P19-02 : 効率的脱塩素化を可能とする嫌気的酢酸酸化細菌の分離

岸本 亮太1,田代 陽介2,二又 裕之2 1静大・工・物質工, 2静大院・工 トリクロロエテン(TCE)等の塩素化エテン類は、土壌・地下水汚染の代表的な難分解性汚染物質である。これらの汚染浄化には既にDehalococcoidesを利用したバイオレメディエーションが実施されているが、cis-1,2-ジクロロエテン(cDCE)やビニルクロライド(VC)で反応が停止する事や、メタン生成アーキアとの水素を巡る競合阻害等の問題がある。本研究では、効率的脱塩素化を可能とする微生物群集の特性を種間水素伝達系の視点から明らかにする事を目的とした。 汽水湖底泥を接種源、クエン酸を
Posted On 20 10月 2014
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P19-23 : 耐塩性糸状菌を用いた環境浄化に関する研究(8)-海洋環境から単離した糸状菌を用いた人工海水培地における染料脱色-

向山 夏女1 1東京海洋大院・海洋科学・食品流通 染料は様々な分野で広く利用されており、染料を扱う工場からは多種類、大量の廃水が排出され問題となっている。当研究室で海洋環境から単離したPestalotiopsis sp.SN-3(以下SN-3菌)がKirk培地において多種類の合成染料を脱色できることがこれまでの研究により明らかにされている。本研究では、SN-3菌を用いた海洋環境下における染料脱色を目的とし、人工海水培地を用いて合成染料を効率的に脱色することを目的とした。 Kirk培地で脱色がみられた6種の合成染料(アゾ染料:Food Red 2、Reactive
Posted On 20 10月 2014
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P19-01 : バイオナノマテリアルを用いた微生物燃料電池の効率化

鈴木 渓1,餅原 弘樹2,細川 拓也2,久保田 博子2,由井 嵐士3,田代 陽介2,二又 裕之2 1静大院・自然科学系教育部, 2静大院・工, 3静大・工 微生物燃料電池(Microbial Fuel Cell : MFC)は次世代型のエネルギー生産システムとして着目されているが発電量が極めて低く実用化には至っておらず、発電力の大幅な向上が求められている。本研究では空気正極型MFCを構築し、高電流生産が確認された時(2.2±0.8 A m-2)、微生物を負電極上から単離し嫌気的液体培養を実施した。その結果、培地中に黒色の沈殿物が確認された。この微生物によって生じた
Posted On 20 10月 2014
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P19-03 : Rhodococcus jostii RHA1によるcis-1,2-ジクロロエチレンの分解に関わる酵素遺伝子の解析

千野 佳奈子1 1長岡技科大院・工 【目的】塩素化エチレン類は土壌・地下水汚染の主な原因物質の1つで、微生物を用いたバイオオーグメンテーションに期待がもたれている。我々は、ビフェニル(BPH)分解菌のRhodococcus jostii RHA1がビフェニル、エチルベンゼン等で同時に誘導されるBphAおよびEtbAの2種類のジオキシゲナーゼによりトリクロロエチレン(TCE)を分解すること、TCEでも両オキシゲナーゼが誘導されることをすでに明らかにした。本研究ではRHA1株のcis-1,2-ジクロロエチレン(cisDCE)分解能と分解酵素遺伝子について解析した。 【
Posted On 20 10月 2014
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P19-04 : VOCs複合汚染の浄化に向けた好気・嫌気分解の検討

吉川 美穂1,張 銘1 1産総研・地圏資源環境 VOCsによる土壌汚染の浄化対策としてバイオレメディエーションが適用されている。既往の研究や浄化実績は単一の汚染物質を対象としたものが多く、故に複数の汚染物質で汚染された複合汚染サイトではバイオレメディエーションを断念するケースも見受けられる。本研究では脂肪族、芳香族の複数の汚染物質(テトラクロロエチレン(PCE)、トリクロロエチレン(TCE)、シス-ジクロロエチレン(cis-DCE)、塩化ビニル(VC)、ジクロロメタン(DCM)、ベンゼン、トルエン)の効率的な分解条件を検討することを目的として行った。汚染サイトから
Posted On 20 10月 2014
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P19-05 : Biokinetic analysis of 1,2-DCA dechlorination by Geobacter sp. AY harboring a plasmid pAY30 coding 1,2-DCA reductive dehalogenase

Binti Abdullah Ummi Afifah 1,Asahi Kiyotoshi2,Hirose Yuu3,Katayama Arata4,Kioka Wataru1,Yoshida Naoko5 1Dept. Civil Eng. Sys. Manag., Nagoya Inst. Technol., 2Environ. Sci. Inst. Nagoya city, 3Electronics-Inspired Interdisciplinary Res. Inst., 4Toyohashi Tech, EcoTopia Sci. Inst., Nago
Posted On 20 10月 2014
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P19-06 : Dehalococcoides sp. UCH007株を用いたバイオオーグメンテーションのための技術開発

内野 佳仁1,山副 敦司1,伊藤 雅子2,三浦 隆匡1,福田 雅夫3,鈴木 健一朗1,藤田 信之1,高畑 陽2 1NITE・NBRC, 2大成建設・技セ, 3長岡技科大 本研究では、国内で初めて純粋分離に成功したDehalococcoides属細菌 UCH007株を塩素化エチレン類汚染帯水層に導入するバイオオーグメンテーションの技術開発を行っている。Dehalococcoides属細菌は難培養微生物であり純粋培養で大量培養することが難しかったため、UCH007株の増殖を促進させる微生物株(UCH001株またはUCH003株)との混合培養による培養方法を検討してきた
Posted On 20 10月 2014
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P19-07 : 蓄電性バイオナノマテリアル生成複合微生物系の解析

久保田 博子1,鈴木 渓1,千葉 悠介1,餅原 弘樹1,細川 拓也1,2,由井 嵐士2,田代 陽介1,二又 裕之1 1静大院・工, 2静大・工 低炭素循環型社会の構築は重要な社会的課題であり、有機性廃棄物の処理およびクリーンエネルギーの生産が求められる。微生物燃料電池(MFC)の負極バイオフィルムを接種源とした複合微生物系において、黒色の物質が生成された。本物質をMFCに添加したところ初期発電効率の大幅な向上が確認され、蓄電能を有することも示された。そこで本研究では、本物質の生成機構を理解する一環として、この複合微生物系の解析を実施した。 まず、本物質の生成過程と
Posted On 20 10月 2014
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P19-08 : 塩害土壌におけるファイトレメディエーションに植物生育促進細菌を接種した影響

森 龍章,豊田 剛己1 1農工大院・BASE ファイトレメディエーションは他の土壌洗浄法に比べてローコストであり、広範囲の汚染物質の除去が可能であるメリットがあるが、除去能はバイオマスや生育速度に頼る点がデメリットとしてあげられる。本研究では窒素固定菌(NFB)を接種した植物体を用い、津波による塩害土壌におけるファイトレメディエーションへの影響を調査した。植物試料としてソルガム(つちたろう:TT、グリーンソルゴー:GS)を用いた。①NFBの単離:2品種のソルガムの種及び福島県塩害土壌から、希釈平板法(NaCl濃度1.0%無窒素培地)で細菌株の単離を行い、半流動培地
Posted On 20 10月 2014
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P19-09 : PCB分解菌におけるカテコール分解遺伝子の転写制御

伊藤 拓1,工藤 大祐2,福田 雅夫3,遠藤 銀朗2,宮内 啓介2 1東北学院大院・工, 2東北学院大・工, 3長岡技科大・工 ポリ塩化ビフェニル(PCB)分解菌Rhodococcus jostii RHA1は、PCBをビフェニル(BP)との共代謝によって分解する。これまでに、BPから安息香酸(BA)までの分解に関与する遺伝子群の転写がBP存在下で活性化すること、その転写活性化はBphS1、およびBphT1 / BphT2からなる二成分制御系によって行われていることが明らかになっている。BAはBenABCおよびBenDによってカテコールへと変換され、カテコールはC
Posted On 20 10月 2014
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