PD-053:

EGSBリアクターの立ち上げ時に発生した嫌気性バルキング現象に関わる糸状性微生物の解析

山田 剛史1, 関谷 努力2, 中野 淳2 1豊橋技術科学大学 環境・生命工学系, 2住友重機械エンバイロメント株式会社 EGSBリアクターは、UASBリアクターよりも高速・高負荷運転に適しており、中・高濃度有機性廃水の中核的な処理技術として認知されている。EGSBリアクターの安定的な運転にとって、リアクター内部における高濃度グラニュール汚泥の形成と廃水との良好な固液分離は、リアクターの成否に関わる重要な機構の一つであるといえる。我々は、廃水性状の異なる飲料系有機性廃水を処理する実規模のEGSBリアクター2基(EGSB-AおよびEGSB-B)の立ち上げ期間において
Posted On 06 10月 2015
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PD-052:

Gemmatimonas aurantiacaによる亜酸化窒素(N2O)の還元

外山 結加1, 押木 守1, 荒木 信夫1 1長岡工業高等専門学校, 2長岡工業高等専門学校, 3長岡工業高等専門学校 【背景・目的】亜酸化窒素(N2O)ガスが地球温暖化に与える効果は二酸化炭素ガスの300倍であり,オゾン層破壊に強く寄与することも明らかとなってきた。こうした背景からN2Oを消費し、無害化する微生物に注目が集まっている。Gemmatimonas aurantiacaは2003年に下水処理場活性汚泥から分離された細菌であり、Gemmatimonadetes門を代表する細菌である。環境試料に対する16S rRNA遺伝子解析から、本細菌は土壌環境に数%程
Posted On 06 10月 2015
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PD-051:

嫌気性アンモニウム酸化細菌由来ヒドラジン合成酵素の精製

押木 守1, 荒木 信夫1, 岡部 聡3 1長岡工業高等専門学校, 2長岡工業高等専門学校, 3北海道大学 嫌気性アンモニウム酸化(anammox)反応とは嫌気的にアンモニウムを窒素ガスまで酸化する反応であり、亜硝酸が電子受容体として用いられる。Anammox反応においてヒドラジンは中間代謝物であり、ヒドラジン合成酵素がアンモニウムおよび一酸化窒素からヒドラジンを合成する。ヒドラジン(N2H4)は分子内に窒素原子の二重結合をもつ化合物であり、窒素の二重結合を有する化合物を合成する酵素は一酸化窒素還元酵素(Nor)とヒドラジン合成酵素のみが知られている。ヒドラジンは
Posted On 06 10月 2015
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PC-050 (JTK):

Pyrosequencing-based assessment of bacterial community structure in different layers of the oak forest soil

Han, Song-Ih1 1Department of Microbial & Nano Materials, Mokwon University In the previous study, biodiversity of bacterial community in different layers of oak forest soil were analyzed by 16S rRNA-DGGE. Soil bacterial community composition and diversity showed significant diffe
Posted On 06 10月 2015
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PC-049:

森林下層に埋没する古い有機物層の微生物群集

末次 竜太1, 磯部 一夫1, 金子 命2, 小田 智基1, 眞弓 大介3, 妹尾 啓史1, 大塚 重人1, 保原 達2 1東京大学, 2酪農学園大学, 3産総研 微生物の物質代謝は森林環境の形成に大きく寄与している。土壌表層では微生物による植物リターの分解に端を発して炭素や窒素が循環し、一次生産や養分保持が保たれている。一方、土壌の下層にいくにつれて有機物プールは小さくなり、微生物バイオマスや代謝もまた小さくなると考えられている。しかし、日本の一部の火山性森林土壌では、森林下層に過去には表層であった層が埋没しており、そこには有機物の蓄積が見られる。そこで本研究で
Posted On 06 10月 2015
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PC-048:

日本各地の森林における土壌微生物群集組成と窒素循環プロセスに対する寄与

伊勢 裕太1, 磯部 一夫1, 浦川 梨恵子1, 妹尾 啓史1, 大塚 重人1, 大手 信人2 1東京大学, 2京都大学 窒素循環プロセスの多く(例えば、有機物分解によるNH4+生成、硝化、脱窒)は土壌微生物によって担われている。そのため窒素循環のプロセスや速度は微生物群集の生理強度や規模に大きく左右されていると考えられる。本研究では異なる気候、植生、利用形態、土壌タイプを含む日本各地の森林土壌を対象とし、微生物群集によって窒素循環プロセス、特にNH4+生成と硝化の速度がどのように制御されているのかを明らかにすることを目的とした。  気候、植生、利用形態、土壌タイ
Posted On 06 10月 2015
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PC-047:

森林の土壌微生物群集の1年

岡 裕章1, 磯部 一夫1, 渡辺 恒大2, 舘野 隆之輔3, 浦川 梨恵子1, 妹尾 啓史1, 大塚 重人1, 柴田 英昭2 1東京大学, 2北海道大学, 3京都大学 土壌微生物の増殖や死滅、様々な代謝反応は森林生態系の生産性や維持に大きく寄与している。微生物の増殖と死滅はそれぞれ、土壌中の炭素や窒素の菌体内での保持と菌体外への放出と捉えることができ、また窒素化合物の形態変化の多くは特定の微生物代謝である。そのため森林生態系において微生物群集の量や代謝能の変化は炭素・窒素循環への寄与を介し、森林生態系の形成に大きく関わることが予想される。そこで本研究では、森林土
Posted On 06 10月 2015
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PC-046:

腸内代謝産物から観るリグノセルロース分解機構のシロアリ種間比較

木原 久美子1,2,3, 中西 裕美子4,5, 杉本 昌弘4, 本郷 裕一3, 福田 真嗣4, 守屋 繁春2 1熊本高等専門学校・生物化学システム工, 2理化学研究所・CSRS, 3東京工業大学・院生命理工, 4慶應義塾大学・先端研, 5理化学研究所・IMS  森林生態系でシロアリは、枯死木材を分解する代表的な生物として知られている。枯死木材は、樹種・腐朽・乾燥などの違いによって、木材を構成するリグノセルロースの状態も異なっている。この多様な状態の木材を、シロアリの全ての種が好んで分解するわけではなく、シロアリの種ごとに、食餌として利用する枯死木材には選択性がある
Posted On 06 10月 2015
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PB-045:

不耕起・草生畑地土壌中に形成される土壌団粒の真核微生物群集構造解析

雫田 麻衣1, 中根 麻冴美2, 西澤 智康1,2, 小松_ 将一1,2, 成澤 才彦1,2, 橋本 知義3, 太田 寛行1,2 1茨大院農, 2茨大農, 3中央農業総合研究センター 環境保全型農法の不耕起・草生栽培は土壌団粒形成を促進させ,土壌機能の維持・向上と土壌生物性の多様化が期待される.これまでに不耕起・草生栽培した畑地土壌の微生物群集構造は季節変動することが示された.本研究では,土壌団粒構造の形成と土壌微生物との関係を明らかにするため,不耕起・草生畑地の耐水性団粒組成割合およびその土壌微生物群集構造を解析した.試験区は,茨城大学農学部附属フィールドサイエ
Posted On 06 10月 2015
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PB-044:

水稲種子に共存する細菌の多様性と動態に関する分子生態学的研究

池永 誠1, 小野 祥子2, 川内 智裕3, 境 雅夫1 1鹿児島大学農水産獣医学域農学系, 2鹿児島大学農学部, 3鹿児島大学大学院連合農学研究科 植物が生長する過程において、植物に共存する細菌の群集構造の変化には、種子に元々共存していた細菌が生長する過程で葉や根に移行する場合と、土壌中の細菌が後から植物に入り込む場合が存在する。中でも種子に共存している細菌は、植物の生育にとって重要な役割を持つと考えられ、種子を介して次世代に継代されている可能性がある。こうした種子に由来する細菌の多様性と動態に関する研究については、幾つか報告例が存在するものの、植物を個体毎に区
Posted On 06 10月 2015
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