PI-153:

ファージディスプレイ法によるプログラム細胞死誘導物質の探索

大田 悠里1, 宮本 龍樹1, 横田 亜紀子2, 佐々木 章2, 常田 聡1, 野田 尚宏1,2 1早大院・生命医科, 2産総研・バイオメディカル 【目的】プログラム細胞死は多細胞生物の発生や恒常性維持のために不可欠な生体機構であり、微生物においても個のみならず、集団維持のための制御機構としての役割が明らかになりつつある。微生物においてプログラム細胞死に関与している機構の一つとしてToxin-Antitoxin system (TA system) が知られている。TA systemは毒性タンパクであるToxinと抗毒性タンパクであるAntitoxinからなり、通
Posted On 06 10月 2015
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PI-152:

紅色光合成細菌の増殖の定常期における熱ストレス耐性の低下

松浦 克美2, 大西 美波1, 菅野 菜々子2, 春田 伸2 1首都大・生命, 2首都大院・生命 細菌培養時の定常期の細胞は、増殖期に比べて様々なストレスに対する耐性が上昇すると一般的に言われている。このようなストレス耐性上昇は増殖に不利な環境で細胞集団全体を生き残らせる戦略と考えられている。紅色光合成細菌Rhodopseudomonas palustrisは紅色光合成細菌の中でも土壌や水田などに広く分布する細菌である。当研究室は、本細菌は栄養源飢餓条件下での生残力が他の光合成細菌に比べて高いことを報告している。しかし定常期におけるストレス耐性についてはよくわかっ
Posted On 06 10月 2015
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PI-151:

Anammox活性に対する20物質(重金属,キレート剤,アミン類,有機溶媒)の影響I. 〜小スケール回分試験による短期的阻害の定量と比較〜

中村 知喬1, 針ヶ谷 優生1, 黒岩 恵1, 木村 裕哉2, 井坂 和一2, 諏訪 裕一1 1中央大・院理工, 2日立製作所 【はじめに】 嫌気性アンモニア酸化(anammox)活性に対する化学物質による阻害は,おもに,模擬リアクターによる排水処理効率への影響として検討されてきた。この方法では,多数の物質について系統的なデータを取得し,比較することが困難である。これを解消するため,本研究では小スケール回分試験系を確立し,20種の物質(7重金属,4有機溶媒,5アミン類,および4キレート剤)がanammoxに及ぼす影響を同一条件で定量的に比較検討した。 【方法】 重
Posted On 06 10月 2015
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PI-150:

Anammox活性に対する20物質(重金属,キレート剤,アミン類,有機溶媒)の影響II. 〜実験データの動力学モデルへの回帰とKi値の推定〜

針ヶ谷 優生1, 中村 知喬1, 黒岩 恵1, 木村 裕哉2, 井坂 和一2, 諏訪 裕一1 1中央大・院理工, 2日立製作所 【目的】 我々は,新たに確立した小スケール回分試験系を用いて, 20種の物質(7重金属,4有機溶媒,5アミン類,および4キレート剤)がCa. Brocadia sp.の集積培養系のanammox活性に及ぼす影響を定量的に解析した。その結果,15種類の物質は活性を阻害し,各物質の濃度と相対活性の関係には,閾値が存在する場合(4物質)と,阻害物の濃度の上昇につれて見かけ上直線的あるいは指数的に活性が減少する場合(11物質)があった。ここでは,
Posted On 06 10月 2015
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PI-149:

緑色糸状性光合成細菌Chloroflexus aggregansのシステインに依存した独立栄養生育

合志 真衣, 松浦 克美, 春田 伸 首都大 院・生命 光合成細菌Chloroflexus aggregansは酸素非発生型の光合成細菌で、温泉環境中で多種の細菌と微生物集合体(バイオマット)を形成している。本菌はゲノム内に炭酸固定の遺伝子(3-hydroxypropionate pathway)を持っているが、単独で培養した際の独立栄養生育は確認されていない。当研究室の先行研究でバイオマット中に共存する酢酸を産生する発酵細菌と共培養させたところ、C. aggregansの独立栄養生育を確認した。発酵細菌のみで培養させたところ、共培養系では見られなかった酢酸の蓄積
Posted On 06 10月 2015
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PI-148:

微細気泡による大腸菌と発光細菌の活性化と制御に関する研究

山梨 由布, 伊藤 司 群馬大学 本研究はバクテリアと微細気泡の関係を培養効果の観点から探る基礎研究である。近年 、微細気泡の様々な効果について医療、農業、工業など多様な分野から注目を集めている が、比較的新しい分野であるためエビデンスに乏しい。たとえば、微細気泡の送気と粗大 気泡の送気ではバクテリアの増殖に違いが認められているがそのメカニズムは明らかでな い。本研究では微細気泡がバクテリアの培養に与える影響を明らかにするため、大腸菌と 発光細菌を対象として培養時に純酸素あるいは空気の微細気泡を供給し、粗大気泡を用い た培養や振とう培養との違いを比較検討した。 微
Posted On 06 10月 2015
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PI-147:

シングルセルレベルでのldhA発現のゆらぎと休止細菌形成の関連性

一色 理乃1, 河合 祐人1, 松本 慎也1, 常田 聡1 1早大院・先進理工, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10 【目的】単一細菌種の集団中において、各細菌で増殖速度に不均一性がみられる。また、抗生物質は細菌の増殖を標的としているため、persister (休止細菌) と呼ばれる非増殖性の細菌はその作用から逃れることができる。休止細菌は、遺伝的な多様性ではなく表現型の変異により発生することが知られており、遺伝子発現解析が進められている。我々はこれまでに、大腸菌を用いて休止細菌を検出するマーカー株を作製した。そして、確率的に発生する休止細菌を分
Posted On 06 10月 2015
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PI-146:

異なるプラスミドが宿主に与えるコストの評価

片岡 大亮1, 道羅 英夫2, 鈴木 智大2, 金原 和秀1, 新谷 政己1 1静大院・総合科技・工, 2静大,グリーン研 【目的】プラスミドは種々の微生物間を接合伝達によって伝播可能な遺伝子の運び手であり,微生物の急速な進化・適応に寄与する.プラスミドがどのような微生物に,どの程度の頻度で伝播するのか,またその宿主にどの程度の負荷を与えるのかという情報は,微生物生態を理解する上で重要である.我々は,IncP-1群に属するプラスミドpBP136の伝播可能な宿主の種類や伝達頻度を比較してきた.その過程で同一の菌株Pseudomonas putida mt-2株に由来
Posted On 06 10月 2015
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PI-145:

網羅的遺伝子発現解析を用いた増殖に伴う大腸菌の比重多様性の解明

佐々木 謙1,2, 水野 敬文2, 関口 勇地2, 青柳 秀紀1, 野田 尚宏2 1筑波大院・生命環境, 2産総研・バイオメディカル  対数増殖期の細菌は、培地中の栄養源の枯渇や分泌物質の蓄積といった生育環境の変化を理由に定常期へと移行する。その移行の際には、細胞の小型化、細胞の球形化、核様体の凝集、細胞壁組成の変化などが起こることが一般的に知られているが、大腸菌では比重の多様性が変化することも知られている。既往の研究で、対数増殖期と定常期の大腸菌(単一株)培養液をPercoll密度勾配遠心したところ、各増殖期において比重が明確に異なる複数の細胞集団が生じることが
Posted On 06 10月 2015
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PI-144 (JTK):

Identification of genes involved in the catabolism and stress response to octylphenol polyethoxylates (Triton X-100) in Pseudomonas nitroreducens TX1 by transposon mutagenesis

Tsai, Po-Chun1, Tuan, Nguyen Ngoc1, Yeh, Chen-Wei1, Huang, Shir-Ly1, Lee, Kyoung2 1Dept. Life Sci., Natl. Central Univ., Taiwan, 2Dept. Bio Health Sci., Natl. Changwon Univ., Korea Octylphenol polyethoxylates (OPEOn, Triton X-100) and nonylphenol polyethoxylates (NPEOn, Triton N-101)
Posted On 06 10月 2015
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