O11-12 : アルギン酸ビーズを利用したフィチン分解菌の局所的集積培養

原 新太郎1,宇野 亨1,田島 亮介1,伊藤 豊彰1,齋藤 雅典1 1東北大・院・農 【概要】植物残渣のモデル物質としてフィチン(IHP)含有アルギン酸ビーズを利用し、選択的にIHP分解菌を増殖させて目的とするIHP分離菌の分離に成功した。【背景】種子などの植物残渣に含まれるIHPは土壌中の重要なP(リン)源である。植物に共生するアーバスキュラー菌根(AM)菌はこれを直接吸収することはできないが、IHP分解で生じた無機態PをAM菌に供給するIHP分解菌の存在が予想される。しかし、植物残渣にはIHP以外のPが含まれるため、そこから分離した細菌が実際にIHPを分解した
Posted On 20 10月 2014
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O12-11 : 紅色光合成細菌Rhodopseudomonas palustrisの非増殖細胞における代謝・転写プロファイルの特徴

KANNO Nanako1,MATSUURA Katsumi1,HARUTA Shin1 1首都大学東京・院・生命 In natural environments, bacterial growth is often restricted by nutrient limitation. We reported that viability and ATP level of purple photosynthetic bacteria under starvation conditions were supported by illumination. To exa
Posted On 20 10月 2014
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O11-11 : 水田土壌における転炉スラグおよびバイオ炭・シアノバクテリアの施用が温室効果ガスに与える影響

花澤 俊祐1,Muhammad Aslam Ali2,Singla Ankit1,岩佐 博邦1,3,劉 冬艶4,渡邉 健史4,浅川 晋4,程 為国5,犬伏 和之1 1千葉大・院・園芸, 2Bangladesh Agri. Univ., 3千葉農総研セ, 4名大・院・生命農, 5山形大・院・農 [目的]持続可能な農業の推進と共に、バイオ炭や転炉スラグといった有機質・リサイクル資材の効果について注目が集まっている。一方で、減肥による経費削減、環境負荷低減を目指し、アゾラやシアノバクテリアなどによる生物的窒素固定の影響を明らかにする試みも進められている。しかしながら、こ
Posted On 20 10月 2014
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O12-10 : シアノバクテリアにおける乾燥適応の分子機構

得平 茂樹1,2,4,Fan Xing-Yan1,木村 聡3,大森 正之2,3 1首都大学東京・院・生命, 2中央大・生命, 3埼玉大・分子生物, 4JST・さきがけ 酸素発生型の光合成により特徴づけられるシアノバクテリアは、非常に多様な生物群である。シアノバクテリアは、光と水、そしていくつかの無機物のみで生育することができるため、光を利用できるほぼ全ての環境に存在している。その棲息域は、海や湖沼などの水圏のみならず、陸上にも拡がっている。Nostoc communeなどの陸棲シアノバクテリアは、非常に高い乾燥耐性を示すことが知られている。100年近く乾燥状態で保
Posted On 20 10月 2014
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O11-10 : 水田土壌に生息する好中性微好気性鉄酸化細菌の分離

渡邉 健史1,中筋 悠太2,坂 紀邦3,本庄 弘樹3,浅川 晋1 1名大・院・生命農, 2名大・農, 3愛知農総試 水田土壌における生物的鉄酸化反応は、分子状酸素による非生物的反応の優位性からこれまでほとんど考慮されてこなかった。本研究では、微好気条件下で水田土壌表面に形成した酸化鉄沈着細菌コロニーより鉄酸化細菌を分離し、生物的鉄酸化反応の理解に向けた知見を得ることを目的とした。安城農業技術センターより落水期に採取した水田土壌を湛水条件下で前培養し、土壌を還元状態に移行させた。前培養した土壌を試験管に移し、わずかに酸素透過性を示す二重合成ゴム栓で密閉した後、気相を
Posted On 20 10月 2014
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O13-09 : 2,4-D分解菌Y1株による汚染土壌浄化における微生物相の多様性評価

Sato Yuki,Umemoto Honoka,Chang YoungCheol,Kikuchi Shintaro 室蘭工大院・工・応用理化学 2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)は、有機塩素系農薬の一種であり、除草剤として世界中で広く使用されてきた。2,4-Dは残留性が高く、土壌から検出される事例もあることから、経済的で効果的な処理方法が世界各地で研究されている。一方、当研究室での既報の研究により、2,4-D分解能を有するCupriavidus sp. Y1菌株の利用可能性が判明した。そこで、本研究ではPCR-DGGE法を用いて2,4-D分解菌Y1株に
Posted On 20 10月 2014
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O12-09 : 多系統のシアノバクテリアからみえるクロロフィルfの誘導様式とエネルギー移動の共通性

大野 智輝1,松本 翔吾1,大久保 智司2,神川 龍馬1,宮下 英明1 1京大・院・人間・環境, 2埼玉大・院・理工 【背景と目的】我々は,琵琶湖沿岸の藻類マットからクロロフィルf(Chl f)を含むシアノバクテリア(藍藻と略記する)KC1株を分離し,Chl fが遠赤色光照射下で生育した細胞にのみ検出されること,天然および人工の藻類マットにおいて可視光が欠乏し遠赤色光が優勢になる層において検出されることなどを明らかにしてきた。現在,Chl f合成が藻類マット等の光遮蔽環境において生残するために獲得された補色適応であると考えている。本研究では,すでに我々が淡水や海洋
Posted On 20 10月 2014
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O11-09 : 太陽熱土壌消毒処理がハウス土壌の繊毛虫群集に及ぼす影響

村瀬 潤1,篠原 陽子2,横江 和典3,浅川 晋1,橋本 和義4 1名大・院・生命農, 2宮崎総農試, 3名大・農, 4中央農総研セ 太陽熱土壌消毒は、臭化メチルに代わる土壌消毒技術として作物の病害防除に利用されているが、病原菌以外の土壌微生物に対する影響については十分な知見がない。繊毛虫は、捕食を通じて細菌群集や物質循環に重要な影響を与えているとともに、土壌環境を反映する生物指標としても認識されている。本研究では、太陽熱土壌消毒に対する土壌繊毛虫群集の応答を解析した。 宮崎県総合農業試験場のトマト栽培ハウス圃場において、2013年夏季に「宮崎型太陽熱消毒」による
Posted On 20 10月 2014
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O13-08 : ヒ酸還元細菌とメディエーターを用いたヒ素汚染土壌のバイオレメディエーション手法の検討

須藤 崇行1,山村 茂樹2,天知 誠吾1 1千葉大院・園芸, 2国立環境研究所 現在ヒ素汚染土壌は封じ込めや掘削除去により処理されているが、土壌自体からヒ素を除去する事はできず根本的な解決には至らない。無機ヒ素はヒ酸還元細菌によって吸着性の低い亜ヒ酸に還元され、液相に溶出する性質を持つ。これまでに酸化還元メディエーターによってヒ素可溶化反応が促進される事が明らかになっており、これを用いて土壌中のヒ素を可溶化・除去する技術の確立が期待されている。本研究では土壌細菌群及びメディエーターの種類によるヒ素可溶化能の違いを調べると共に、実用化を見据えてヒ素可溶化に関わる主要
Posted On 20 10月 2014
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O12-08 : Rhodococcus sp. Br-6株による複数の酸化還元メディエーターを介した臭素酸還元メカニズムの解明

玉井 奈生子1,天知 誠吾1 1千葉大・院・園芸 臭素酸(BrO3–)は浄水場でのオゾン処理によって臭化物(Br–)が酸化され発生する物質で、発がん性が報告されている。微生物による臭素酸還元の報告は複数存在するが、還元速度は非常に遅く、そのメカニズムにも不明な点が多い。我々は、既知細菌と比較して100倍以上速い臭素酸還元速度を示す土壌細菌Rhodococcus sp. Br-6株を分離している。本研究では、Br-6株による臭素酸還元の詳細なメカニズムの解明を目的とした。Br-6株による臭素酸還元は、微好気条件下においてのみ効率的に進行し、酢
Posted On 20 10月 2014
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