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公開シンポジウム「博士キャリアの可能性―企業が博士に求めること―」のご案内
微生物生態学会 若手のみなさま
日本学術会議若手アカデミー 学術の未来検討分科会より、
公開シンポジウム「博士キャリアの可能性―企業が博士に求めること―」の開催案内がありましたのでお知らせいたします。
アカデミックポストの競争が激化する中、博士号を持つ研究者達が生きる道の選択肢を増やすためにはどうすればいいのか?
について考えるシンポジウムとなっているとのことで、
現在在学中の方も多い当若手会の皆様には大変興味深い内容ではないでしょうか。
詳細については以下に記します。
開催地が東京ということで遠方の方向けにリアルタイム配信も予定しているそうですので、
皆様奮ってご参加いただければと思います。
日時:平成30年10月27日(土)13:30~17:30
場 所: 日本学術会議 講堂
〒106-8555 東京都港区六本木 7-22-34
(東京メトロ千代田線「乃木坂」駅 5番出口すぐ)
※当日は遠方にお住まいの方のためにリアルタイム配信を予定しております。
リアルタイム配信用告知サイト:
開催趣旨:
18歳人口が減り始め、大学の淘汰が始まりつつある今、博士号を取得した研究者たちが正規雇用としてのアカデミックポストを得る道は非常に険しくなっている。彼らの雇用を確保するために、卓越研究員制度などの施策が打ち出されてはいるが、大学を通して多額の投資を受けて誕生した博士号保持者たちが活躍する場は、十分に与えられているとは言えない。社会的なシステムとして活躍する場を作っていくことはもちろん重要であるが、研究者と雇用者で考え方や価値観の食い違いがあり、そのためにうまくマッチングができていない可能性も考えられる。また、システムとして研究者を受け入れる体制があっても、研究者側の知識不足のためにアカデミアに固執してしまう例もあれば、雇用者側が博士号保持者の価値をうまく評価できず、活用できないと思い込んでいるケースもあると推測される。本シンポジウムでは、アカデミア外で活躍する博士課程進学者、博士号所持者をアカデミア外へつなげる役割を持つ企業関係者、また博士キャリアについて施策を考える政府関係者に登壇していただき、博士に求められるものは何か、博士号が担保する能力とは何か、について議論を行う。これらの議論を通して、博士号が社会のあらゆる場所で活躍する機会が生まれることを望む。
次 第:
13:30-13:40 趣旨説明
平田佐智子(日本学術会議特任連携会員、
若手アカデミー若手による学術の未来検討分科会副委員長、専修大学兼任講師)
13:40-14:10 学究の生活を終へた博士を社会は如何に遇したであらうか
西原史暁(株式会社教育測定研究所)
14:10-14:40 学術界と企業のニーズをつなぐ
栗田卓也(株式会社マイナビHRリサーチ部部長)
14:40-14:55 休憩
14:55-15:25 高レジリエンス人材としての博士
吉野宏志(株式会社アカリク営業本部 人材紹介事業部就職支援コンサルタント)
15:25-15:55 文科省が取り組む博士キャリア施策
浅井雅司
(文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課課長補佐)
15:55-16:10 休憩
16:10-17:25 パネルディスカッション「博士号所持者は何ができる人なのか」
17:25-17:30 閉会の挨拶
髙瀨堅吉
(日本学術会議連携会員、若手アカデミー幹事、若手アカデミーイノベーションに向けた社会連携分科会副委員長、自治医科大学大学院医学研究科教授)