PG-102:

Acidobacteria門より初めて見出された新規水生植物成長促進細菌F183株の系統および生理機能の解析

米田 恭子1, 牧野 彩花1, 田中 靖浩2, 遠山 忠2, 森 一博2, 池 道彦4, 森川 正章3, 鎌形 洋一1, 玉木 秀幸1 1産総研・生物プロセス, 2山梨大院・医学工学総合, 3北大院・環境科学, 4阪大院・工  陸上植物は多様な植物成長促進細菌(plant growth promoting bacteria: PGPB)を根圏に擁していることが知られている。一方、陸上植物から進化して水中で生活するようになったと考えられている水生植物にも独自のPGPBが存在しうると考えられるが、既報の水生植物PGPBは1種(Acinetobacter calcoac
Posted On 06 10月 2015
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PG-101:

淡水環境に存在する異化的な硫黄代謝に関わる微生物の多様性

渡邉 友浩, 小島 久弥, 福井 学 北海道大学・低温科学研究所 アデニリル硫酸還元酵素は、異化的な硫酸還元と硫黄酸化に関わる酵素である。本酵素はアーキア2門とバクテリア4門の硫酸還元菌、およびアーキア1門とバクテリア3門の硫黄酸化菌に保存されており、硫黄循環に関わる微生物の多様性を調べるためのマーカー遺伝子として利用されている。本研究では、淡水環境に存在する硫酸還元菌と硫黄酸化菌の系統学的な位置付けを明らかにするために、6つの淡水湖沼から採取した水あるいは堆積物、2つの温泉から採取した微生物ストリーマーあるいは温泉水からアデニリル硫酸還元酵素のαサブユニット(A
Posted On 06 10月 2015
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PG-099:

湖堆積物および森林土壌からのoligotrophicなNitrosospira sp.の純粋分離

石川 裕士1, 磯部 一夫2, 浅野 智之1, 福原 康平1, 黒岩 恵1, 諏訪 裕一1 1中央大学理工学部, 2東京大学大学院農学生命科学研究科 【目的】 近年,自然環境でのアンモニア酸化におけるアンモニア古細菌(AOA)の貢献度の高さが注目され,AOAの純粋分離も相次いでいる。ただし,AOAが硝化の唯一の担い手ではなく,アンモニア酸化細菌(AOB)の役割も重要である。環境中では,oligotrophicなAOBが重要であると考えられているが,これをより深く研究するための純粋分離株が十分に存在し,維持されているとはいい難い。本研究では,堆積物および土壌を対象に
Posted On 06 10月 2015
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PG-098:

Bacilliにおける水銀耐性トランスポゾンの構築と遺伝子の水平伝播

松井 一彰1, 吉浪 賢史1, 成田 勝2, 簡 梅芳3, Phung Le4, Silver Simon4, 遠藤 銀朗5 1近畿大学理工学部, 2東北緑化環境保全株式会社, 3東北大学大学院環境科学研究科, 4University of Illinois at Chicago, 5東北学院大学工学部 水俣湾底泥より分離されたBacillus megaterium MB1株が持つTnMERI1,アメリカマサチューセッツ州より分離されたB. cereus RC607株が持つTn5084,ウクライナのカルパティア山脈の土壌より分離されたExiguobacterium
Posted On 06 10月 2015
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PG-097:

深部地下高温油層環境に生息する新規Deferribacteres門酢酸酸化細菌の分離と生理生態機能解析

玉澤 聡1, 眞弓 大介2, 持丸 華子2, 坂田 将2, 前田 治男3, 若山 樹3, 五十嵐 雅之3, 鎌形 洋一1, 玉木 秀幸1 1産総研・生物プロセス, 2産総研・地圏資源, 3国際石油開発帝石株式会社 地球上に存在する微生物の総数は1030個と概算され、実にその90%以上が無酸素環境に存在すると推定されており、嫌気性微生物の代謝が地球物質フラックスに与える影響は極めて大きいと考えられている。地球上に点在する深部地下高温油層環境は、無酸素環境の一つである。低浸透性で硬質な帽岩により数万から数百万年単位で地表から隔絶されており、炭素・電子供与体・電子受容体
Posted On 06 10月 2015
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PG-096:

II型糖尿病を誘起する新規Lachnospiraceae科腸内細菌の系統と生理機能の解析

草田 裕之1, 亀山 恵司2, 孟 憲英1, 鎌形 洋一1, 玉木 秀幸1 1国立研究開発法人 産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門, 2味の素株式会社 フロンティア研究所 先端微生物機能研究グループ 近年、腸内フローラとヒトの健康や疾患との関連性が議論され始めており、特に、現代人に身近な糖尿病等の成人病は腸内フローラにより誘起されている可能性が示唆されている。特に、昨今の腸内メタゲノム解析により、腸内フローラの主要構成種であるLachnospiraceae科に属する細菌群の増加がII型糖尿病の発症と正の相関を示すことから、本科の細菌種が糖尿病の発症に関与して
Posted On 06 10月 2015
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ON-17:

Assessment of bacterial effect following Asian dust events through comparison with seasonal variability in airborne bacterial community

Park, Jonguk, Yamaguchi, Nobuyasu, Ichijo, Tomoaki, Nasu, Masao Grad. Sch. Pharm. Sci., Osaka Univ. Aeolian dust is primarily found in arid and semi-arid regions. When ascending air stream occurs in these regions, bacterial cells on dust particles can be lifted and transported over lo
Posted On 06 10月 2015
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PG-094:

海底熱水水曜海山より分離した新規硫黄酸化細菌Thiogranum longum

森 浩二1, 鈴木 健一朗1, 山口 薫1, 花田 智2 1NBRC, NITE, 2AIST 伊豆小笠原島弧の水曜海山は、水深1300mのカルデラにおいて最大で300℃の熱水が噴出しており、その熱水に含まれる還元的な硫黄化合物を利用する硫黄酸化菌が多様に生息している環境である。2002年に実施した調査において、岩石コア試料を採取し、これを分離源としてGammaproteobacteriaに属する新規中温性硫黄酸化細菌を分離した。本研究では、本株の諸性状を検討するとともに、16S rRNA遺伝子に基づいたその系統的位置を検討した。併せて、Chromatiales目
Posted On 06 10月 2015
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PG-093:

南極海洋沿岸堆積物から分離したMarinifilum科の新規耐冷性従属栄養性細菌

渡邊 美穂, 小島 久弥, 福井 学 北大・低温研 Bacteroides門の細菌は、海洋をはじめとする水系および土壌などの自然環境に広く分布し、また動物腸管内の常在菌としても重要視されている。Bacteroides門はグラム陰性桿菌の巨大な系統群で、近年体系的な整理が行われたことによりその分類的枠組みの混乱は解消されつつある。Marinifilum属は最近までBacteroides門における系統的帰属が明らかにされないままであったが、この属を単独で含む新科Marinifilim科が設けられている。本研究の目的は、Marinifilim科に属する新規細菌であるSP
Posted On 06 10月 2015
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PG-092:

汽水湖における孔径0.22 μmのメンブレンフィルターを通過可能な細菌の分離と解析

久志本 晃弥1, 福田 洸平2, 沼田 充3, 三浦 隆匡3, 山副 敦司3, 藤田 信之3, 金原 和秀1,2, 新谷 政己1,2 1静岡大学大学院総合科学技術研究科, 2静岡大学創造科学技術大学院, 3独立行政法人製品評価技術基盤機構 【背景と目的】静岡県浜松市にある佐鳴湖は水深が浅く,川で連結した下流の浜名湖から,海の潮汐の影響で海水が遡上するため,滞留時間の長い汽水湖である.この自然条件から本湖は富栄養化の進んだ化学的酸素要求量の高い汽水湖として知られている.我々は,佐鳴湖の湖水と底泥を単離源として様々な微生物の探索を行っており,先行研究で孔径0.22 μ
Posted On 06 10月 2015
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