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書籍紹介「人に話したくなる土壌微生物の世界 ―食と健康から洞窟、温泉、宇宙まで」
Posted On 02 2月 2021
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教育部会員である 佐賀大学 染谷先生が土壌微生物の書籍を出版されました。中高生でも読めるように、分かりやすさを追求し、国内外の現地調査事例をたくさん載せ、「微生物生態って面白い!」と中高生に言ってもらえたらいいな、と執筆されたとのことです。
「人に話したくなる土壌微生物の世界 ―食と健康から洞窟、温泉、宇宙まで」
染谷 孝 [著]
築地書館、ISBN978-4-8067-1607-5 四六判並製 192頁+カラー口絵4頁
2020年9月刊行、1,800円+税
第1章 未知の世界がいま明らかに──人と微生物との関わり
第2章 土と微生物
第3章 善玉菌を活用する──微生物資材
第4章 環境を浄化する微生物
第5章 土の中の病原菌
第6章 堆肥と微生物
第7章 洞窟の微生物
第8章 土壌から宇宙へ
~~~著者ご本人から~~~
本書は,大学での授業や市民向けの講演会の内容をもとに土壌微生物についてまとめたものです。 特に、蛍光染色技術を駆使して、普段は目に見えない土壌微生物の世界を可視化した画像を多数掲載し、土壌微生物の多様な姿を分かりやすく解説しました。
植物の発育を支えたり病原菌から守ったり、逆に植物やヒトに病気を引き起こしたり。堆肥を作ったり農薬を分解したり地球の大気を創ったり世界遺産を劣化させたり巨大洞窟を作ったり温泉で暮らしていたり。たぶん火星や木星の衛星にも棲んでいるかも? 身近にいるのに意外と知らない土の中の微生物。その働きや研究史、病原性から利用法まで、どのページにも「人に話したくなる」ような面白い話がいっぱい詰まっています。
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