P12-05 : 生物・化学的防除法によるアスパラガス立枯病誘導抵抗性並びにSODアイソザイム変動

Liu Jia1,松原 陽一2 1岐阜大・院・連合農学 , 2岐阜大・応用生物 改植障害を伴うアスパラガス忌地現象には病害、アレロパシーといった因子が示唆されている。本研究では、生物・化学的防除法によるアスパラガス立枯病誘導抵抗性評価、抗酸化機能及びSODアイソザイム変動について調査した。Split root system法によりアーバスキュラー菌根菌[AMF(Glomus intraradices)]、非病原性フザリウム菌(non-pathogenic Fusarium oxysporum, NPFO)、NaCl処理(50,100mM)を行った後、立枯病菌[Fu
Posted On 20 10月 2014
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P12-06 : 非病原性Ralstonia solanacearumによるジャガイモ青枯病の発病抑制

黒木 達也1,小松 亜璃沙1,森 太郎2,松崎 弘美3,松添 直隆3 1熊本県立大・院・環境共生, 2滋賀大・教育, 3熊本県立大・環境共生 青枯病は,ジャガイモ,ナス,トマトなど200種以上の作物を侵す土壌伝染性病害である.著者らは,ナスやトマトに青枯病菌の非病原性株(PC株)を前接種することで,青枯病の発病が抑制されることを明らかにしている.そこで,本研究では,PC株によるジャガイモ青枯病の発病抑制効果の検証および簡易検定法の検討を行った.ジャガイモ‘デジマ’の抉芽由来の3-5葉齢の苗(幼苗検定)および抉芽(抉芽検定)を供試した.接種菌として青枯病菌8266(
Posted On 20 10月 2014
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P12-07 : 青枯病菌 Ralstonia solanacearum の病原性株と非病原性株との競合

中原 浩貴1,森 太郎2,松崎 弘美3,松添 直隆3 1熊本県立大・院・環境共生, 2滋賀大・教育, 3熊本県立大・環境共生 青枯病は,ナス科植物など200種以上の植物を侵す土壌伝染性病害である.本病原菌(野生株)は培地・土壌・植物内で表現型変異し,病原性を失った非病原性株(PC株)になる.PC株をナス科植物に前接種すると,青枯病の発病が抑制される.本研究では,青枯病菌の野生株とPC株との競合に着目し,液体培地・土壌・植物中の3条件下での両菌株の増殖を調査した.野生株とPC株を同時に,BG液体培地中(102 cfu/ml)と土壌中(106 cfu/gDW)に混合接
Posted On 20 10月 2014
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P12-08 : Isolation of spore-forming bacteria from a Fusarium wilt-suppressive soil and their utilization against the major tomato soilborne pathogens

JAMILY ABDUL SALEEM1 1Tokyo University of Agriculture and Technology Fusarium-wilt caused by Fusarium oxysporum f. sp. lycopersici is one of the major constraints in tomato production. Chemical fungicides and soil disinfection with fumigants are the main commercially available options
Posted On 20 10月 2014
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P12-09 : 有機栽培・減農薬栽培土壌のキュウリ苗立枯病およびダイコン苗立枯病の発病抑制

吉原 周佑1 1東農工大・院・生物システム応用 【はじめに】無農薬・減農薬作物が注目されるようになり、農薬に頼らない農業が求められている。有機物施用やある種の土壌微生物群では植物病原菌の抑制効果が多数報告されており、農薬に代わる防除法としての応用が期待される。本研究では有機栽培土壌のキュウリ苗立枯病および減農薬栽培土壌のダイコン苗立枯病の発病抑止性の評価、またその要因について調査した。【材料・方法】病原菌接種試験においてキュウリ苗立枯病(Pythium aphanidermatum OPU854株)およびダイコン苗立枯病(Rhizoctonioa solani 1
Posted On 20 10月 2014
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P12-10 : ハクサイ黄化病発生圃場における発病程度と土壌の細菌相・糸状菌相・線虫相との関係

長瀬 陽香1,丹羽 理恵子1,松下 裕子1,池田 健太郎2,山岸 菜穂3,串田 篤彦4,岡田 浩明1,吉田 重信1,對馬 誠也1 1農環研, 2群馬県農業技術セ, 3長野県野菜花き試験場, 農研機構・北海道農業研究セ ハクサイ黄化病は、産地でしばしば激発し、減収を引き起こす土壌伝染性病害である。本病は、病原菌Verticillium dahliaeおよびV. longisporumにより引き起こされ、土壌中の植物寄生性線虫のキタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)により発病が助長されることが知られている。 今回、本病の発生と土壌の生物
Posted On 20 10月 2014
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P12-11 : ホウレンソウ萎凋病発生リスク評価法の開発

佐藤 恵利華1,関口  博之1,村上 弘治2 1農研機構・近畿中国四国農業研究セ , 2農研機構・本部 【目的】Fusarium oxysporum f. sp. spinaciae(以下、FOS)によるホウレンソウ萎凋病発生リスクを評価する方法の開発を目的に、リアルタイムPCRによる土壌中のFOS密度測定法の開発およびFOS密度と発病程度の関係を調査した。 【方法】FOS密度を特異的に定量するため、FOSおよびF. oxysporumの他の分化型についてIGS領域の塩基配列を比較し、リアルタイムPCR用プライマーを設計・作成した。3種類の土壌(褐色低地土、黒ボク
Posted On 20 10月 2014
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O35-01 : 接合菌類および子嚢菌類における菌類内生バクテリアの検出率について

高島 勇介1,出川 洋介2,成澤 才彦3 1農工大院・連合農学, 2筑波大・菅平高原実験センター, 3茨城大・農, , 近年、菌類において宿主の形態や病原性に影響を及ぼす“菌類内生バクテリア”の存在が報告されており、宿主となる菌類の分類や生活様式に影響を与える可能性が示唆されている。しかし同領域における研究は始まったばかりであり、菌類内生バクテリアのスクリーニングは、接合菌類や子嚢菌類といった分類群ごとに行われ、その存在の有無も十分に議論されていない。そこで、本研究では、接合菌類および子嚢菌類に対して、同一条件下において、菌類内生バクテリア
Posted On 20 10月 2014
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O35-02 : 動物での新規オルガネラ進化?細菌由来の昆虫遺伝子からタンパク質が合成され、共生細菌に輸送される

中鉢 淳1,2,石田 欣二3,本郷 裕一4,大熊 盛也2,宮城島 進也5 1豊橋技科大, 2理研・BRC, 3岩手医科大, 東工大, 遺伝研 ミトコンドリアや葉緑体などのオルガネラは、原始真核生物に取込まれた共生細菌の末裔である。その成立過程では、1) 共生細菌自身や、その他の細菌から宿主ゲノムに遺伝子が転移し、2) 転移遺伝子からタンパク質合成が可能となり、さらに、3) 合成されたタンパク質を共生細菌に運ぶ輸送系が進化した。中でも、3が最も困難と考えられており、「オルガネラ」と「細菌」を区別する指標とされる。農業害虫として知られるアブラムシは、腹部体腔内に「菌細
Posted On 20 10月 2014
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O35-03 : 昆虫-細菌内部共生における協力的な殺虫剤解毒メカニズム

佐藤 由也1,小池 英明2,竹下 和貴2,佐藤 浩昭1,Navarro Ronald1,伊藤 英臣2,堀 知行1,菊池 義智2 1産総研・環境管理技術研究部門, 2産総研・生物プロセス研究部門, 3, , 細菌との内部共生は自然界で広くみられる一般的な現象である。動物や植物の体内において、共生細菌は食物の分解や不足栄養素の供給に寄与し、宿主の成長と繁殖に重要な役割を果たす。最近我々は、農業害虫であるカメムシ類が土壌中のフェニトロチオン(有機リン系殺虫剤の一種で通称MEP)分解細菌であるBurkholderia sp. SFA1株を体内に共生させ、MEP抵抗性を獲得
Posted On 20 10月 2014
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