2016年度日本微生物生態学会奨励賞授賞者発表

2016年度の日本微生物生態学会奨励賞は、 丸山史人氏と菊池義智氏に決定しました。 受賞者の声と受賞理由はこちらから
Posted On 12 9月 2016

2016年度日本微生物生態学会奨励賞・受賞の言葉(菊池義智氏)

微生態との出会い 菊池 義智 この度はこのような名誉ある賞をいただき、選考委員の先生方をはじめ関係者の皆様、ご推薦いただいた農業環境技術研究所の早津先生に厚く御礼申し上げます。また、これまでの研究遂行にあたって様々な面でサポートいただいた産業技術総合研究所の深津先生および鎌形先生、そしてここには書ききれない多くの共同研究者の皆様に深く感謝いたします。今後もさらに良質の成果を出せるよう、よりいっそう身を引き締めて研究に打ち込んで行きたいと思います。 私が初めて微生物生態学会に参加したのは今から8年前になります。忘れもしない2008年札幌大会。ポスドク3年目の冬です。
Posted On 12 9月 2016

2016年度日本微生物生態学会奨励賞・受賞の言葉(丸山史人氏)

One side gone, other side born 丸山 史人 はじめに、これまで研究を指導してくださった先生方、共同研究者の皆様、一緒に研究を進めてきた学生、そして本賞へ推薦してくださった先生、選考委員の先生方をはじめ学会関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。 本学会は、はじめて入会した学会かつ、大学4年生のときに初めて発表した学会です。それ以来15年間以上本学会に所属しています。私は現在、京都大学 大学院医学研究科に所属していますが、この間、教養、薬学、農学、理学、歯学、医学と幅広い分野の研究科、附置研究所7箇所の異動を経験しています。しかし、研究を初
Posted On 12 9月 2016

2016年日本微生物生態学会奨励賞・授賞理由(菊池義智氏)

菊池氏は、茨城大学大学院理工学研究科博士後期課程を修了(理学博士取得)した後、日本学術振興会特別研究員(産業技術綜合研究所)、米国コネチカット州立大学留学、産業技術総合研究所(産総研)博士研究員を経て、現職に至っている。特別研究員時代から、一貫して農作物の害虫における共生微生物を対象として、とくに宿主内での共生微生物のはたらきや内部共生系構築のメカニズムに関する精力的かつ先鋭的な研究を行なってきた。最近では、土壌微生物群集と昆虫内部共生系の関係についても研究を広げており、まさに微生物生態学と昆虫学との融合を図るような研究を展開している。カメムシを含む農業害虫昆虫の
Posted On 12 9月 2016

2016年日本微生物生態学会奨励賞・授賞理由(丸山史人氏)

丸山氏は、大阪大学大学院薬学研究科博士後期課程を修了(薬学博士取得)した後、大阪大学大学院薬学研究科特別研究員、鳥取大学農学部プロジェクト研究員、東京大学医科学研究科特任研究員、東京工業大学大学院生命理工学研究科助教、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科准教授を経て現職に至っている。このように、丸山氏はこれまで薬学、農学、理学、医学、歯学の幅広い分野の研究室に所属するなかで、多面的見地からの微生物生態学の研究を展開してきた。すなわち、自然環境中の細菌群集の遺伝子伝播、病原細菌のゲノム構造と遺伝子発現、環境微生物群集のメタゲノムからみた機能と遺伝子動態、環境微生物
Posted On 12 9月 2016