JS5-4:

バイオ肥料を利用した水稲の増収減肥栽培技術の実用化

横山 正1, 大津 直子1, 岡崎 伸1, 小島 克洋1, 山谷 紘子2, 吉川 正巳3, 寺内 良平4, 高木 宏樹4, 阿部 陽4 1東京農工大学大学院農学研究院, 2日本大学生物資源学部, 3京都府農林水産技術センター農林センター環境部, 4岩手生物工学研究センター   1970年代頃から、土壌微生物学分野の研究において、作物根圏に生息する一群の微生物が様々な養分吸収を促進させ、作物の生産性向上に役立つことが明らかとなってきた。これらの研究は、当初、収量増加を主目的としたものであったが、化学肥料削減による低コスト化や環境負荷軽減に資するものとして近
Posted On 06 10月 2015
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JS6-4:

The development of soil microbial community during vegetation recovery and pedogenesis on the new volcanic deposits of Miyake-jima

GUO, Yong1, HIRANO , Akinori1, FUJIMURA, Reiko1, SATO, Yoshinori2, NISHIZAWA, Tomoyasu1, KAMIJO, Takashi3, NARISAWA, Kazuhiko1, OHTA, Hiroyuki1 1Ibaraki University College of Agriculture, 2National Research Institute for Cultural Properties Tokyo, 3Faculty of Life and Environmental Sc
Posted On 06 10月 2015
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JS7-4:

温暖化に伴う感染症の分布変化

前田 健 山口大学中高温微生物研究センター 温暖化に伴い様々な生態系の変化が起こっている。ウイルス感染症においても地球温暖化の影響は大きく、その一番顕著な例が節足動物媒介感染症である。デング熱と日本脳炎を例に挙げて説明する。 1)デング熱 昨年、国内でデング熱の流行があった。国内での流行は、ヒトスジシマカが媒介していたが、東南アジアではネッタイシマカがデングウイルスを媒介している。国内にネッタイシマカが存在しないことから、国内での定着はないと予測されている。しかし、ネッタイシマカが生息した場合は、このように安心してはいられなかったであろう。ネッタイシマカは、台湾ま
Posted On 06 10月 2015
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JS8-4:

コケ植物の葉緑体を取り囲む藍藻由来の細胞壁構成要素ペプチドグリカン

高野 博嘉 熊本大学大学院自然科学研究科 ミトコンドリアと葉緑体はそれぞれ原核生物の細胞内共生によって発生したオルガネラ(細胞小器官)であり、分裂によってのみ細胞内でその数を増やすことができる。葉緑体の祖先と考えられている藍藻は、細胞壁の構成要素としてペプチドグリカン(PG)を持っている。PGは多糖グリカン鎖がペプチド側鎖間の架橋により安定化しており、細菌に物理的強度を与えるとともに、分裂時の隔壁形成にも関わっている。一次共生植物の初期に分岐した灰色植物を除き葉緑体にPG層が見いだされたことはなく、葉緑体は二重の包膜のみを持つと教科書や辞書にも明記されている。しか
Posted On 06 10月 2015
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JS9-4:

ジャガイモ根圏の分子生態学的解析及びそうか病防除のための土壌改良資材・有用微生物の選抜

金澤 恵1, 三星 暢公1, 紀岡 雄三1, 野口 勝憲1, 福吉 賢三2, 富濱 毅3, 池田 成志4 1片倉チッカリン株式会社, 2長崎県農林技術開発センター, 3鹿児島県農業開発総合センター, 4北海道農業研究センター  我々のグループではジャガイモ主要産地におけるそうか病抑制効果を有する可能性のある肥料・資材、有用微生物の評価・選抜とジャガイモ根圏の分子生態学的及び植物病理学的解析に関する研究を実施している。肥料・土壌改良資材等を施用したジャガイモ根圏からの共生微生物を分離し、ポットでの小規模室内実験系を中心にした有用微生物候補菌株の選抜を行っている。 長
Posted On 06 10月 2015
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JS12-3:

珪藻Chaetoceros tenuissimusとそれに感染するウイルスの鬩ぎ合いと共生関係

木村 圭1, 外丸 裕司2 1佐賀大低平地沿岸セ, 2水研セ瀬戸水研 珪藻は海洋基礎生産量の3〜7割を担うとも言われる重要生産者であり、珪藻の挙動に影響を与える因子の解明は海洋生態系の理解には欠かせない。2000年代初め、珪藻のブルーム崩壊に影響を与える可能性のある、珪藻感染性ウイルスが発見された。その後、沿岸域でブルームを形成する小型浮遊性珪藻C. tenuissimusとウイルスの挙動調査が数年間に亘って実施された。その結果、現場におけるウイルスの増加は宿主個体群のブルームと密接に関係しているものの、ウイルスが必ずしもブルーム崩壊の決定要因にはならない可能性が
Posted On 06 10月 2015
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JS13-3:

バレイショ・テンサイ有用細菌の野菜類に対する接種効果

野見山 孝司1, 関口 博之1, 岡崎 和之2, 森 一幸3, 富濱 毅41農研機構近中四農研, 2農研機構北農研, 3長崎農林技開セ, 4鹿児島農総セ 【背景・目的】 2011年~2013年度にかけて実施した気候変動プロB6系において、バレイショ、テンサイに生育促進効果を有する複数種の有用細菌を選抜した。2014年度から実施している農食事業(26065B)では、有用細菌の接種効果の向上を図るとともに、他の野菜類への適用範囲の拡大を試みている。 【方法および結果】 (1) バレイショに対するバレイショ有用細菌の接種効果(長崎県)  バレイショにおける有機物資材の施
Posted On 06 10月 2015
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JS14-3:

未利用エネルギー資源開発への地圏微生物学の挑戦

眞弓 大介1, 玉澤 聡2, 玉木 秀幸2, 前田 治男3, 若山 樹, 五十嵐 雅之3, 鎌形 洋一2, 坂田 将1 1産総研・地圏資源, 2産総研・生物プロセス, 3INPEX  天然ガス資源としてのメタンは人類にとって「良いメタン」である。そのような良いメタンは油田やガス田、炭田、海底下メタンハイドレートなど地下に広く分布しており、そのうちの大部分は地下の(堆積)有機物が地熱によって分解され生成する熱分解起源のメタンとされる。一方で、堆積有機物の微生物分解によって生成した微生物起源のメタンは可採天然ガス資源量の20%以上を占める。現存する微生物起源のメタンは
Posted On 06 10月 2015
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JS15-3:

比較機能解析によるシアノバクテリアの環境適応機構の解明

得平 茂樹 首都大・生命  酸素発生型の光合成を行うシアノバクテリアは、光と水、そしてわずかな無機物によって生育することが可能である。そのため、光を利用できるほぼ全ての環境で見られ、その棲息域は海や湖沼、温泉などの水圏から、砂漠などの陸域にまで拡がっている。シアノバクテリアは、非常に多様な環境因子の変化に対して適応することができる驚くべき能力を持っている。シアノバクテリアの環境適応機構に関する研究は、この20年、ポストゲノム解析により飛躍的に進展した。Synechocystis sp. PCC 6803などのモデルシアノバクテリアを用いて、環境変化の感知とそのシグ
Posted On 06 10月 2015
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JS16-3:

複数コピーゲノムを持つシアノバクテリアの細胞増殖戦略

渡辺 智1, 大林 龍胆1,3, 山本 純也1, 兼崎 友2, 千葉櫻 拓1, 吉川 博文1,3 1東京農業大学、応用生物科学部、バイオサイエンス学科, 2東京農業大学、生物資源ゲノム解析センター, 3JST、CREST シアノバクテリアは酸素発生型光合成を行う原核藻類である。中でも淡水性シアノバクテリアSynechococcus elongatus PCC 7942 (S. 7942)やSynechocystis sp. PCC 6803(S. 6803)は光合成のモデル生物として多くの研究が行われて来た。S. 7942やS. 6803は細胞あたり複数コピーのゲ
Posted On 06 10月 2015
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