P25-30 : RNA干渉によるミカンキジラミ共生関連遺伝子の発現抑制

壇 勲興1,中鉢 淳1 1豊橋技科大, 2, 3, , ミカンキジラミ (Diaphorina citri) は、カンキツグリーニング病を媒介する、世界的に重要な農業害虫である。本種は腹部体腔内に「bacteriome」と呼ばれる共生器官を持ち、この細胞内に、世代を超えて垂直感染を繰り返す2種類の共生細菌Candidatus Carsonella ruddii (Gammaproteobacteria)及びCandidatus Profftella armatura (Betaproteobacteria)を保有している。当研究室の先行研究により、これら共生細菌の
Posted On 20 10月 2014
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P25-29 : ミカンキジラミ共生細菌から得られた新規ポリケチド「ディアフォリン」の活性評価

濱田 雅東1,杉野 明日香1,中鉢 淳1 1豊橋技科大, 2, 3, , ミカンキジラミ(Diaphorina citri, 半翅目・キジラミ上科)は、カンキツグリーニング病の媒介により柑橘類に致命的な被害を与える、世界的に重要な農業害虫である。本種は腹部体腔内に「bacteriome」と呼ばれる共生器官を持ち、2種類の共生細菌Candidatus Profftella armatura (Betaproteobacteria)とCandidatus Carsonella ruddii (Gammaproteobacteria)を収納している。我々の先行研究により
Posted On 20 10月 2014
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P25-28 : ホソヘリカメムシ腸内に発達する糖タンパク質とBurkholderia定着の関係

西 郁美1,仲山 賢一2,鎌形 洋一1,菊池 義智1,3 1北海道大・院農, 2産総研・バイオマスリファイナリー研究センター, 3産総研・生物プロセス部門, , 多くの動植物は体内に共生微生物を持つが、共生成立のメカニズムには不明な点が多い。幾つかの共生系において、宿主と共生微生物の相互認識に細胞表面の糖タンパク質が重要な役割を果たすことが知られている。ダイズの重要害虫として知られるホソヘリカメムシは、成長の過程でBurkholderia共生細菌を環境土壌中から取り込み、中腸に発達する袋状組織(盲嚢)内に保持することが知られている。しかし、土壌中に生息する数十万種
Posted On 20 10月 2014
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P25-27 : Wobachia population dynamics in collembolan Folsomia candida

Hou Li-Bo,Otaki Tatsuro,kaneko Nobuhiro,Nakamori Taizo 1横浜国大・院, 2, 3, , Wolbachia are intracellular bacteria and have been detected in the collembolanFolsomia candida. The infection of Wolbachia is essential for the reproduction of F.candida. For the basic understanding of their inter
Posted On 20 10月 2014
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P25-26 : シロアリ腸内細菌の網羅的な群集構造解析と比較解析

菅谷 快斗1,山田 明徳1,2,河内 雅人1,松島 慶1,井上 潤一3,雪 真弘4,守屋 繁春5,大熊 盛也3,本郷 裕一1,3 1東京工業大・院生命理工, 2長崎大・院水産・環境科学, 3理研・BRC-JCM, 理研・CSRS BMEP, 理研・長田抗生物質 【背景・目的】シロアリは植物枯死体を餌とするが、その分解のほとんどは腸内に共生する微生物群集が担う。これは原生生物・真正細菌・古細菌からなる複雑な共生系で、シロアリの生存に必須であるが、分離培養が困難なため、系統分類・生理・生態に関する知見は未だ不十分である。そこで本研究では、多様なシロアリ種の腸内細菌につ
Posted On 20 10月 2014
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P25-25 : 酵母マンナンによるウキクサ成長促進活性

倉本 歩1,菅原 雅之2,三輪 京子1,3,仲山 賢一4,森川 正章1,3 1北海道大・院環境科学院, 2東北大・院生命科学, 3JST-ALCA, 産総研・バイオマスリファイナリー研究センター, 我々は水生植物の根圏や葉状体表面に共生する微生物群を材料として、新しい植物—微生物間相互作用を探索している。今回、主要な微生物由来多糖類のひとつである酵母マンナンがコウキクサの成長を顕著に促進することを見いだしたので、報告する。 まず、植物用培地に酵母マンナンを加え、コウキクサを10日間生育させたところ、葉状体数、乾燥重量及びクロロフィル量の顕著な増加が認め
Posted On 20 10月 2014
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P25-24 : ウリ科植物ホモプシス根腐病菌の生存戦略

宍戸 雅宏1,酒井 睦1,高橋 遥1 1千葉大・院園芸, 2, 3, , 植物病原性Diaporthe属菌の中で,ウリ科植物ホモプシス根腐病菌(Diaporthe sclerotioides)のみが土壌病原菌として植物の地下部に感染するが,他の菌は全て植物の地上部に感染する。本研究では,なぜD. sclerotioidesだけがDiaporthe属の中で土壌病原菌として適応できたのかを明らかにするために,次の仮説を検証した。仮説1:D. sclerotioidesだけが土壌病原菌なのは,本菌のみが土壌中でも生存可能であり,他のDiaporthe属菌は土壌中では生存
Posted On 20 10月 2014
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P25-23 : 菌根共生の祖先を探る ─ケカビ亜門に見る植物-菌類共生系の多様性─

山本 航平1,2,出川 洋介3,広瀬 大4,山田 明義1 1信州大・農, 2学振DC, 3筑波大・菅平, 日大・薬, 菌根共生は植物が土壌養分を獲得するうえで重要な役割を果たしており, 現存する陸上植物の約9割が菌根を形成する. また, およそ4億6千万年前に植物が陸上への進出を成し遂げた際には, 菌根共生が重要な役割を果たしたと考えられている. 分子系統学的知見や菌根の化石の形態などに基づき, このときに主役を演じた菌根菌はグロムス門に属するアーバスキュラー菌根菌(AMF)であると考えられていた. しかし, Bidartondoら(2011)が苔類全般の共生菌を
Posted On 20 10月 2014
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P25-22 : アーバスキュラー菌根菌の内生菌糸と外生菌糸のRNA-seq解析

杉村 悠作1,半田 佳宏2,菊地 裕介3,江沢 辰広3,川口 正代司2,齋藤 勝晴1 1信州大・農, 2基礎生物学研究所, 3北海道大・院農学院, , アーバスキュラー菌根菌(AM菌)は植物根に感染し植物と共生関係を結ぶ菌類である。AM菌は土壌中に外生菌糸を広げる一方で、植物根内では養分交換の器官である樹枝状体を含む内生菌糸を形成する。外生菌糸と内生菌糸では生理的特徴が異なることがNMR等の解析から明らかになっていが、その詳細についてはほとんど分かっていない。本研究では、AM菌Rhizophagus irregularisのゲノム情報を利用し、外生菌糸と内生菌糸の
Posted On 20 10月 2014
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P25-21 : リン酸肥沃度の高い圃場におけるアーバスキュラー菌根菌:ネギへの接種効果と土着AM菌の分離

鈴木 貴恵1,田島 亮介1,原 新太郎1,清水 利規1,宇野 亨1,伊藤 豊彰1,齋藤 雅典1 1東北大・院農, 2, 3, , 本研究は,リン酸肥沃度の高い土壌で高リン酸条件に適応したアーバスキュラー菌根菌(AM菌)を探索することを目的とし,ネギを用いて試験を行った.(1)リン酸肥沃度が高い条件で管理されてきた圃場(可給態リン酸750-1200mgP2O5 kg乾土-1)において,市販接種菌Glomus sp. R-10(R10)を育苗段階で接種した区(M区)と非接種区を設け,2年間栽培試験を行った.また根に感染するAM菌の種類をrRNA遺伝子で解析し
Posted On 20 10月 2014
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