P25-12 : 圃場条件下におけるサツマイモへの窒素固定エンドファイトの接種効果

塔野岡(寺門) 純子1,鈴木 章弘1,田中 福代2,大脇 良成2 1佐賀大・農・作物生態生理学, 2農研機構・中央農業総合研究センター, 3, , 私達はこれまでに、サツマイモより分離した窒素固定エンドファイト(Bradyrhizobium sp. AT1)を無菌サツマイモ(ベニアズマ)に接種すると、生育が促進され、根および地上部で窒素固定を行うことを示してきた。本研究では、サツマイモを圃場栽培し、Bradyrhizobium sp. AT1接種による生育ならびに窒素吸収量への影響を調査した。サツマイモ(ベニアズマ、アヤムラサキ、高系14号)の栽培は、中央農業総合
Posted On 20 10月 2014
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P25-11 : 植物根部エンドファイトVeranoeaopsis simplex とその菌糸圏から分離されたバクテリアの相互作用

松岡 勇人,Khastini Rida2,成澤 才彦3 1茨城大・院農, 2東京農工大・院連合農学, 3茨城大・農, , 根部エンドファイトDSE(Dark-septate endophytic fungi)は様々な植物種の根部に定着し、その生育促進、病害抑制、あるいは環境ストレス耐性などの効果を付与する。これらの効果は、根部エンドファイトが単独で宿主植物に付与していると考えられてきた。しかし、近年、これらDSEと相互関係にあるバクテリアの存在が確認され、これらの効果への関与の可能性が示唆された。その中でも、屋久島で分離されたVeranoeaopsis simpl
Posted On 20 10月 2014
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P25-10 : 植物二次代謝産物による植物内生細菌の重金属吸着能の調節

市橋 明大1,大嶋 俊介1,長田 賢志1,山路 恵子1,野村 暢彦1 1筑波大・院生命環境系, 2, 3, , 生物は環境中において様々な戦略をとって環境に適応し、生存競争を勝ち抜いている。その戦略の1つに生物が他生物種と共生関係を築く事がある。近年、根圏微生物と植物の共生関係における相互作用についてはよく報告されている。一方で、植物に内生している微生物と植物に関しては報告が少ない。本研究では、重金属汚染地である日立鉱山に自生するセリ科植物ドクゼリと内生細菌間の相互作用に着目し研究を行い、重金属汚染環境下における植物-微生物の相互作用に関する基礎的、生態学的知見を
Posted On 20 10月 2014
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P24-4 : 熱水環境中の一酸化炭素資化性好熱菌の分子生態学的研究

池田 栄太朗1,米田 恭子2,吉田 天士1,福山 宥斗1,左子 芳彦1 1京都大学大学院 農学研究科 応用生物科学専攻 海洋分子微生物学分野, 2産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 生物資源情報基盤研究グループ, 3, , 【背景】 一酸化炭素 (CO) 資化性菌はCOを無毒化することから、火山ガスより持続的にCOが供給される温泉環境において、生態学的に重要な役割を担うと考えられている。そこで本研究では、静岡県伊豆半島の温泉において、1) CO資化性菌の代表種であるCarboxydothermus属細菌の定量、2) CO資化性菌を標的とした集積系の構築とクロ
Posted On 20 10月 2014
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P25-30 : RNA干渉によるミカンキジラミ共生関連遺伝子の発現抑制

壇 勲興1,中鉢 淳1 1豊橋技科大, 2, 3, , ミカンキジラミ (Diaphorina citri) は、カンキツグリーニング病を媒介する、世界的に重要な農業害虫である。本種は腹部体腔内に「bacteriome」と呼ばれる共生器官を持ち、この細胞内に、世代を超えて垂直感染を繰り返す2種類の共生細菌Candidatus Carsonella ruddii (Gammaproteobacteria)及びCandidatus Profftella armatura (Betaproteobacteria)を保有している。当研究室の先行研究により、これら共生細菌の
Posted On 20 10月 2014
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P25-29 : ミカンキジラミ共生細菌から得られた新規ポリケチド「ディアフォリン」の活性評価

濱田 雅東1,杉野 明日香1,中鉢 淳1 1豊橋技科大, 2, 3, , ミカンキジラミ(Diaphorina citri, 半翅目・キジラミ上科)は、カンキツグリーニング病の媒介により柑橘類に致命的な被害を与える、世界的に重要な農業害虫である。本種は腹部体腔内に「bacteriome」と呼ばれる共生器官を持ち、2種類の共生細菌Candidatus Profftella armatura (Betaproteobacteria)とCandidatus Carsonella ruddii (Gammaproteobacteria)を収納している。我々の先行研究により
Posted On 20 10月 2014
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P25-28 : ホソヘリカメムシ腸内に発達する糖タンパク質とBurkholderia定着の関係

西 郁美1,仲山 賢一2,鎌形 洋一1,菊池 義智1,3 1北海道大・院農, 2産総研・バイオマスリファイナリー研究センター, 3産総研・生物プロセス部門, , 多くの動植物は体内に共生微生物を持つが、共生成立のメカニズムには不明な点が多い。幾つかの共生系において、宿主と共生微生物の相互認識に細胞表面の糖タンパク質が重要な役割を果たすことが知られている。ダイズの重要害虫として知られるホソヘリカメムシは、成長の過程でBurkholderia共生細菌を環境土壌中から取り込み、中腸に発達する袋状組織(盲嚢)内に保持することが知られている。しかし、土壌中に生息する数十万種
Posted On 20 10月 2014
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P25-27 : Wobachia population dynamics in collembolan Folsomia candida

Hou Li-Bo,Otaki Tatsuro,kaneko Nobuhiro,Nakamori Taizo 1横浜国大・院, 2, 3, , Wolbachia are intracellular bacteria and have been detected in the collembolanFolsomia candida. The infection of Wolbachia is essential for the reproduction of F.candida. For the basic understanding of their inter
Posted On 20 10月 2014
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P25-26 : シロアリ腸内細菌の網羅的な群集構造解析と比較解析

菅谷 快斗1,山田 明徳1,2,河内 雅人1,松島 慶1,井上 潤一3,雪 真弘4,守屋 繁春5,大熊 盛也3,本郷 裕一1,3 1東京工業大・院生命理工, 2長崎大・院水産・環境科学, 3理研・BRC-JCM, 理研・CSRS BMEP, 理研・長田抗生物質 【背景・目的】シロアリは植物枯死体を餌とするが、その分解のほとんどは腸内に共生する微生物群集が担う。これは原生生物・真正細菌・古細菌からなる複雑な共生系で、シロアリの生存に必須であるが、分離培養が困難なため、系統分類・生理・生態に関する知見は未だ不十分である。そこで本研究では、多様なシロアリ種の腸内細菌につ
Posted On 20 10月 2014
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P25-25 : 酵母マンナンによるウキクサ成長促進活性

倉本 歩1,菅原 雅之2,三輪 京子1,3,仲山 賢一4,森川 正章1,3 1北海道大・院環境科学院, 2東北大・院生命科学, 3JST-ALCA, 産総研・バイオマスリファイナリー研究センター, 我々は水生植物の根圏や葉状体表面に共生する微生物群を材料として、新しい植物—微生物間相互作用を探索している。今回、主要な微生物由来多糖類のひとつである酵母マンナンがコウキクサの成長を顕著に促進することを見いだしたので、報告する。 まず、植物用培地に酵母マンナンを加え、コウキクサを10日間生育させたところ、葉状体数、乾燥重量及びクロロフィル量の顕著な増加が認め
Posted On 20 10月 2014
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