微生物生態学会 32巻2号 ハイライト
総説 超微小微生物の実態と多様性 中井 亮佑,玉木 秀幸 微生物学が「肉眼では見えない微小な生物」を対象とする以上,微生物はどこまで小さくなれるのか,という問いは本質的な問題である。近年,系統的に新しい超微小微生物(ultra-small microorganisms)が自然界には存在し,それらが0.2 μmフィルターをも通過することが明らかとなってきた。またその驚くべき多様性は,生物の進化系統樹へパラダイムシフトをもたらしている。本稿では,超微小微生物の研究小史を概観しつつ,その実態について論じる。 微生物が織りなす複雑ネットワーク 東樹 宏和 次世代シーケ
Posted On 31 10月 2017