S12-02 : 植物-微生物共生における共通性と多様性:根粒菌と菌根菌
坂本 一憲 1千葉大学・大学院園芸学研究科 マメ科植物には根粒菌とアーバスキュラー菌根菌(AM菌)が二重に共生している。両共生菌は宿主から光合成炭素の供給を受けながら、根粒菌は固定した窒素を宿主へ供給し、AM菌はリン酸等の供給と宿主の環境ストレス耐性や病害抵抗性を高める働きをしている。菌根共生系は約4億年前に始まり、根粒共生系は約6,500万年前に菌根共生系を基礎にして構築されたと考えられている。これまでにマメ科モデル植物を用いた解析によって、共生菌からのシグナルを宿主が受容する初期伝達経路(CSP)に両共生系の共通基盤があることが知られている。しかしマメ科植物に
Posted On 20 10月 2014