P25-38 : 緑膿菌のQuorum sensingが口腔バイオフィルムを制御する?
森永 花菜,稲葉 知大,大浦 啓,豊福 雅典,内山 裕夫,野村 暢彦 1筑波大・院生命環境, 2, 3, , 【背景と目的】環境常在菌である緑膿菌は、口腔内にも存在することが知られている。口腔における緑膿菌は非常に数の少ないマイナーな細菌だが、口腔ケアが不十分な高齢者では高頻度に検出され、敗血症や感染性心内膜炎、誤嚥性肺炎と言った重篤な疾患の原因となる。通常、口腔内には数百種の細菌が存在し、それらがバイオフィルム(BF)を形成することで恒常性が保たれている。こうした中で、緑膿菌が病原性を発揮するためには、常在菌を抑え、口腔で優占化する必要があるが、その機構について
Posted On 20 10月 2014