O11-06 : 亜ヒ酸濃度が土壌中の亜ヒ酸酸化細菌群集構造に及ぼす影響

董 典涛1,山村 茂樹2,山口 紀子3,牧野 知之3,天知 誠吾1 1千葉大・園芸, 2国立環境研, 3農環研 亜ヒ酸酸化細菌は土壌中亜ヒ酸の酸化に相当の影響を及ぼすことが知られている(Dong et al., SSPN, 2014) 。しかしながら、亜ヒ酸濃度が土壌の亜ヒ酸酸化速度や亜ヒ酸酸化細菌群集構造に及ぼす影響はよく分かっていない。そこで本研究では、国内の水田土壌を種々の濃度の亜ヒ酸と共に培養し、その酸化速度と微生物群集構造の変化を調べた。土壌スラリーに亜ヒ酸を終濃度0.05、0.5、5 mMとなるように添加し、好気条件で振盪培養を行った。HPLC-ICP
Posted On 20 10月 2014
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O12-06 : Diversity of microbial arsenic transformation pathways associated with arsenic cycling in the environment

Hamamura Natsuko1 1CMES, Ehime Univ. Arsenic (As) is a naturally occurring toxic element widely distributed in nature. Despite its toxicity, microorganisms have developed mechanisms to tolerate As and utilize the element for respiratory metabolism. Although various microorganisms have
Posted On 20 10月 2014
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O13-06 : 共生菌を用いたDehalococcoidesの活性化によるジクロロエチレンの浄化促進効果の確認

山副 敦司1,高畑 陽2,伊藤 雅子2,内野 佳仁1,三浦 隆匡1,藤田 信之1 1NITE・NBRC, 2大成建設 嫌気性バイオレメディエーションによるテトラクロロエチレンやトリクロロエチレン(TCE)の浄化では、シス-1,2-ジクロロエチレン(cis-DCE)が長期的に蓄積する場合がある。そこで、cis-DCE以降の脱塩素化に関わるDehalococcoides属細菌(Dhc菌)の速やかな活性化が重要であるが、環境中におけるDhc菌の存在比率は低く、また、増殖も遅いことから、浄化に時間を要することが多い。我々のグループでは、Dhc菌の脱塩素活性を促進するUCH
Posted On 20 10月 2014
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O21-06 : 生ごみ処理を基盤とした固相型微生物燃料電池の構築

千葉 悠介1,松田 智1 1静大・院・工 生ゴミ処理を行いながら電力も生産できるシステムとして、固相型微生物燃料電池の構築を試みた。これまで堆肥化を基盤とした固相型微生物燃料電池の研究例はいくつか存在するものの、その数は極めて少ない。そこでまず、これまでに報告されている固相型微生物燃料電池の条件を検討し、生ごみ処理との併用を最適化することを目的とした。 本研究では、固相型微生物燃料電池用資材として腐葉土、市販の分解促進剤、活性炭、モデル生ごみとしてドッグフードを用いた。そしてそれぞれの材料の必要性及び効果を検証した。その結果、基質であるドッグフードなしの系では発電
Posted On 20 10月 2014
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O11-05 : Comparative analysis of microbial diversities in volcanic soils under sulfate reducing conditions

Szedlacsek Orsolya1,Shibuya Yoshihiko1,Suto Koichi1,Inoue Chihiro1 1Grad. Sch. Environ. Studies, Tohoku Univ. In this study we investigated the activity and diversity of sulfate reducing bacteria in various volcanic soils. Four volcanic soils, from different volcanic areas in Miyagi P
Posted On 20 10月 2014
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O12-05 : 好熱性繊維状鉄還元細菌の細胞外電子伝達能および細胞繊維導電性

川市 智史1,橋本 和仁2,中村 龍平1 1理研・環境資源科研究セ, 2東大・院・工・応用化学 異化的鉄還元能は広く原核生物に分布する能力であり、鉄還元微生物の中には電極を電子受容体として利用し電流を産生するものが存在する。我々はこれまで、電気化学的手法を用いることで、Chloroflexi門に属する繊維状鉄還元細菌(Ardenticatena maritima 110S株)において、その細胞外電子伝達能を確認している。また、非導電性アモルファス鉄 (ferrihydrite) を培養系に添加することにより、生成する電流値が上昇を観察した。これは110S株が不導体
Posted On 20 10月 2014
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O13-05 : 高活性リグニン分解菌Phanerochaete sordida YK-624株によるイミダクロプリド分解機構の解明

王 剣橋1,河岸 洋和1,2,3,平井 浩文1,2 1静大院・農, 2静大・グリーン研, 3静大・創造科技院 イミダクロプリド(IMI)は、ネオニコチノイド系殺虫剤であり、昆虫神経のシナプス後膜のニコチン性アセチルコリン受容体に結合し、神経の興奮とシナプス伝達の遮断を引き起こすことで殺虫活性を示す。最近EUは、ネオニコチノイド系農薬のうち 3 種の殺虫剤の暫定使用禁止措置の実施を決定した。また、広く使用されているIMI及びアセタミプリドが脳の発達を阻害し、人間の健康に危険を及ぼす恐れがあるとの警告を発した。そこで本研究では高活性リグニン分解菌Phanerochae
Posted On 20 10月 2014
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O21-05 : 比較ゲノム解析によるPseudomonas stutzeri NT-Iのセレン代謝関連遺伝子群の推定

黒田 真史1,秋山 直之1,池 道彦1 1阪大・院 工 【背景・目的】好気性セレン酸還元細菌Pseudomonas stutzeri NT-Iは、水溶性のセレン酸・亜セレン酸を、不溶性の元素態セレンを経て揮発性のメチル化物にまで還元する高いセレン代謝能力を有している。本菌株はセレン汚染水環境や排水の生物学的浄化技術への適用も期待されることから、そのセレン代謝機構は極めて興味深い。本研究は、特にNT-I株の亜セレン酸還元及びセレン揮発化機構の解明を目的として、近縁株との比較ゲノム解析により関連遺伝子群の推定を行った。 【結果】分譲機関より取得した4株のP. stut
Posted On 20 10月 2014
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O27-05 : 太陽熱土壌消毒が土壌微生物群集に及ぼす影響の解析

横江 和典1,前坂 昌宏2,浅川 晋2 1名大・農, 2名大・院・生命農 [目的]太陽熱土壌消毒は臭化メチル剤代替技術として普及が期待されている。本消毒では土壌が高温となり病原菌が死滅するだけでなく、土壌微生物群集全体も大きな影響を受けると考えられるが、病原菌以外の土壌中の微生物への影響は十分には調査されていない。そこで、太陽熱土壌消毒が土壌中の細菌、糸状菌、アンモニア酸化細菌群集に及ぼす影響を室内培養実験とハウス試験により分子生態学的手法を用いて解析した。[方法]土壌を容器に入れ密閉し、恒温器内で45℃の熱処理を14日間行い、経時的に土壌試料を採取した。また、太
Posted On 20 10月 2014
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O11-04 : 保全型農地の土壌微生物群集の決定機構

金子 信博1,南谷 幸男1,三浦 季子1,荒井 見和1,角田 智詞1,鹿山 博之1 1横国大・院・環境情報 不耕起栽培や、化学合成物質の不使用など、慣行農法から保全型農法への転換が世界レベルで進行している。土壌管理の変更にともなって、土壌に対する攪乱や土壌生物にとっての資源状態の変化が起こる。慣行と不耕起・草生(雑草を地上部刈り取りで管理)栽培を比較している圃場における土壌微生物群集を、土壌の化学性、物理性および、他の土壌生物とともに調べた。群集構造の違いを、物理的攪乱(年2回の耕起)、化学的攪乱(年2回の有機肥料施肥)、および土壌構造の変化との関係において捉えた
Posted On 20 10月 2014
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