PL-204:

洗濯槽常在菌と発生臭気との関連性解析結果

海老 敬行1, 城 隆太郎1, 瀧本 悠菜2, 埴原 鉱行1, 須田 亙3,4, 服部 正平3,5, 岩崎 英明1 1ライオン株式会社分析技術センター, 2ライオン株式会社オーラルケア研究所, 3東京大学大学院新領域創成科学研究科, 4慶應義塾大学医学部微生物学免疫学教室, 5早稲田大学理工学術院大学院先進理工学研究科 【背景】当社先行研究により、洗濯槽内から発生する不快臭の主成分はジメチルスルフィド等の硫黄系化合物であることが明らかとなった。実家庭で長期間使用した洗濯槽には、菌や多糖などで構成されたバイオフィルム様の汚れが付着することが知られており、硫黄系化合物
Posted On 06 10月 2015
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PM-215:

Ralfuranones secreted by Ralstonia solanacearum function as intercellular second messenger molecules during its biofilm formation

Mori, Yuka1, Ohnishi, Hideyuki2, Inoue, Kanako3, Ikeda, Kenichi4, Nakayashiki, Hitoshi4, Kiba, Akinori1, Ohnishi, Kouhei5, Kai, Kenji2, Hikichi, Yasufumi1 1Fac. of Agri., Kochi Univ., 2Osaka Pref. Univ., 3Osaka Univ., 4Kobe Univ., 5RIMG, Kochi Univ. After invasion into intercellular s
Posted On 06 10月 2015
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PL-213:

緑膿菌の細胞間コミュニケーションはアルギン酸生産によって選択的に阻害される

楊 佳約1, 豊福 雅典1, 酒井 亮祐1, 舘田 一博2, 野村 暢彦1 1筑波大学大学院生命環境科学研究科, 2東邦大学医学部微生物・感染症学講座 多くの微生物は環境中でバイオフィルムのような集団で存在しており、互いにコミュニケーションをとり合っている。微生物は集団においてシグナル物質を使った細胞間コミュニケーションを行い、バイオフィルム形成、毒素生産、呼吸といった集団行動制御することが知られているが、細胞間コミュニケーションが成り立つためにはシグナル物質が細胞に届き、受容体と結合することが重要である。環境常在菌で日和見感染菌である緑膿菌(Pseudomona
Posted On 06 10月 2015
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PL-212:

運動性非依存的な付着をするグラム陰性細菌Paracoccus denitrificansのバイオフィルム形成因子の解析

吉田 圭太朗1, 豊福 雅典1, 野村 暢彦1 1筑波大・院生命環境 バイオフィルム(BF)は固体表面に付着した微生物の集合体であり、環境中の細菌の主要な存在形態であると考えられている。グラム陰性細菌によるBF形成機構は運動性を有するモデル細菌を用いてこれまでに詳細な解析が行われており、固体表面への菌体の可逆的付着、不可逆的付着、マイクロコロニー形成、BFの成熟化、菌体の脱離、という形成サイクルが知られる。細菌の運動性は、このBF形成過程における菌体の初期付着やBF立体的構造、菌体がBFから脱離する際に重要である。一方、非運動性細菌も環境中に存在し、BFを形成して
Posted On 06 10月 2015
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PL-211:

インドールはStreptococcus mutans のBiofilm形成量を増加させる

井上 紗智1, 稲葉 知大2, 尾花 望3, 泉福 英信4, 野村 暢彦3 1筑波大 生物資源, 2産総研 環境管理, 3筑波大院 生命環境, 4感染研 細菌第一部  口腔内の細菌叢は人にとって最も身近な複合微生物系である。口腔内には約700種の細菌が存在し、これらの細菌は歯表面などにバイオフィルム(歯垢)を形成する。このバイオフィルムは単一種のみで構成されるのではなく、様々な種の細菌を含んだ構造であり、複数種の成長と安定に重要な機構である。また口腔の2大疾患である齲蝕と歯周病は、バイオフィルム感染症として知られる。Streptococcus mutansは口腔内
Posted On 06 10月 2015
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PL-210:

高度浄水処理工程において変化する潜在的な微生物増殖特性の評価

中村 仁美1, 春日 郁朗1, 栗栖 太2, 古米 弘明2 1東京大学大学院工学系研究科 都市工学専攻 水環境制御研究所 , 2東京大学大学院工学系研究科 附属水環境制御研究センター  凝集沈殿−急速砂ろ過による通常の浄水処理に、オゾン酸化と生物活性炭ろ過を追加した高度浄水処理が大都市を中心に普及している。高度浄水処理では、オゾンによって微生物が不活化される一方、生物活性炭上で増殖した微生物が流出し、水道水中の微生物の起源になっていることが推測されている。また、オゾンによる酸化分解作用により生分解性有機物が生成するが、生物活性炭に付着した微生物がそれらを除去するこ
Posted On 06 10月 2015
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PL-209:

アミロイドタンパク形成に関与する新規因子の解析

永尾 篤義, 長谷川 雄将, 鈴木 研志, 犬塚 友麻, 二又 裕之, 田代 陽介 静大院・工  自然環境中の多くの微生物は生活しやすい空間であるバイオフィルムを形成し生息している。バイオフィルムは微生物細胞と微生物の生産する多糖やタンパク等の細胞外高分子化合物(EPS)の凝集体であり、EPSはバイオフィルム形成において重要な役割を果たしている。水圏に存在する微生物の主要なEPS構成成分の一つとして、アミロイドタンパクが知られている。本研究では当タンパクを生産する大腸菌を用いて、その新規制御因子の探索を行うことを目的とした。  大腸菌K12株の遺伝子欠損株集団(K
Posted On 06 10月 2015
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PL-208:

Lactobacillus plantarum環境単離株集団中におけるムコイド型出現に伴うバイオフィルムの構造及び性質変化

江橋 由夏1, 河嶋 伊都子2, 尾花 望2, 久保田 浩美3, 清川 達則2, 八城 勢造3, 柿原 健佑2, 小山 二花2, 野村 暢彦2 1筑波大・生物資源, 2筑波大院・生命環境, 3花王・安全性科学研, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10 実環境中の微生物の多くはバイオフィルム(BF)を形成し集団で生息している。乳酸菌の一種であるLactobacillus plantarumは、食品製造に利用される有用菌である一方、食品変敗などを引き起こす危害菌としても知られている。また本菌はBF形成能を有しており、BFを形成することで様々なストレスに対する耐性が
Posted On 06 10月 2015
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PL-207:

ロドコッカス属細菌の凝集体ライフサイクルにはNonribosomal peptide synthetaseが関与する

茂木 亮介1, 長田 啓司1, 菊子 拓真1, 稲葉 知大2, 尾花 望3, 豊福 雅典3, 野村 暢彦3 1筑波大院・生命環境, 2産総研・環境管理, 3筑波大・生命環境系 微生物の中には、自己凝集による集団構造体である凝集体を形成するものがいる。凝集体を形成した微生物は、微生物の産業利用における固液分離の容易化や酵素の固定化担体としての働きが期待される。したがって、微生物の凝集形態をコントロールすることは産業面において便益をもたらすため、凝集体の形成メカニズムやその制御に関する知見を得ることは重要である。  Rhodococcus sp. SD-74は当研究室
Posted On 06 10月 2015
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PL-206:

Paenibacillus属細菌のバイオフィルム中に形成される芽胞の特性

横山 佳奈1, 尾花 望1, 久保田 浩美2, 富山 大輔2, 蓮見 基充2, 野村 暢彦1 1筑波大院・生命環境, 2花王・安全性科学研 グラム陽性菌のPaenibacillus属細菌は、バイオフィルム及び芽胞形成能を持つ。さらに本属菌が形成する芽胞は強力な殺菌剤に対しても耐性を持つことから、完全に除去することが困難であり、食品腐敗や製品劣化の原因となる。しかしPaenibacillus属細菌のバイオフィルムや芽胞形成に関する知見は少なく、それらの制御につながる新規知見が求められている。そこで、本研究では環境中から単離されたPaenibacillus属細菌におけ
Posted On 06 10月 2015
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