JS22-4:

昆虫寄生菌Ophiocordycipitaceae科の多様性と病原性

伴 さやか (独)製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター  Cordyceps sensu lato (以下、s.l.)(Ascomycota, Hypocreales) は、昆虫寄生性糸状菌の中で属・種数ともに最も多い。2007年Sungらにより再分類が行われ、旧Cordycepsは3科5属に分割された。これらがアナモルフ15属と関連する。宿主となるのはクモ・ダニを含む節足動物10目に及び、一部は他菌や植物の種子にも寄生する。3科のうちOphiocordycipitaceaeは生育が非常に遅い。宿主に対する特異性が高く、微生物農薬として期待されるため、筆
Posted On 06 10月 2015
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JS19-4:

インドネシア産キナ(Cinchona spp.)から分離された内生菌類とその利用の可能性について

岡根 泉 筑波大学生命環境系  Cinchona属植物(キナ; アカネ科)は抗マラリア薬の原材料として利用され、インドネシアでは経済的に重要な樹種の1つである。本研究では、Cinchona属植物における内生菌の種多様性、生態的特徴および抗マラリア作用をもつシンコナアルカロイドの産生能を明らかにするとともに、分離株を保存し応用利用に向けた体制を整えることを目的とした。  西ジャワに位置するチボダス植物園(CBG)と茶・シンコナ研究所(RITC)でCinchona pubescensを採集し、葉身、葉柄、枝および樹皮から表面殺菌法により内生菌の分離・培養を行った。その
Posted On 06 10月 2015
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