S31-03 : 圃場試験データの評価におけるメタアナリシスの活用

川口 章1 1岡山県農林水産総合センター農業研究所 病原体が土壌微生物に由来する植物病害の多くは難防除であり、現在においても農業生産上の脅威であり続けている。とある防除技術を開発するにあたっては、室内試験だけでなく圃場レベルでの防除効果を評価する試験(圃場試験)を複数回行い、その効果を客観的に評価する必要がある。しかし、圃場試験では環境要因、供試サンプル数(サンプルサイズ)、発病程度などが異なるため結果にばらつきが生じやすく、各試験事例の発病株(ここでは発病した植物体を指す)割合を単純に平均した評価では様々なバイアスの影響を排除できない。そのため、防除効果の真の効
Posted On 20 10月 2014
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S32-02 : 微生物による水質劣化を惹起する生分解性有機物の評価と制御

栗栖 太1,春日 郁朗2 1東京大学大学院工学系研究科附属水環境制御研究センター, 2東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 水の再利用を行う際、多くの場合塩素等による消毒が行われる。消毒は病原性微生物の制御が主目的であるが、非病原性微生物も同時に不活化される。しかし、配水や貯水の過程で消毒効果が薄れると、微生物再増殖が起こる。再増殖した微生物は水中の懸濁物質となり、美観を損ねたり、給配水における障害となる。バイオフィルムが形成すると、病原微生物への消毒効果が低下してしまう。こうした微生物再増殖の問題は再生水のみならず、水道水においても共通の課題である。 微生物再
Posted On 20 10月 2014
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S32-03 : 活性汚泥細菌叢におけるプラスミドメタゲノム解析

宮崎 亮1,Vladimir Sentchilo2,van der Meer Jan Roelof2  1産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門, 2University of Lausanne Plasmids have been recognized as an important driver of DNA exchange and genetic innovation in prokaryotes. It is thought that plasmids accumulate, rearrange and distribute nonessential
Posted On 20 10月 2014
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S33-02 : BLUF: the highly conserved blue-light photoreceptor controlling a wide variety of physiological activities in microorganisms

Masuda Shinji1,2 1Center for Biological Resources & Informatics, Tokyo Institute of Technology, 2Earth-Life Science Institute, Tokyo Institute of Technology BLUF is a small (~15 kDa) flavin-binding domain that functions as a blue light-sensing module, and is widespread among the b
Posted On 20 10月 2014
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S33-03 : Diversity and Evolution of Manetotactic Bacteria

Fukumori Yoshihiro1 1College of Science and Engineering, Kanazawa University Magnetotactic bacteria (MTB) are ubiquitous Gram-negative bacteria and represent a morphologically, phylogenetically, and physiologically diverse group.  MTB have intracellular organelles which comprise nano-
Posted On 20 10月 2014
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P25-21 : リン酸肥沃度の高い圃場におけるアーバスキュラー菌根菌:ネギへの接種効果と土着AM菌の分離

鈴木 貴恵1,田島 亮介1,原 新太郎1,清水 利規1,宇野 亨1,伊藤 豊彰1,齋藤 雅典1 1東北大・院農, 2, 3, , 本研究は,リン酸肥沃度の高い土壌で高リン酸条件に適応したアーバスキュラー菌根菌(AM菌)を探索することを目的とし,ネギを用いて試験を行った.(1)リン酸肥沃度が高い条件で管理されてきた圃場(可給態リン酸750-1200mgP2O5 kg乾土-1)において,市販接種菌Glomus sp. R-10(R10)を育苗段階で接種した区(M区)と非接種区を設け,2年間栽培試験を行った.また根に感染するAM菌の種類をrRNA遺伝子で解析し
Posted On 20 10月 2014
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P25-22 : アーバスキュラー菌根菌の内生菌糸と外生菌糸のRNA-seq解析

杉村 悠作1,半田 佳宏2,菊地 裕介3,江沢 辰広3,川口 正代司2,齋藤 勝晴1 1信州大・農, 2基礎生物学研究所, 3北海道大・院農学院, , アーバスキュラー菌根菌(AM菌)は植物根に感染し植物と共生関係を結ぶ菌類である。AM菌は土壌中に外生菌糸を広げる一方で、植物根内では養分交換の器官である樹枝状体を含む内生菌糸を形成する。外生菌糸と内生菌糸では生理的特徴が異なることがNMR等の解析から明らかになっていが、その詳細についてはほとんど分かっていない。本研究では、AM菌Rhizophagus irregularisのゲノム情報を利用し、外生菌糸と内生菌糸の
Posted On 20 10月 2014
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P25-23 : 菌根共生の祖先を探る ─ケカビ亜門に見る植物-菌類共生系の多様性─

山本 航平1,2,出川 洋介3,広瀬 大4,山田 明義1 1信州大・農, 2学振DC, 3筑波大・菅平, 日大・薬, 菌根共生は植物が土壌養分を獲得するうえで重要な役割を果たしており, 現存する陸上植物の約9割が菌根を形成する. また, およそ4億6千万年前に植物が陸上への進出を成し遂げた際には, 菌根共生が重要な役割を果たしたと考えられている. 分子系統学的知見や菌根の化石の形態などに基づき, このときに主役を演じた菌根菌はグロムス門に属するアーバスキュラー菌根菌(AMF)であると考えられていた. しかし, Bidartondoら(2011)が苔類全般の共生菌を
Posted On 20 10月 2014
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P25-24 : ウリ科植物ホモプシス根腐病菌の生存戦略

宍戸 雅宏1,酒井 睦1,高橋 遥1 1千葉大・院園芸, 2, 3, , 植物病原性Diaporthe属菌の中で,ウリ科植物ホモプシス根腐病菌(Diaporthe sclerotioides)のみが土壌病原菌として植物の地下部に感染するが,他の菌は全て植物の地上部に感染する。本研究では,なぜD. sclerotioidesだけがDiaporthe属の中で土壌病原菌として適応できたのかを明らかにするために,次の仮説を検証した。仮説1:D. sclerotioidesだけが土壌病原菌なのは,本菌のみが土壌中でも生存可能であり,他のDiaporthe属菌は土壌中では生存
Posted On 20 10月 2014
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P25-25 : 酵母マンナンによるウキクサ成長促進活性

倉本 歩1,菅原 雅之2,三輪 京子1,3,仲山 賢一4,森川 正章1,3 1北海道大・院環境科学院, 2東北大・院生命科学, 3JST-ALCA, 産総研・バイオマスリファイナリー研究センター, 我々は水生植物の根圏や葉状体表面に共生する微生物群を材料として、新しい植物—微生物間相互作用を探索している。今回、主要な微生物由来多糖類のひとつである酵母マンナンがコウキクサの成長を顕著に促進することを見いだしたので、報告する。 まず、植物用培地に酵母マンナンを加え、コウキクサを10日間生育させたところ、葉状体数、乾燥重量及びクロロフィル量の顕著な増加が認め
Posted On 20 10月 2014
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