O21-03 : リグニン分解能を付与した褐色腐朽菌 Gloeophyllum trabeum KU-41株の分子育種

有本 美沙1,山岸 賢治2,亀井 一郎3,近藤 隆一郎4,河岸 洋和1,5,平井 浩文1,5 1静大・院 農, 2東北農研セ, 3宮崎大・農, 4九大・農院, 5静大・グリーン研 【緒言】 Gloeophyllum trabeum(キチリメンタケ)KU-41株は、日本の森林面積の約6割を占めるスギの分解に優れた菌である。しかし、本菌は褐色腐朽菌であるため、セルロースやヘミセルロースを主に分解し、リグニンを分解することは出来ない。長年の間、褐色腐朽菌はリグニン分解酵素を生産しないと考えられてきたが、近年推定上のラッカーゼ遺伝子の存在がキチリメンタケのデータベースで発
Posted On 20 10月 2014
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O13-03 : 河川底質の微生物からみる染料汚染からの回復

伊藤 司1,島田 洋輔1,足立 佑介1 1群馬大院・理工 本研究では、実際の河川底質中の微生物による染料分解能力と芳香族アミン分解能力から、染色工場排水汚染の状況および回復過程を調査した。染色工場排水に汚染されている河川の底質は、底質中の微生物による染料分解能力が高い傾向にあった。汚染が小さくなると河川底質の染料分解能力も低下した。また、河川底質の微生物による芳香族アミン分解能力も汚染の程度に対応する傾向がみられたが、染料分解能力が低下するときに芳香族アミン分解能力は上昇した。そして時間の経過により芳香族アミン分解能力も低下した。このような底質の微生物活性の変化は
Posted On 20 10月 2014
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O12-03 : 種々の Pseudomonas 属細菌のゲノム配列に基づくオイゲノール、フェルラ酸およびバニリン酸分解系遺伝子群の解析

廣瀬 遵1,津田 直樹1,横井 春比古1 1宮崎大・工・環境応用化学 [目的]  種々の細菌から見いだされているオイゲノール(EL)、イソオイゲノール(IE)、フェルラ酸(FA)およびバニリン酸(VA)の分解経路は、途中で産生される代謝中間体が共通であり、それらの多くが植物由来の天然の芳香族化合物でもあるという特徴を有する。本講演では、種々のPseudomonas 属細菌のゲノム配列からEL、IE、FAおよびVA代謝酵素をコードする遺伝子の検索ならびに比較を行った結果について報告する。 [結果および考察] 植物の病原菌または共生菌であるP.syringae、P.s
Posted On 20 10月 2014
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O11-03 : 土壌における微生物コミュニティの形成過程について

加藤 広海1,森 宙史2,丸山 史人3,永山 浩史1,大坪 嘉行1,永田 裕二1,黒川 顕2,津田 雅孝1 1東北大・院・生命, 2東工大・院・生命理工, 3京大・院・医 ある環境の菌叢が「その環境において、どこまで必然的に/偶然的に形成されたコミュニティなのか」という問いは、環境メタゲノミクスにおける根本的な問題の一つである。本研究では、土壌から抽出した微生物コミュニティを滅菌した閉鎖系土壌に移植し、一年間菌叢をモニタリングした。並列サンプルの比較により、菌叢のタネと環境が同じであるならば、その定着過程や極相がどれほど似通うのかを調べた。16S rRNA遺伝子a
Posted On 20 10月 2014
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O27-02 : 米ぬかによるジャガイモそうか病抑制機構の解明2)米ぬか施用条件下のジャガイモ根圏土壌細菌の群集構造解析

富濵 毅1,海野 佑介2,白尾 吏1,森 清文1,池田 成志2 1鹿児島県農総セ, 2北農研 【目的】西南暖地では,ジャガイモそうか病対策のために土壌への米ぬかの施用が行われているが,その発病抑制機構については不明な点が多い。これまで我々は,米ぬか培地でそうか病菌の生育が抑制され,その原因として米ぬか中のフィチン酸がそうか病菌に対して低pH域で静菌作用を持つことを示した。今回は,米ぬか施用によるジャガイモ根圏細菌の群集構造解析を行った。 【方法】ジャガイモ根圏土壌を空中分画法により採取し,16S rRNAを対象としたアンプリコンシークエンシング解析を行った。また,
Posted On 20 10月 2014
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O25-02 : 未培養KSB3門細菌のゲノム再構成と機能推定

関口 勇地1,大橋 明子1,Donovan Parks2,山内 敏弘3,Tyson Gene2,Hugenholtz Philip2 1産総合・バイオメディカル, 2Australian Centre for Ecogenomics, Univ. Queensland, 3クボタ化水 メタン回収型嫌気性廃水処理プロセスを構成する複合微生物群の多くは未培養であり、その機能は未知なまま残されている。未培養細菌門(KSB3門)に属する糸状性細菌が嫌気性廃水処理プロセスにおいて深刻なバルキングを引き起こすことが報告されているが、本微生物群の培養は困難でありその機能の多くは
Posted On 20 10月 2014
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O24-02 : 抗菌材表面に形成されたバイオフィルム中に存在する細菌の群集構造解析と抗菌効果

花田 芽衣1,土屋 雄揮2,江田 志磨2,森崎 久雄1 1立命館大院・生命科学, 2立命館大・生命科学 抗菌材は細菌の増殖を抑制する。ところが、長期間使用すると、抗菌材表面にバイオフィルム(Biofilm;BF)が形成される。長期間の間に抗菌材表面にどのようなBFが形成されるのか、またそのBF中にはどのような細菌が存在しているのか、まだ明らかにされていない。そこで本研究では、長期間使用された抗菌材上に形成されたBF中に存在する菌の群集構造を解析することで、そのBFの特徴や、形成メカニズムを調べることを目的とした。 ポリスチレン樹脂(PS)、ポリプロピレン樹脂(PP
Posted On 20 10月 2014
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O23-02 : MiSeqに適した16Sアンプリコン解析用サンプル調製方法の検討

高崎 一人1,勝又 啓史1,藤井 渉1,野口 佳代子1,松平 崇弘1,中野 江一郎1,布藤 聡1 1(株)ファスマック 近年、シーケンス解析技術の飛躍的な向上に伴い膨大な数のデータを比較的安価に取得することが可能となってきた。大量のデータを解析に利用することで、これまではあまり見えてこなかったマイナーな微生物を検出できるようになったと同時に、機器に供するサンプルの品質が解析データの質に直接影響するようになってきた。次世代シーケンサーを利用した16Sアンプリコン解析に関しては、昨今いくつかの先行研究が行われており、サンプル調製方法からデータ解析まで一連の解析フローが
Posted On 20 10月 2014
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O21-02 : Identification of key N2O production pathways in aerobic partial nitrifying granules

Ishii Satoshi1,Song Yanjun1,Rathnayake Lashitha1,Tumendelger Azzaya2,Satoh Hisashi1,Toyoda Sakae3,Yoshida Naohiro2,3,Okabe Satoshi1 1Division of Environmental Engineering, Hokkaido University, 2Department of Environmental Chemistry and Engineering, Tokyo Institute of Technology, 3Depa
Posted On 20 10月 2014
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O13-02 : Enhanced Phenol Degradation by Immobilised Cells of Acinetobacter sp. Strain AQ5NOL 1.

Ahmad Siti Aqlima 1,Futamata Hiroyuki 2,Shukor Mohd Yunus 1,Abdul Khalil Khalilah3 1Dept. Biochem., Fac. Biotechnol. Biomol. Sci., Putra Univ., 2Dept. Appl. Chem. Biochem. Eng., Fac. Eng., Shizuoka Univ., 3Dept. Biomol. Sci., Fac. Appl. Sci., MARA Univ. Tech. At present, the bioremedi
Posted On 20 10月 2014
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