O12-08 : Rhodococcus sp. Br-6株による複数の酸化還元メディエーターを介した臭素酸還元メカニズムの解明

玉井 奈生子1,天知 誠吾1 1千葉大・院・園芸 臭素酸(BrO3–)は浄水場でのオゾン処理によって臭化物(Br–)が酸化され発生する物質で、発がん性が報告されている。微生物による臭素酸還元の報告は複数存在するが、還元速度は非常に遅く、そのメカニズムにも不明な点が多い。我々は、既知細菌と比較して100倍以上速い臭素酸還元速度を示す土壌細菌Rhodococcus sp. Br-6株を分離している。本研究では、Br-6株による臭素酸還元の詳細なメカニズムの解明を目的とした。Br-6株による臭素酸還元は、微好気条件下においてのみ効率的に進行し、酢
Posted On 20 10月 2014
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O13-08 : ヒ酸還元細菌とメディエーターを用いたヒ素汚染土壌のバイオレメディエーション手法の検討

須藤 崇行1,山村 茂樹2,天知 誠吾1 1千葉大院・園芸, 2国立環境研究所 現在ヒ素汚染土壌は封じ込めや掘削除去により処理されているが、土壌自体からヒ素を除去する事はできず根本的な解決には至らない。無機ヒ素はヒ酸還元細菌によって吸着性の低い亜ヒ酸に還元され、液相に溶出する性質を持つ。これまでに酸化還元メディエーターによってヒ素可溶化反応が促進される事が明らかになっており、これを用いて土壌中のヒ素を可溶化・除去する技術の確立が期待されている。本研究では土壌細菌群及びメディエーターの種類によるヒ素可溶化能の違いを調べると共に、実用化を見据えてヒ素可溶化に関わる主要
Posted On 20 10月 2014
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O11-07 : 施肥管理の異なる畑土壌の酵素活性と酵素産生遺伝子を標的とした PCR-DGGEによる微生物群集構造解析

諸 人誌1,國頭 恭1,齋藤 龍司2,矢口 直輝2,大塚 重人3,長岡 一成4 1信州大・理, 2長野野菜花卉試, 3東大・院・農学生命, 4中央農総研セ 土壌中の炭素・窒素・リンの利用性と、それらを獲得するために微生物が分泌する酵素の活性、微生物群集構造との関係を明らかにすることは、土壌中の栄養循環を理解する上で重要である。しかし現在まで、これらの関係については十分に理解されていない。本研究では、肥培管理の異なる畑土壌を対象に、分子生態学的手法を用いてその関係を調査した。 長野県野菜花卉試験場の長期連用圃場14区から採取した黒ボク土を実験に供した。土壌中のβ-D
Posted On 20 10月 2014
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O12-07 : ヒ酸呼吸菌Geobacter sp. OR-1株のプロテオーム解析

江原 彩香1,Sanchez Timothy2,Iyer Srinivas2,Yeager Chris2,濱村 奈津子3,鈴木 治夫4,天知 誠吾1 1千葉大・院・園芸・微生物工学, 2Los Alamos National Laboratory, 3愛媛大・沿岸研セ, 4山口大・院・理工 Geobacter sp. OR-1株はGeobacter 属細菌で唯一ヒ酸呼吸能を持ち、電子受容体に鉄やフマル酸も利用できる。ドラフトゲノム解析よりOR-1株は解毒的ヒ酸還元酵素遺伝子(arsC)および異化的ヒ酸還元酵素遺伝子(arrAB)を中心とする2種類のヒ素代謝遺伝子群
Posted On 20 10月 2014
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O13-07 : Dehalococcoidesを含むコンソーシアを用いた実汚染地下水の浄化と微生物叢解析

三浦 隆匡1,沼田 充1,山副 敦司1,福田 雅夫2,藤田 信之1 1NITE・NBRC, 2長岡技科大 テトラクロロエチレン(PCE)やトリクロロエチレン(TCE)などの塩素化エチレン類により汚染された土壌・地下水の原位置浄化技術として、嫌気性細菌の脱塩素反応を利用したバイオレメディエーションが利用されている。嫌気的な塩素化エチレン類の浄化においては、塩素化エチレン類を完全にエチレンまで脱塩素化できるDehalococcoides属細菌(Dhc菌)を活性化させることが重要であるが、Dhc菌は増殖が遅く浄化に時間を要することが課題である。そこで、栗田工業株式会社で
Posted On 20 10月 2014
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O11-06 : 亜ヒ酸濃度が土壌中の亜ヒ酸酸化細菌群集構造に及ぼす影響

董 典涛1,山村 茂樹2,山口 紀子3,牧野 知之3,天知 誠吾1 1千葉大・園芸, 2国立環境研, 3農環研 亜ヒ酸酸化細菌は土壌中亜ヒ酸の酸化に相当の影響を及ぼすことが知られている(Dong et al., SSPN, 2014) 。しかしながら、亜ヒ酸濃度が土壌の亜ヒ酸酸化速度や亜ヒ酸酸化細菌群集構造に及ぼす影響はよく分かっていない。そこで本研究では、国内の水田土壌を種々の濃度の亜ヒ酸と共に培養し、その酸化速度と微生物群集構造の変化を調べた。土壌スラリーに亜ヒ酸を終濃度0.05、0.5、5 mMとなるように添加し、好気条件で振盪培養を行った。HPLC-ICP
Posted On 20 10月 2014
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O12-06 : Diversity of microbial arsenic transformation pathways associated with arsenic cycling in the environment

Hamamura Natsuko1 1CMES, Ehime Univ. Arsenic (As) is a naturally occurring toxic element widely distributed in nature. Despite its toxicity, microorganisms have developed mechanisms to tolerate As and utilize the element for respiratory metabolism. Although various microorganisms have
Posted On 20 10月 2014
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O13-06 : 共生菌を用いたDehalococcoidesの活性化によるジクロロエチレンの浄化促進効果の確認

山副 敦司1,高畑 陽2,伊藤 雅子2,内野 佳仁1,三浦 隆匡1,藤田 信之1 1NITE・NBRC, 2大成建設 嫌気性バイオレメディエーションによるテトラクロロエチレンやトリクロロエチレン(TCE)の浄化では、シス-1,2-ジクロロエチレン(cis-DCE)が長期的に蓄積する場合がある。そこで、cis-DCE以降の脱塩素化に関わるDehalococcoides属細菌(Dhc菌)の速やかな活性化が重要であるが、環境中におけるDhc菌の存在比率は低く、また、増殖も遅いことから、浄化に時間を要することが多い。我々のグループでは、Dhc菌の脱塩素活性を促進するUCH
Posted On 20 10月 2014
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O21-06 : 生ごみ処理を基盤とした固相型微生物燃料電池の構築

千葉 悠介1,松田 智1 1静大・院・工 生ゴミ処理を行いながら電力も生産できるシステムとして、固相型微生物燃料電池の構築を試みた。これまで堆肥化を基盤とした固相型微生物燃料電池の研究例はいくつか存在するものの、その数は極めて少ない。そこでまず、これまでに報告されている固相型微生物燃料電池の条件を検討し、生ごみ処理との併用を最適化することを目的とした。 本研究では、固相型微生物燃料電池用資材として腐葉土、市販の分解促進剤、活性炭、モデル生ごみとしてドッグフードを用いた。そしてそれぞれの材料の必要性及び効果を検証した。その結果、基質であるドッグフードなしの系では発電
Posted On 20 10月 2014
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O11-05 : Comparative analysis of microbial diversities in volcanic soils under sulfate reducing conditions

Szedlacsek Orsolya1,Shibuya Yoshihiko1,Suto Koichi1,Inoue Chihiro1 1Grad. Sch. Environ. Studies, Tohoku Univ. In this study we investigated the activity and diversity of sulfate reducing bacteria in various volcanic soils. Four volcanic soils, from different volcanic areas in Miyagi P
Posted On 20 10月 2014
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