HS-243:

ミドリムシの効率的な培養法

岡野 凌平 茨城県立水戸第一高等学校 最近,パラミロンやワックスエステルを合成することから,バイオ燃料の原料の候補としてミドリムシが注目されている。私は顕微鏡で観察したミドリムシの動きや細胞の構造に興味を持った。高校の実験施設で,できるだけ効率的に培養する方法を研究することで,ミドリムシの基礎的な特性・特徴を明らかにしたいと考えた。オートクレーブした0.02 %ハイポネックスを含む水溶液を培養液として,ミドリムシを日当たりのよい窓辺に置いた。ミドリムシは指数関数的に増殖した後,一定の個体数を保った。また,増殖へのpHの影響を調べるために,pH 7, pH 6.5,
Posted On 06 10月 2015
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HS-242:

Observing the Mysterious Ecology of Hikarimo

Haruka, Omiya, Karen, Sasaki, Kawasaki, Ryoma, Kurihara, Yuta 1Ibaraki Prefectural Hitachi First Senior High School  “Hikarimo” is a microalgae that foams a golden membrane with a metallic luster on the surface of water. The golden membrane has a deeply impressive color. It is so impr
Posted On 06 10月 2015
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HS-241:

ミントタブレットの抗菌効果

上坂 朋之, 小林 湧弥, 石坂 祐弥, 田中 亮太 山村学園 山村国際高等学校 《はじめに》  気分転換のときに口にするミントタブレット(ミント菓子)。アロマテラピー検定資格を持っている先輩は、ペパーミントには抗菌効果があると話していた。そこでミントタブレットにも、ペパーミントによる抗菌効果があるのではと考え(仮説)、研究を行った。 《材料および方法》  錠菓であるミントタブレットには多くの種類があるが、今回は9種類(ソフトタイプ6種・ハードタイプ3種)の「ミンティア」を検体として選んだ。抗菌効果を計測する試験菌株は、希釈法で濃度調節した納豆菌を使用した。そして
Posted On 06 10月 2015
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HS-240:

除菌スプレーと合成洗剤による除菌効果

中島 彩香, 北堀 隼人 山村学園 山村国際高等学校 《はじめに》  家庭で使用する除菌スプレーや台所用合成洗剤のパッケージには「99.9%」除菌とある。本当なのか!?この疑問から、過去の生物部の抗菌効果の研究より、こんなに高い除菌効果は存在しないと考え(仮説)、研究を開始した。 《材料および方法》  研究には予備実験(抗菌力試験)の結果から、除菌スプレーには「ファブリーズ」、台所用合成洗剤には「ジョイ」を選んだ。除菌スプレーの除菌効果の測定には、生菌(グラム陽性菌の納豆菌)を付着させ乾燥させた綿布に「ファブリーズ」を噴霧して、除菌されなかった生菌を希釈法にて生菌
Posted On 06 10月 2015
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HS-239:

天然精油の皮膚一過性細菌叢におよぼす抗菌効果

菊池 澪山村学園 山村国際高等学校 《はじめに》  アロマテラピー(芳香療法)に使用される天然精油(エッセンシャルオイル)は、植物から抽出された芳香成分である。そこで植物由来の芳香成分であれば、アロマテラピーのトリートメント(マッサージ)の際、皮膚一過性細菌叢の感染症を引き起こす悪玉菌(グラム陽性菌の黄色ブドウ球菌・グラム陰性菌の大腸菌)に対して抗菌効果が存在すると考え(仮説)、天然精油の皮膚一過性細菌叢におよぼす抗菌効果の研究を行った。 《材料および方法》  天然精油は、香調表現と芳香成分から6組10種類を選んだ。また比較のために、家庭用除菌・消臭スプレーも加え
Posted On 06 10月 2015
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HS-238:

天然食品のマウス腸内フローラにおよぼす影響

高野 美穂山村学園 山村国際高等学校 《はじめに》  天然食品のマヌカハニー(抗菌生蜂蜜)。これには抗菌活性成分の「メチルグリオキサール」が含有される。昨年は、この抗菌活性成分による高い抗菌効果を食中毒原因菌により証明した。そこで高い抗菌効果を備えているならば、腸内フローラの善玉菌と悪玉菌とのバランス改善に役立つ機能性食品として成り得るのではと考え(仮説)、検証を行った。 《材料および方法》  a.マヌカハニーと乳酸菌飲料  マヌカハニーには、最強の「メチルグリオキサール」含有量を誇る900+を使用した。また比較のために、「リスクと戦う乳酸菌」といわれる明治プロビ
Posted On 06 10月 2015
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PO-237:

バイオオーグメンテーション法による塩素化エチレン類汚染土壌の浄化現場における微生物ゲノム情報に基づく生態系影響評価に関する研究

綿引 沙織1,2, 木村 信忠1, 山副 敦司3, 野田 尚宏4, 松倉 智子4, 高畑 陽5, 野尻 秀昭6, 福田 雅夫7 1産総研・生物プロセス, 2筑波大院・生, 3NITE, 4産総研・バイオメディカル, 5大成建設, 6東大・生セ, 7長岡技大・生物 【目的】本研究では、塩素化エチレン類であるトリクロロエチレン(TCE)及びcis-1,2-ジクロロエチレン(cis-1,2-DCE)で汚染された土壌・地下水を対象にしたTCE/cis-1,2-DCE分解菌Rhodococcus jostii RHA1を導入するバイオオーグメンテーション法の実証試験を行い、
Posted On 06 10月 2015
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PO-236:

食用油分解菌Pseudomonas sp. NP-2株の単離とキャラクタリゼーション

傳田 あゆ美, 酒徳 昭宏, 田中 大祐, 中村 省吾富山大・院・理工 【目 的】一般家庭から,年間約10万トンも排出されている廃食用油を処理する手段として,食用油分解菌とその産生リパーゼの利用が検討されている。また,分解菌の産生リパーゼは,食品加工や化粧品,洗剤などで幅広く利用されているが,さらに高機能なリパーゼとその産生菌が求められている。そこで,我々は,新たな食用油分解菌の単離を試み,計43株の分解菌を得ることに成功した。今回は,その中で最も分解能が高かったNP-2株について報告する。 【方 法】まず,海水や土壌などの試料から,1%(w/v)キャノーラ油を含
Posted On 06 10月 2015
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PO-235:

複合汚染の微生物分解におけるジクロロメタン、ベンゼン及びトルエンの相互作用

吉川 美穂1, 張 銘1, 豊田 剛己2 1産総研, 2東京農工大学BASE 地下水・土壌汚染の浄化対策にバイオレメディエーションが適応されているが、複数の汚染物質の共存下では分解の促進や阻害などの相互作用が生じることが知られている。ジクロロメタン(DCM)、ベンゼン、トルエンの3種の揮発性有機化合物(VOCs)は単独存在下での好気的微生物分解が速く、バイオレメディエーションによる浄化が可能である。これらの共存下で生じる相互作用を微生物叢の変化に基づき解明することを目的に、本研究を行った。DCM、ベンゼン、トルエンによる複合汚染サイトから採取した土壌を微生物源とし
Posted On 06 10月 2015
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PO-234:

異化的ヒ酸還元菌を用いた土壌中ヒ素の可溶化条件の検討

倉澤 響1, 天知 誠吾2, 山村 茂樹3 1千葉大学園芸学部, 2千葉大院園芸, 3国立環境研究所 現在、ヒ素汚染土壌は封じ込めや掘削除去により処理されているが、土壌自体からヒ素を除去できないため、根本的な解決には至らない。異化的ヒ酸還元細菌は、鉄やアルミニウム鉱物に吸着しやすいヒ酸As(V)を、吸着性の低い亜ヒ酸As(III)に還元し液相に溶出させる性質を持つため、土壌中ヒ素の可溶化・除去技術への応用が期待されている。我々はこれまで、乳酸無機塩培地、ヒ素汚染土壌、及び土壌懸濁液を混合し嫌気培養することで、Firmicutes門細菌が優占すると共に、ヒ素が溶出す
Posted On 06 10月 2015
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