O33-06 : 微生物の生息環境の多様性とその進化:MetaMetaDBによる解析

岩崎 渉1,2,3,楊 靜佳1 1東大院・理 生物科学, 2東大院・新領域 情報生命, 3東大・大気海洋研, , 異なった微生物グループは異なった環境群に適応する。これまで、ある一群の微生物グループがどれほど異なった環境に適応できるか、すなわち、Microbial Habitabilityを俯瞰的に解析することは不可能であった。近年、全ゲノムショットガン法および16S rRNAアンプリコン法によるメタゲノム解析が一般的になり、幅広い環境から、純粋培養できない微生物のものも含めて膨大な16S rRNA配列が得られるようになった。我々は、巨大な配列データベース中にいわ
Posted On 20 10月 2014
, By

O33-07 : Every gene is everywhere, but the environment selects

伊知地 稔1,町山 麻子1,高橋 唯1,千浦 博1,伊藤 世人2,北出 有2,花田 茂久2,田中 祐之2,岩崎 渉1,木暮 一啓1 1東大・大気海洋研, 2東レ株式会社, 3, , 1934年、オランダの微生物学者Beckingは「Everything is everywhere, but the environment selects」という言葉により、環境中にはコスモポリタン種が広く分布するが、ある環境条件がその中の特定群を選択する、という考え方を示した。遺伝子解析手法が急速に進歩しつつある今日、80年前のこの言葉の妥当性が新たな手法で検証されつつあるが、我々
Posted On 20 10月 2014
, By

O32-01 : 舞鶴湾海底堆積物から分離したメロン香産生酵母の分子系統解析

壽谷 尭俊1 1京大・院・農 真菌はセルラーゼやペニシリンの生産者として産業利用されているTrichoderma属及びPenicillium属や、アルコール発酵を行うSaccharomyces属など様々な有用微生物を含んでいる。現在真菌は約8万種が知られているが、実際は150万種以上存在するとも言われており、性状未知な種が多く存在する。海洋環境は陸上に比べ水圧や塩濃度など、様々な環境要因が存在する事から、多様な種が存在する可能性があるが、海洋に生息する真菌の多様性はあまり調べられてこなかった。これらの事より本研究では、海洋環境からの新奇真菌類の探索を目的とした。京
Posted On 20 10月 2014
, By

O32-02 : 16S rRNAを指標としたバクテリオーム解析による生物脱臭に適した完熟堆肥の評価

北村 里香1,石井 一夫2,前田 勇3,古崎 利則2,岩渕 和則4,斉藤 高弘3 1東京農工大・院・農, 2東京農工大・農学系ゲノム科学人材育成プログラム, 3宇都宮大・農, 北大・院・農, 生物脱臭技術は堆肥化時悪臭の除去などで使用されており、特に悪臭として濃度が高いアンモニアの脱臭媒体として堆肥に焦点を当てた。堆肥化中は悪臭を分解する微生物も存在している可能性もあり、熟成した堆肥もまたそれを受け継いでいると考えられる。本研究では材料の異なる堆肥,残飯堆肥2種類および牛糞堆肥2種類に存在する細菌叢を、16S rRNAをターゲットに次世代シーケンサーを使用し、網羅
Posted On 20 10月 2014
, By

O31-01 : 富山県下にあるヤマシタ温泉水中の微生物群集構造の解析

吉田 秀徳1,酒徳 昭宏1,田中 大祐1,高間 俊秀2,中村 省吾1 1富山大・院・理工, 2(株)ヤマシタ 【目的】本研究では, 原始の地球環境を保持し, 有用な微生物源・酵素源と考えられる深部地下環境の微生物生態系を解明する第一歩として, 変性剤濃度勾配ゲル電気泳動 (DGGE) 法を用いて, 富山県下にあるヤマシタ温泉水中の微生物群集構造の解析を行った。【方法】ヤマシタ温泉水 (株式会社ヤマシタ, 富山市上八日町) は, 2011年4月~2012年6月と2013年8月に採水し, その中の微生物を孔径0.2μmのフィルター上に濾過捕集した。その後, 捕集した微
Posted On 20 10月 2014
, By

O31-02 : Light-driven transmembrane H +, Na+ and Cl- pumping is mediated by three different rhodopsins in a marine flavobacterium

Yoshizawa Susumu 1,2,Kumagai Yohei1,Kim Hana2,Ogura Yoshitoshi3,Hayashi Tetsuya3,Iwasaki Wataru1,DeLong Edward2,Kogure Kazuhiro1 1Atmosphere and Ocean Research Institute, The University of Tokyo, 2Massachusetts Institute of Technology, 3Division of Genomics and Bioenvironmental Scienc
Posted On 20 10月 2014
, By

O31-03 : Bacterial proteins are rapidly processed in the presence of both bacteria and ciliates

Ngo Vy Thao1,Nozawa Akino1,Obayashi Yumiko2,3,Kitamura Shin-Ichi1,Yokokawa Taichi1,Suzuki Satoru1 1Center for Marine Environmental Studies, Ehime University, Matsuyama, Ehime, Japan, 2Faculty of Engineering, Yokohama National University, Yokohama, Japan, 3Faculty of Life and Environme
Posted On 20 10月 2014
, By

O31-04 : 微生物の多様性と生態系機能の関係性評価に向けて:データベースと実験生態系を用いた理論的アプローチ

松井 一彰1,三木 健2,横川 太一3 1近畿大・理工, 2国立台湾大・海洋研, 3愛媛大・沿岸研セ 生物多様性の減少が、生態系機能の低下を通じて人間の社会活動に負の影響を及ぼす可能性が示唆されて久しい。生物多様性と生態系機能の関係性については、これまで概念的な説明が多くなされてきた。しかしカルタヘナ議定書など、生物多様性への影響を規制対象とする取り決めでは、科学的根拠に基づいて生物多様性を定量的に評価できる指標が必要となってくる。そこで本研究では、微生物ゲノム比較解析データベース(MBGD)より全ゲノム情報が既知の微生物種を複数種(10~478種)集めて擬似的な
Posted On 20 10月 2014
, By

O31-05 : 沖縄浅海域におけるミドリイシ属サンゴ共在細菌叢の年変動

伊藤 通浩1,2,大慈彌 みち子2,3,丸山 徹2,4,岡田 直子1,2,モリ テツシ1,2,中野 義勝2,5,須田 彰一郎2,3,竹山 春子1,2,4 1早稲田大学 ナノ理工学研究機構, 2JST-CREST, 3琉球大・理, 4早大院・先進理工, 5琉球大・熱帯セ 【目的】サンゴには多様な微生物が共在している。サンゴ共在細菌叢は環境条件により変動することから、サンゴ共在細菌叢の動態に関する知見は当該海域の環境評価に有用であると考えられる。そこで本研究では、サンゴ共在細菌叢と宿主サンゴの生育環境との関係の解明を目的として、環境の特徴が異なる2定点のサンゴ共在細菌
Posted On 20 10月 2014
, By

O31-06 : 深海底熱水活動域に生息する無脊椎動物の血リンパ中 レクチンの探索と性状解析

藤吉 奏1,和辻 智郎2,美野 さやか3,澤辺 智雄3,澤山 茂樹1,高井 研2,中川 聡1,2 1京大院・農, 2海洋機構 深海・地殻内生物圏, 3北大院・水産 深海底熱水活動域は、暗黒かつ高圧の極限環境でありながら豊かな生態系を育んでいる。現場に生息するほぼ全ての無脊椎動物は、熱水中の無機物をエネルギー源とする化学合成細菌の中から特定の細菌を選抜し、それらと共生関係を築くことで栄養を獲得している。深海の固有無脊椎動物ゴエモンコシオリエビも、腹部に密生する剛毛に特異な形態・系統の付着共生細菌を有しており、剛毛上で増殖した細菌を摂餌するような行動が観察されている。
Posted On 20 10月 2014
, By