JS5-1:

水田土壌の窒素循環に寄与する新規微生物群の発見

田伏 曜子1, 角田 洋子1, 伊藤 英臣2, 白鳥 豊3, 磯部 一夫1, 大塚 重人1, 妹尾 啓史1 1東京大学大学院農学生命科学研究科, 2産業技術総合研究所北海道センター, 3新潟県農業総合研究所  湛水下の水田土壌では、表層が水層に覆われることによって大気中の酸素が供給されにくくなり、酸素濃度が著しく低い嫌気的な環境が形成される。この嫌気的環境下では、窒素循環に関わる還元反応(窒素生成型硝酸還元(脱窒)、アンモニア生成型硝酸還元(DNRA)、窒素固定)が進行し、このことが畑土壌では見られない『窒素肥沃度の自立的維持』『硝酸の低溶脱』といった水田土壌の環
Posted On 06 10月 2015

JS5-2:

水田生態系に生息する新規typeIメタン酸化細菌の分離と同定

浅川 晋 名古屋大学大学院生命農学研究科  好気性のメタン酸化細菌は主としてγ(typeⅠ)およびα(typeⅡ)プロテオバクテリアに属する。水田には、これまで分離されてきたtypeⅡだけでなく培養可能なtypeⅠも生息することが培養法とFISH法により示されている。田面水および水稲根圏より得られた新規typeⅠ菌株の分類学的検討結果を紹介する。 田面水より分離したFw12E-Y株は0.9×1.7μmの短桿菌で運動性を有し、中温性・好中性、最適NaCl濃度は0〜0.1%であった。DNAのG+C含量は57.1 mol%、主要な脂肪酸、キノンはC16:1とC14:1、
Posted On 06 10月 2015

JS5-3:

水稲根メタン酸化細菌の窒素固定能のメタプロテオーム解析、組織局在性と分離まで

包 智華1, 篠田 亮1, 大久保 卓1, 久保田 健吾2, 笠原 康裕3, 池田 成志4, 浅川 晋5, 南澤 究1 1東北大学大学院生命科学研究科, 2東北大大学院工学研究科, 3北海道大学低温科学研究所, 4北海道農業研究センター, 5名古屋大学大学院農学研究科   水田は温室効果ガスメタンの主な発生源の一つであり、水稲根圏に棲息するメタン酸化細菌はメタン酸化に貢献している。メタン酸化細菌はメタンを唯一の炭素源とエネルギー源として生育できる微生物である。これまで、これらのメタン酸化細菌のほとんどが窒素固定機能遺伝子を有し、窒素固定できることが研究室レベルで報
Posted On 06 10月 2015

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バイオ肥料を利用した水稲の増収減肥栽培技術の実用化

横山 正1, 大津 直子1, 岡崎 伸1, 小島 克洋1, 山谷 紘子2, 吉川 正巳3, 寺内 良平4, 高木 宏樹4, 阿部 陽4 1東京農工大学大学院農学研究院, 2日本大学生物資源学部, 3京都府農林水産技術センター農林センター環境部, 4岩手生物工学研究センター   1970年代頃から、土壌微生物学分野の研究において、作物根圏に生息する一群の微生物が様々な養分吸収を促進させ、作物の生産性向上に役立つことが明らかとなってきた。これらの研究は、当初、収量増加を主目的としたものであったが、化学肥料削減による低コスト化や環境負荷軽減に資するものとして近
Posted On 06 10月 2015