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2018年日本微生物生態学会奨励賞 木村 浩之氏

受賞理由
木村氏は、海洋プレート沈み込み帯に広く分布する堆積物層において、地質学・地球化学・微生物学を融合させた研究手法により、深部地下圏微生物の生理生態を学際的に解明してきた。特筆すべき研究成果は、1)深部帯水層に嫌気的温泉水およびメタンガスが蓄積されていること、2)水素発生型発酵細菌と水素資化性メタン生成細菌の共生、3)脱窒による窒素ガス発生の発見である。また、原核生物の 16S rRNA 遺伝子の GC 含量から、海底下に生息する微生物群集の生息温度を推定する新たな手法『微生物分子温度計』を開発した点は、独創的であり、測定困難な海底下の温度を知る上で革新的かつインパクトの高い研究成果である。さらに、地下圏微生物の生理生態学研究を基盤に、温泉施設を所有する自治体や企業と連携して温泉付随ガスを有効利用したメタンガス発電施設を創成し、積極的な社会貢献を果たしてきた。今後、さらに新エネルギー生産、温暖化対策、災害時のインフラ確保を可能とする新たなシステム開発にも大いに期待できる。学会活動に関しては、豊橋大会および浜松合同大会実行委員、評議員、本学会和文誌編集幹事、M&E 誌の Associate Editor、論文賞選考委員会委員長を歴任している。また、和文誌に 4 報、M&E 誌に 5 報を発表しており、その中の 2 報は 2009 年度論文賞、2016 年度 M&E 論文賞選考委員会推薦優秀論文に選ばれている。

受賞者の声
Dr. Kimura photoBEYOND THE 微生物生態学
木村 浩之

この度、第4回日本微生物生態学会奨励賞をいただきました。ご推薦くださいました静岡大学の二又裕之先生に心より感謝申し上げます。また、選考委員長の太田寛行先生をはじめ、選考委員の先生方に厚く御礼申し上げます。
私は、2009年2月から2011年2月まで、米国マサチューセッツ州ボストンに留学していました。そこでは、海洋細菌のトランスクリプトーム解析を行いました。一連の研究結果がISME J.に掲載されたこともあり、意気揚々と留学を終えて帰国したことを覚えています。しかし、帰国から僅か2週間後、東日本大震災が起こりました。その時、私は静岡にいたのですが、非常に大きな揺れを感じました。また、ニュースで巨大津波や原発事故の様子を目にしたとき、「自分は何もできない」という無力感に襲われました。そして、「これから日本で何をすべきか?」という自問自答を行いました。いろいろ悩んだ末、留学前から静岡で始めていた付加体の深部帯水層のメタンと微生物の研究を再開することにしました。その理由は、未利用資源の活用、温暖化防止対策、災害時のインフラ確保に繋がる研究になると感じたからです。
付加体(特に、四万十帯)とは、西南日本の太平洋側の地域に広く分布する厚い堆積層のことです。付加体の深部帯水層には地熱によって温められた地下温水と大量のメタンが蓄えられています。私の研究室では、地球科学と微生物生態学を融合させた研究手法を用いて、付加体の深部帯水層の微生物生態、炭素循環、窒素循環について研究してきました。
現在、これらの微生物生態学研究を基盤として、付加体の深部帯水層に由来するメタンを活用したメタンガス発電施設を創成するプロジェクトを推進しています。本施設は、大深度(温泉用)掘削井、メタン分離槽、ガスホルダー、ガスエンジン発電機からなる分散型エネルギー生産システムです。静岡県内では、川根温泉にて実用化しました。さらに、付加体の深部帯水層の地下温水とそこに含まれる嫌気性微生物群集を活用したメタン生成リアクターおよび水素ガス生成リアクターも開発中です。
これまで、私は富士山のような独立峰の頂に立つことを目指して研究を進めてきました。最近では、南アルプスの山々を縦走するように、山(基礎研究)に登ったあと尾根伝いに次の山(社会実証)を目指す、そんなイメージで研究を進めています。将来、微生物生態学が地域や国、そして世界中の人々の役に立つ学問になれば言うことありません。
最後に、研究室メンバーと卒業生、そして、家族に感謝します。今後、奨励賞受賞者の名に恥じぬよう、研究教育に励みたいと考えています。これからも学会員の皆様からご指導をいただけると幸いです。どうぞ、お願いします。

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