P13-06 : ウシ・ルーメン微生物のセルラーゼおよびキシラナーゼ活性を利用したメタン発酵システムの開発

馬場 保徳1,2,李 哲揆3,多田 千佳1,福田 康弘1,齋藤 雅典1,中井 裕1 1東北大・院・農, 2JSPS, 3東大・院・農 【背景・目的】 植物性バイオマスをメタン発酵に供する場合、リグノセルロースの可溶化が律速段階となる。一方、と畜場廃棄物であるルーメン液(ウシ第一胃内容物)には、リグノセルロース分解微生物や酵素が含まれている。このことに注目し、ルーメン液を生物触媒として、前処理に用い、メタン生産量の向上を検討することにした。 【方法】 植物性バイオマスとしては、古紙およびナタネ栽培残さ(おもに茎葉部)を用いた。細切後、ルーメン液中で、嫌気条件下、37
Posted On 20 10月 2014
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P13-05 : 微生物燃料電池による低環境負荷嫌気性排水処理システムの検討

細川 拓也1,鈴木 渓2,餅原 弘樹1,久保田 博子1,田代 陽介1,二又 裕之1 1静大・院・工, 2静大・創造科技院 現在、全国で用いられている排水処理技術として活性汚泥法が挙げられる。この処理方法は高処理速度や窒素除去などの利点を持つが、曝気による多大なエネルギーコスト、大量の余剰汚泥の発生、またその焼却処理による多量の二酸化炭素発生などの問題点があり、環境に対する負荷の低減が求められている。そこで嫌気的排水処理が挙げられるが、実用化のためには都市排水などの低濃度排水での処理効率を向上させる必要がある。本研究では、微生物燃料電池(MFC)を用いた電子フロー制
Posted On 20 10月 2014
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P13-04 : 固体炭素の構造がGeobacter属細菌の電流生産能に与える影響

土井 香澄1,後藤 裕子3,喜岡 渉1,平石 明4,Sandhu Adarsh5,吉田 奈央子2 1名工大・都市工, 2名工大・若手研究イノベーター養成セ, 3中部大・生命健康, 4豊橋技科大・環境生命工, 5豊橋技科大・電気電子工 我々は、黒鉛を化学的に酸化した炭素原子1層のシート状分子である酸化グラフェン(GO)を唯一の電子受容体とした選択培養により、GO還元物(rGO)によって電流生産微生物を集積・捕捉したアノードを作成できることを示してきた。本研究では、rGOが代表的な微生物燃料電池(MFC)のアノード素材である黒鉛フェルト(GF)に比べ電流生産性において
Posted On 20 10月 2014
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P13-03 : 多孔性セラミックスと活性炭が河川水中の微生物に及ぼす効果

鈴木 誠治1,千浦 博2,西川 文人1,大野 真実1,楢崎 大夢1,寺原 猛1,木暮 一啓2,今田 千秋1 1東京海洋大・院, 2東大・大気海洋研 災害時の河川水利用が提言される中,多摩川は環境基準B類型(BOD ≦3 mg/L)を達成し,量質とも供給源として充分だが,〜7E+7 cells/mLの微生物を含み水道水基準を満たせない.多孔性セラミックス(CR)と粒状活性炭(AC)は単体では河川水に滅菌作用を示さないが,混合物ではコロニー形成がなくなる予備知見を得た.従って電力がない災害時に生活用水を得る有効な手法になりえる.そこで,河川水中の微生物群集へのCRとA
Posted On 20 10月 2014
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P13-02 : 1,4-ジオキサン分解菌の単離と諸性状

坂口 有紀子1,鈴木 誠治1,今田 千秋1,小林 武志1,寺原 猛1 1東京海洋大・院 1,4-ジオキサン (以下ジオキサン) は両親媒性の有機溶剤であり、有機溶剤の安定剤、洗顔料、化粧品や塗料の溶剤などに幅広く使用されている。ジオキサンは通常の微生物では分解されず、ヒトに対する発がん性が疑われ、河川や地下水の汚染が懸念されている。当研究室では化学工場の活性汚泥よりジオキサン分解菌叢が発見されている。本研究では、この分解菌叢中より分解菌を単離し、その諸性状を調べて実廃水処理へ応用することを目的とした。 まず、ジオキサン分解菌叢から種々の培地を用いて細菌を単離した。
Posted On 20 10月 2014
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P13-01 : Candidatus saccharibacteriaの生理学的特性の解析と分離培養の試み

上原 亮平1,金田一 智規2,尾崎 則篤2,大橋 晶良2 1広大・院・工, 2広島大学院 工学研究院 社会基盤環境工学専攻 環境保全工学研究室 Candidatus saccharibacteriaに属する細菌は土壌、淡水、海水、活性汚泥、口腔内など様々な地域、場所で検出されている。メタゲノム解析により生態の詳細が分かりつつあるが、分離・培養の報告はまだ無く、その生理学的特性には不明な部分が多い。機能が未知の微生物の分離培養を行うには、増殖可能な有機炭素源の特定が不可欠である。複合微生物系で目的とする微生物の有機物利用特性を確認する方法としてMAR-FISH法やE
Posted On 20 10月 2014
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P12-11 : ホウレンソウ萎凋病発生リスク評価法の開発

佐藤 恵利華1,関口  博之1,村上 弘治2 1農研機構・近畿中国四国農業研究セ , 2農研機構・本部 【目的】Fusarium oxysporum f. sp. spinaciae(以下、FOS)によるホウレンソウ萎凋病発生リスクを評価する方法の開発を目的に、リアルタイムPCRによる土壌中のFOS密度測定法の開発およびFOS密度と発病程度の関係を調査した。 【方法】FOS密度を特異的に定量するため、FOSおよびF. oxysporumの他の分化型についてIGS領域の塩基配列を比較し、リアルタイムPCR用プライマーを設計・作成した。3種類の土壌(褐色低地土、黒ボク
Posted On 20 10月 2014
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P12-10 : ハクサイ黄化病発生圃場における発病程度と土壌の細菌相・糸状菌相・線虫相との関係

長瀬 陽香1,丹羽 理恵子1,松下 裕子1,池田 健太郎2,山岸 菜穂3,串田 篤彦4,岡田 浩明1,吉田 重信1,對馬 誠也1 1農環研, 2群馬県農業技術セ, 3長野県野菜花き試験場, 農研機構・北海道農業研究セ ハクサイ黄化病は、産地でしばしば激発し、減収を引き起こす土壌伝染性病害である。本病は、病原菌Verticillium dahliaeおよびV. longisporumにより引き起こされ、土壌中の植物寄生性線虫のキタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)により発病が助長されることが知られている。 今回、本病の発生と土壌の生物
Posted On 20 10月 2014
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P12-09 : 有機栽培・減農薬栽培土壌のキュウリ苗立枯病およびダイコン苗立枯病の発病抑制

吉原 周佑1 1東農工大・院・生物システム応用 【はじめに】無農薬・減農薬作物が注目されるようになり、農薬に頼らない農業が求められている。有機物施用やある種の土壌微生物群では植物病原菌の抑制効果が多数報告されており、農薬に代わる防除法としての応用が期待される。本研究では有機栽培土壌のキュウリ苗立枯病および減農薬栽培土壌のダイコン苗立枯病の発病抑止性の評価、またその要因について調査した。【材料・方法】病原菌接種試験においてキュウリ苗立枯病(Pythium aphanidermatum OPU854株)およびダイコン苗立枯病(Rhizoctonioa solani 1
Posted On 20 10月 2014
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P12-08 : Isolation of spore-forming bacteria from a Fusarium wilt-suppressive soil and their utilization against the major tomato soilborne pathogens

JAMILY ABDUL SALEEM1 1Tokyo University of Agriculture and Technology Fusarium-wilt caused by Fusarium oxysporum f. sp. lycopersici is one of the major constraints in tomato production. Chemical fungicides and soil disinfection with fumigants are the main commercially available options
Posted On 20 10月 2014
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