日本微生物生態学会誌投稿規定
I.通 則
1. 本誌は,微生物生態学およびそれに関連する未発表の総説論文,資料,書評,レター(提案や意見を含む),および関連記事の投稿を受け付け,審査を経て掲載する。原著論文は掲載しない。総説論文は,原則として編集幹事からの投稿依頼によるが,その他は自由投稿とする。総説論文の投稿を希望する者は,予めその主旨,内容の要旨を編集幹事宛送り,投稿の許可を得ることとする。投稿は日本微生物生態学会の会員以外からも受け付ける。
2. 総説の長さは,図表を含めて,刷り上り8 ページ以内,その他については4 ページ以内であることが望ましい。刷り上り1 ページの字数は約2000 字である。文献引用,図表の取扱いは下記に示すスタイルに準ずる。
3. 投稿原稿は,日本微生物生態学会編集委員会和文誌編集幹事宛に,電子メールの添付書類として提出するものとする。原稿はMicrosoft Word で作成した書類(doc あるいはrtf 形式),あるいはPDF 書類として送る。原則として,原稿のファイルサイズは2 MB 以内とし,分割して送ることは避ける。投稿原稿は,事務局に到着した日をもって受付の日付とする。
投稿先
田代陽介
〒432-8561 静岡県浜松市中区城北 3-5-1
静岡大学大学院総合科学技術研究科工学専攻 化学バイオ工学コース
tashiro.yosuke@shizuoka.ac.jp
4. 投稿原稿は,和文誌編集幹事が依頼する複数の審査員によって審査される。審査結果および掲載の採否は,電子メールあるいはファックスで著者に通知される。
5. 投稿料は無料とする。掲載論文の別刷は実費を徴収する。
6. 本誌に掲載された論文の著作権は,日本微生物生態学会に寄託する。
7. 日本微生物生態学会誌の英名は“Biseibutsu Seitai”とする。
II.執筆要領
1. 原稿はできる限り平易な日本語文体とし,常用漢字を用いること。不必要なカタカナ語,造語,一般的でない専門用語などは避けること。
2. 総説論文では,論文題名,著者名,著者所属機関名・住所は和英併記とする。
3. 投稿原稿はA4 版に1 行40 字,25 行程度で作成する。すべてのページに連続したページ番号を付し,また本文には行番号を付けること。
4. 標題ページには,論文題名,著者名,著者所属機関名,欄外見出し(running title),投稿論文の連絡対応著者名及びその連絡先住所・電話番号・ファックス番号・E-mail アドレス,キーワード(5 語以内)を明示すること。
5. 略語リストがある場合は,本文第1 ページに脚注として略語の項を設け表記する。単位系と省略記号はSI 単位を基本とする。
6. 生物の学名の記載には,属・種の二名方式を使用する。学名が初出の場合は省略をしないで記載すること。以後は属名の頭文字を略号とする。但し,紛らわしい学名が複数用いられる場合は,混乱を避けるために省略しない。原核生物の学名については,Approved Lists of Bacterial Names(amended edition)(V.B. D. Skerman, V. McGowan, P. H. A. Sneath 編)およびInternational Journal of Systematic and EvolutionaryMicrobiology(IJSEM)(http://www.socgenmicrobiol.org.uk/ijsemmain.htm)のvalidation lists の記載に従うこと。正当名でない学名を使用する場合には,引用符で囲むこと。原核生物の正当学名についてはListof Bacterial Names with Standing in Nomenclature(http://www.bacterio.cict.fr/)で参照できる。
7. 物質名の表記は,以下の規定に従って行う
1) 有機化合物および放射性同位元素による標識化合物はIUPAC 規定1) に従う。 2) 医薬品の商品名を使用する時は,頭文字を大文字とし,最初に出た時に括弧内に一般名または化学名を入れておく2)。 3) 生化学関係の命名はIUPAB 制定の命名法に従う。酵素名は最初に出た時,標準系統名と酵素番号(E.C. No.)を入れる3)。 4) 生化学,酵素系で用いられ,IUPAC とIUB で承認されている略語は説明しないでそのまま用いてよい。また化学式に用いられる記号,
略語等は,Chemical Abstracts の用例に従う。
1) 平山健三,平山和雄,「有機化学・生化学命名法」,南江堂(1988),東京。
2) 商品名か一般名か不明の時は最新版The Merck Index を参照されたい。商品名は大文字で始まっている。日本の医薬品名でThe Merck Index に出ていないものについては「常用新薬集」の最新版を参照。
3) “ Enzyme Nomenclature: Recommendations” (1984) Academic Press, New York.
III.投稿論文の構成
1. 総説論文は標題,本文,引用文献,図表およびその説明の順にまとめる。その他の論文,記事は,本文の構成が総説論文と異なる以外は総説論文の構成に順ずる。
2. 標題は,なるべく内容を具体的に表し,かつ簡潔なものであること。標題の下に著者名,所属機関名,所在地を書く。著者が複数で,所属機関が異なる場合は,著者名末尾に上付数字を付けて区別すると共に,連絡対応著者名を指定する。
3. 本文の中に見出しを用いる場合には,順に番号を付けて記すこと。
例)1.まえがき
2.××分解細菌の分布
3.××分解遺伝子
4. 文中での文献の引用は,引用文献の項目にアルファベット順に整理した文献番号を用いる。また,本文中で図および表を引用する際は,図および表の番号を的確に記すこと。
5. 脚注はなるべく用いない方が望ましいが,必要な場合は該当事項の右肩に通し番号を付け当該ページの下部に説明を付ける。
IV.引用文献
1. 引用文献は,下記の例に準じ,本文中の該当人名あるいは事項の右肩に1),1–3) のように番号を付し,本文末尾の引用文献の項に第一著者のファミリーネームのアルファベット順に1),2),3)…の番号を付し一括記載する。ibid., idem は用いない。私信,未発表の研究,学術雑誌に受理される前の論文,抄録が印刷されていない口頭発表などは引用文献には含めない。雑誌の略号はChemical Abstracts ServiceSource Index (CASSI) 1907–1984 (Cumulative) 及びその補遺版により,雑誌名,書名,年,巻及び頁の示し方は下記によること。
a) 雑誌引用
1) Yamaguchi, N., Y. Itoh, M, Masuhara, K. Tani and M. Nasu. 1999. In situ analysis of community structure
in activated sludge with 2-hydroxy-3-naphthoic acid 2′-phenylanilide phosphate and Fast Red TR in situ hybridization. Microbes Environ. 14: 1–8.
2) 那須正夫,山口進康,宮本和久,近藤雅臣.1993.フローサイトメトリーによる環境中の細菌の解析.環境科学会誌.6: 321–328.
b) 書籍引用のとき
1) Hiraishi, A. 1989. Isoprenoid quinone profiles for identifying and classifying microorganisms in the environment, pp. 663–668. In T. Hattori, Y. Ishida, Y. Maruyama, R.Y. Morita and A. Uchida (ed.), Recent advances in microbial ecology. Japan Scientifi c Societies Press, Tokyo, Japan.
2) 吉岡崇仁.1994.生態物質循環系における安定同位体の分布,pp. 140–161.日本微生物生態学会編,微生物の生態19.学会出版センター.
V.図表およびその説明
1. 投稿時の電子原稿(Microsoft Word あるいはPDF 書類)の図表は各々別ページとし,本文の後にまとめて張り込む。図には図番号を記す。
2. 表の標題は表の上に書く。表の内容説明文,表の注等は表の下に書く。表中の注の表示は* 印等を用いず,a, b, c, …(右上付き,アンダーライン)を用いる。
3. 図の標題および内容文は「図説明文」としてまとめて別ページに記す。図の標題の最後にはピリオドを付す。内容説明は各標題の下に改行して記す。
4. 顕微鏡写真等のように拡大率を示す必要がある場合には尺度を写真に書込むこととする。
5. 電子顕微鏡写真のアート紙印刷の費用は著者負担とする。またカラー印刷を希望する場合も実費を著者が負担する。アート紙印刷およびカラー印刷とも,図を一枚掲載する場合の基本料金は10万円程度となる。電子媒体のみをカラー選択する場合、カラー図およびモノクロ図を1枚補正する基本料金は500円程度となる。
VI.受理原稿の電子ファイル提出
1. 本文および表はMicrosoft Word(もしくはrtf 形式)で作成し,別ファイルとして保存する。
2. 図(線画)は白黒,カラーとも1000 dpi 以上,写真の場合は白黒200 dpi,カラー300 dpi 以上の解像度で作成し,EPS あるいはTIFF 形式で保存する。
VII.校正・その他
1. 訂正が求められた原稿の返送が,特別の理由なくして一ヶ月以上を要した際には,返送原稿の受領日をもって新しい受付日とする。
2. 原則として著者校正は初校のみとする。校正は一週間以内に返送するものとする。
2018 年11 月20 日改正