化ホモセリンラクトン(AHL)がある。一般的に細菌は、このコミュニケーションにおいて、一つの言語に対し、一つのレセプターによりその言語を受容し
Posted On 20 10月 2014

P22-22 : テンサイから分離した生育促進細菌のホウレンソウへの接種効果

関口 博之1,岡崎 和之2,池田 成志2 1近畿中国四国農研セ, 2北農研セ 【背景および目的】テンサイの生育促進菌の取得を目的として、分子生態学的手法を活用して圃場環境中で安定して植物に定着している有用微生物の探索を試み、テンサイより分離した細菌から生育促進効果を示す菌株を選抜した。微生物資材としての適用範囲の拡大を目指し、テンサイより分離した有用微生物の候補菌株について、同じ科の作物であるホウレンソウに対する接種効果を検討した。 【方法】滅菌した市販培土(げんき君果菜200)をつめたプラグトレー(4.5 cm×4.5 cm×5 cm)に、ホウレンソウ種子(おか
Posted On 20 10月 2014

P22-12 : 陽熱処理歴の有無がアンモニア酸化細菌・古細菌群集構造に及ぼす影響

長岡 一成1,井原 啓貴1,高橋 茂1,加藤 直人1 1中央農総研セ・土壌肥料【背景・目的】硝化菌は熱に対する感受性が高く、陽熱処理により土壌の硝化能が抑制される。ところが近年、陽熱処理歴のある土壌は高温(45℃)条件下でも硝化能が抑制されない場合があることが見出された。この結果は、陽熱処理歴のある土壌では45℃でも硝化活性を有する微生物が棲息していることを示唆する。本研究では、陽熱処理歴の有無がアンモニア酸化細菌(AOB)および古細菌(AOA)の群集構造に及ぼす影響を調査した。 【方法】中央農研内の人工圃場(淡色黒ボク土、多腐植質黒ボク土、灰色低地土)に陽熱処理
Posted On 20 10月 2014