2014合同大会の感想(東大・岩崎)
Posted On 02 2月 2015
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合同大会には、周辺領域の研究者の大会への参加を促進していく意味でも、大きな意味があるだろうと考えています。
多くの学問分野にとって、周辺領域の新たな技術や概念を積極的に取り込むことはしばしば進展の鍵となるものであり、face-to-faceで交流する場としての学会大会の重要な役割の一つと言えるでしょう。
しかしながら、一般に自身の研究領域でも複数の学会大会に参加する必要がある周辺領域の研究者にとって、環境微生物に関連する大会が複数開催されている状況は、この分野に新たに参画する上でのリソース、時間、心理面でのハードルとなり得ます。
浜松で開催された合同大会2014は、充実した素晴らしい大会でした。合同大会の開催には学会間の文化の違いもあり大きな困難が伴うものですが、実行委員会の先生方のご尽力に敬意を表します。
東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻
准教授 岩崎 渉