O31-07 : 環境中におけるラン藻Microcystis aeruginosaのCRISPRに基づく個体群解析
上原 美翔1,中村 銀士1,左子 芳彦1,吉田 天士1 1京大院・農 【目的】有毒ラン藻Microcystis aeruginosaは各地の湖沼でアオコを形成する。本種はゲノム上の耐性機構であるCRISPRに外来因子由来配列(スペーサー)を記録している。環境中において、本種はスペーサー組成が異なる複数の個体群(CRISPR type: CT)で構成されている。先行研究より、出現頻度の高いCTが外来因子と相互作用して新規スペーサーを獲得し、CRISPRを急速に多様化させると推測された。本研究ではこの仮説を検証するために、本種のCRISPRに基づく個体群解析を行った。
Posted On 20 10月 2014