観察会10周年特別企画「みてみよう!いきものミクロ☆たんけんたい」 ご報告
2019年12月8日(日)茨城県自然博物館(茨城県坂東市)にて、日本微生物生態学会・日本菌学会・茨城県自然博物館共催(協賛:生物技研)の微生物観察会を実施しました。
茨城菌自然博物館での共同実施観察会10回目を記念した特別企画として、今回は、事前予約制の観察会『みてみよう!いきものミクロ☆たんけん隊』(企画1)と、事前予約なしで参加できる観察コーナー『みてみよう!いきものミクロ☆ラボ』(企画2)や展示スペースでのスポットトーク(企画3)を並行して開催しました。
★企画1★ 自然観察会『みてみよう!いきものミクロ☆たんけん隊』
事前登録された参加者と口腔内細菌やヨーグルト中の乳酸菌等のグラム染色、コウジカビの観察、ミジンコの観察を行いました。観察会には42名が参加(応募者81名)して、普段はあまり意識していない見えない世界の生物たちを見える化しすることを楽しみました。「ミジンコの目はいくつ?」といった質問の答えを参加者自らの目で確かめていました。
★企画2★ 微生物観察コーナー
博物館中央部に設置されたディスカバリープレイスに複数の顕微鏡を設置し、あらかじめ準備されたスライド標本(細菌・カビ)や生きたミジンコ・ボルボックス等の観察を行いました。動いているミジンコやクマムシに声が上がることも、観察した微生物をスマートフォンで撮影するなど、思い思いに楽しんでいました。
★企画3★ スポットトーク
予定された時間に、微生物についての10分間のショートレクチャーを行いました。来館者の方々とやり取りしながらの楽しいレクチャーとなりました。
☆彡菌類『今日の朝ごはん何食べた?~おいしいカビのはなし~』
☆彡変形菌『ネバネバ動く!もこもこ変わる!変形菌をみてみよう』
☆彡菌類『きのこは木の子?~きのこがつなぐ森のネットワーク~』
微生物生態学会学会員はじめ多くの皆さんのご協力に感謝いたします。