P26-14 : Lactobacillus plantarumにおけるコロニー形態の多様性とバイオフィルム形成の関連

河嶋 伊都子1,柿原 健佑1,尾花 望1,久保田 浩美2,清川 達則1,小山 二花1,八城 勢造2,湯井 幸治2,野村 暢彦1 1筑波大院・生命環境, 2花王・安全性科学研, 3, , 実環境中の微生物の多くはバイオフィルム(BF)を形成して生息している。BF形成により微生物が抗生物質や酸に対する高い抵抗性を獲得することや、実験室株よりも環境単離株のBF形成能が高いことが報告されている。一方、BF形成菌の一つである乳酸菌は食品製造に利用される有用菌、及び危害菌として知られ、その基礎的知見や制御法の発見が求められている。しかし、本菌の環境分離株におけるBF形成やその
Posted On 20 10月 2014
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P23-7 : 嫌気土壌における硫酸還元菌によるフェニルヒ素化合物のチオ化

椎谷 郁花1,Guan Ling2,久富 志穂子1,中島 真美3,藤井 邦彦4,野中 昌法2,原田 直樹2 1新潟大学大学院自然科学研究科, 2新潟大学自然科学系, 3新潟大学農学部, 新潟大学環境安全推進室, ジフェニルアルシン酸(DPAA)は、遺棄化学兵器に多く含まれるCLARK IやCLARK IIの合成原料であるとともに、これらのフェニルヒ素化合物から環境中で容易に生成する代謝物でもある。DPAAの変換は嫌気条件下において、好気条件よりも早く進行することが明らかになっていることから、本研究では嫌気土壌においてDPAAの動態に関与する微生物を明らかにすること
Posted On 20 10月 2014
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P23-8 : 土壌の保存条件が各種土壌酵素の活性と添加有機物からの窒素の無機化に及ぼす影響

唐澤 敏彦1,清水 マスヨ2,長岡 一成1,須賀 有子1,橋本 知義1 1中央農業総合研究センター, 2長崎県農林技術開発センター, 3, , 【目的】有機物を施用して作物の窒素源にする場合、土壌環境によって有機物分解に関わる土壌酵素活性等が異なり、有機物からの窒素無機化に差が生ずる可能性が考えられる。土壌環境が酵素活性に与える影響については、活性測定までの土壌試料の保存条件が測定結果に及ぼす影響を知る上でも明らかにする必要がある。本試験では、有機物施用前まで様々な温度・水分条件で土壌を保存し、各種土壌酵素活性と施用有機物からの窒素無機化を調べた。【方法】中央農研
Posted On 20 10月 2014
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P23-9 : 有機養液栽培における硝化関連微生物群集の解析

安藤 晃規1,2,宇佐美 晶子2,犬飼 龍矢2,溝渕 久恭2,Saijai Sakuntala2,池本 成美2,篠原 亘3,宮本 憲二3,加藤 康夫4,藤原 和樹5 1京都大学学際融合教育研究推進センター生理化学研究ユニット, 2京都大学大学院農学研究科発酵生理及び醸造学研究分野, 3慶應義塾大学理工学部生命情報学科, 富​山​県​立​大​学​生​物​工​学研究センター, 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 野菜病害虫・品質研究領域 有機溶液栽培
Posted On 20 10月 2014
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P23-10 : 緑色糸状性光合成細菌が優占する温泉微生物群集における硫化水素の嫌気的な硫酸への酸化

神谷 直毅1,松浦 克美1,春田 伸1 1首都大学東京理工学研究科生命科学専攻, 2, 3, , 長野県中房温泉では緑色糸状性光合成細菌Chloroflexus aggregansが優占する微生物群集が発達している。C. aggregansは過去の遺伝子解析や顕微鏡を使った硫黄顆粒の観察から、光合成をおこない硫化水素を単体硫黄まで嫌気的に酸化すると考えられる。しかし採集した微生物群集には硫黄顆粒の蓄積が少量しか見られないため、C. aggregansによって温泉水中の硫化水素から作られた単体硫黄は他菌によって消費されていると考えられる。そこで本研究では温泉微生物群
Posted On 20 10月 2014
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P23-11 : 宮崎県鵜戸湾に於ける栄養塩・有機物の分布と微生物叢の解析

早﨑 有紀1,坂本 和貴1,田岡 洋介1 1宮崎大学 農学部 海洋生物環境学科, 2, 3, , 宮崎県日南市の沿岸海域は地場産業としてイセエビなどの水産資源が豊富にある。このような水産資源を持続的に利用するには、周辺海域の環境状況の把握が重要であるが、当該地域における水質や底質、その物質循環に介在する微生物群集に関する知見は殆ど無いのが現状である。そこで本研究では、水質・底質の分布に関連する基礎的知見を得るため、日南市に位置する鵜戸湾の栄養塩・有機物の分布調査を実施した。鵜戸湾全体並びに鵜戸港内に定点を設け、2013年12月に調査を実施した。採水器を用いて、表層
Posted On 20 10月 2014
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P23-12 : 嫌気性共発酵による廃グリセリンと下水汚泥の資源化

倉橋 健介1,木村 知恵2,徳本 勇人2 1大阪府立大学工業高等専門学校 総合工学システム学科 環境物質化学コース, 2大阪府立大学大学院 工学研究科 物質・化学系専攻 化学工学分野, 3, , 【背景と目的】廃グリセリンは天然油脂をバイオディーゼル燃料(BDF)に加工する際に副生するが、触媒である強アルカリを含むなどの問題から有効な用途がなく、その処理が問題となっている。一方、下水汚泥は下水道の普及などに伴って増加しているが、そのほとんどは化石燃料を用いて焼却、埋め立て処分されている。そこで本研究では、廃グリセリン中のアルカリによって下水汚泥を可溶化するとともに
Posted On 20 10月 2014
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P23-13 : 牛ルーメン液を用いた古紙分解に関わる微生物群の解明

李 哲揆1,浅野 亮樹2,稲元 民夫2,馬場 保徳3,多田 千佳3,福田 康弘3,中井 裕3 1東京大学大学院農学生命科学研究科, 2秋田県立大学生物資源学部, 3東北大学大学院農学研究科, , (背景)  我々は東北復興次世代エネルギー研究開発プロジェクトの一環として、これまで未利用であった草本木質系バイオマスからの効率的なエネルギー生産を目指している。過去の研究から牛ルーメン液を用いて古紙の前処理を行うことにより、古紙が分解されその後のメタン発酵効率が上昇することが示された。この前処理系内では、有機酸の蓄積によりpHが著しく低下するなど、牛のルーメン内とは異な
Posted On 20 10月 2014
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P25-1 : 共生系への合成生物学的アプローチ

西田 暁史1,鮎川 翔太朗2,山村 雅幸1 1東京工業大・総合理工学・知能システム科学, 2東京工業大・情報生命, 3, ,  微生物の多くは種間相互作用により、互いの個体群動態に影響を及ぼし合いながら共生系を形成している。共生系は自然界のいたるところで見受けられ、その個体群動態が複雑な挙動を示すだけでなく、進化にも影響を及ぼすことから、生物学の様々な分野で重要なテーマとなっている。  共生系研究のアプローチとしては、「自然界に実在する共生系を探し出す」、「生物実験で相互作用の因子を解明する」、「共生系を数理モデルで表現しシミュレーションや解析
Posted On 20 10月 2014
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P25-2 : 複数の培地を用いたテンサイ細根からの共生細菌の分離

岡崎 和之,高橋 宙之,田口 和憲,黒田 洋輔,上田 重文,池田 成志 1農研機構・北海道農業研究センター, 2, 3, , 【背景・目的】テンサイに生育促進効果を有する細菌の取得を目的に、テンサイ共生細菌の網羅的な分離を行っている。広範囲な種の細菌を分離するため、4種類の培地を使用して分離を行い、各培地で分離される細菌群(ライブラリー)の多様性、系統学的分類構成について比較検討した。【方法】2012年7月17日、北海道農業研究センター芽室研究拠点で栽培したテンサイ(品種「リッカ」)から健全な3株を抜き取り、十分に洗浄後、細根を採取した。細根を乳鉢で軽く磨り潰した
Posted On 20 10月 2014
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