P25-49 : 微生物の細胞壁分解を利用した難培養微生物の培養化の検討

長濱 秀樹1,2,齋藤 星耕1,青山 洋昭1,砂川 春樹3,新里 尚也1 1琉球大・熱帯生物圏研究センター・分子生命科学研究施設, 2次世代天然物化学技術研究組合, 3沖縄県農業研究センター, , 微生物の代謝様式は極めて多様であり、微生物が利用できない物はないと言われている。その一方で、環境中の99%の微生物が未培養であることが知られており、学術的、応用学的に培養株を利用できない事による限界が存在する事も事実である。それ故に、貴重な生物資源である環境微生物を十分に活用していくためには、革新的な培養化技術の開発が望まれている。実際の環境中では、常に多種多様な微生物
Posted On 20 10月 2014
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P26-9 : バイオファウリングを防止する複合酵素固定化型ろ過膜の開発:固定化酵素の効果

高橋 恵理加1,鈴木 香里1,利谷 翔平1,細見 正明1,寺田 昭彦1 1東京農工大院, 2, 3, , 水処理における膜分離技術の技術的課題は、ろ過膜上で発生するバイオフィルム由来の目詰まり(バイオファウリング)である。このバイオファウリングは、Quorum Sensing (QS)が引き金になり発生することが報告されている。バイオファウリング抑制の新たな技術として、本研究ではろ過膜表面にQSのシグナル物質であるAHLsの分解酵素Acylase Iを、ろ過膜孔内に細胞外ポリマー(EPS)の主成分である多糖の分解酵素α-Glucosidaseを固定化し
Posted On 20 10月 2014
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P26-10 : 抗菌材の抗菌効果に光が及ぼす影響

佐藤 平1,土屋 雄揮2,江田 志磨2,森崎 久雄1 1立命館大院・生命科学, 2立命館大・生命科学, 3, ,  抗菌とは細菌の増殖を抑制することであり、抗菌効果を付与した材質を抗菌材という。銀系無機抗菌材 (ノバロンAG1100、東亞合成) の抗菌効果には、銀イオンによるものと、抗菌材に光が照射されることによって発生する活性酸素によるものの2種類が考えられているが、その詳細は未だ明らかにされていない。そこで本研究では、マイクロカルチャー法 (任意の基質表面で細菌を培養し、その増殖の様子を顕微鏡で直接観察する方法) を用いて大腸菌を培養し、コロニーの面
Posted On 20 10月 2014
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P26-11 : Paenibacillus属細菌のバイオフィルム中に形成される芽胞と 浮遊菌由来の芽胞は異なる性質を有する

横山 佳奈1,尾花 望1,久保田 浩美2,横畑 綾治2,湯井 幸治2,野村 暢彦1 1筑波大院・生命環境, 2花王・安全性科学研, 3, , グラム陽性菌のPaenibacillus属細菌は、バイオフィルム及び芽胞形成能を持つ。さらに本属菌が形成する芽胞は強力な殺菌剤に対しても耐性を持つことから、完全に除去することが困難であり、食品腐敗や製品劣化の原因となる。しかしPaenibacillus属細菌のバイオフィルムや芽胞形成に関する知見は少なく、それらの制御につながる新規知見が求められている。そこで、本研究では環境中から単離されたPaenibacillus属細菌にお
Posted On 20 10月 2014
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P26-12 : 微生物の衣替え~生育環境の違いによるバイオフィルムマトリクスの変化~

清川 達則1,豊福 雅典1,八幡 穣,内山 裕夫2,野村 暢彦1 1筑波大院・生命環境, 2Dept. Civil and Environ. Eng. Parsons Lab, Massachusetts Inst. Technol., 3, , 土壌や水圏など実環境中の細菌の多くはバイオフィルム(BF)と呼ばれる集合体を形成して生息している。BFは菌体集団とその集団を覆う様な細胞外多糖や細胞外DNA、細胞外タンパク質から構成される。これらの細胞外マトリクスは物質表面との付着や菌体同士の結合、物質の拡散阻害など様々な機能をBFに付与し、高いストレス耐性にも関与して
Posted On 20 10月 2014
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P22-31 : 植物共存真菌類の多様性解析におけるLocked Nucleic Acid (LNA)技術を用いた選択的PCR増幅法

田淵 雅和1,池永 誠2,境 雅夫2 1鹿児島大・院・農, 2鹿児島大・農, 3, , 真菌類の一部は、植物の共存者として植物の生育に密接に関わっており、それらを農業利用するには、植物共存真菌類の多様性を把握する事が不可欠である。しかし、分子生物学的手法により、真菌類のバーコード領域であるITS領域をPCR増幅して真菌類の多様性解析を行った場合、抽出時に混入した植物DNAが過剰に増幅される重大な問題が存在する。そのため、真菌類に特異的なプライマーが開発されているが、ごく一部の分類群しか標的にできない、或いは植物DNAの増幅を完全に抑制できないという問題が未だ存在し
Posted On 20 10月 2014
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P22-32 : Analysis of Early Microbial Community in Recent Volcanic Deposits of Mt. Merapi, Indonesia

Lathifah N. Annisa1,2,Guo Yong1,Prijambada Irfan D.2,Ohta Hiroyuki1 1Ibaraki Univ. College of Agri., 2Grad. Sch. of Biotechnol., Universit. Gadjah Mada, Indonesia, 3, , Mt. Merapi is one of the most active volcanoes in Indonesia. Due to the 2010 eruption, the land around the mountain
Posted On 20 10月 2014
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P25-45 : オルガネラ様防衛共生細菌Profftellaの姉妹系統の探索

山本 昂平1,岡村 恵子1,杉野 明日香1,三澤 直美1,広瀬 侑1,中鉢 淳1 1豊橋技科大, 2, 3, , ミカンキジラミ(Diaphorina citri)は半翅目のキジラミ科に属する昆虫で、カンキツグリーニング病の媒介により柑橘類に致命的な被害を与える世界的に重要な農業害虫である。腹部体腔内に「bacteriome」と呼ばれる共生器官を持ち、2種類の共生細菌Candidatus Profftella armatura (以下Profftella, Betaproteobacteria)とCandidatus Carsonella ruddii (Gamm
Posted On 20 10月 2014
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P25-46 : Pseudomonas sp. C8株由来の増殖抑制物質の探索および作用機構の解析

犬塚 友麻1,鈴木 研志1,Fatma Azwani2,邱 偉涛3,小堀 一3,河岸 洋和3,田代 陽介1,二又 裕之1 1静岡大・院工, 2Universiti Putra Malaysia, 3静岡大・農, , 微生物生態系は単に多種多様な微生物の集合体では無く、微生物間が相互作用しながら何かしらのシステムを構築していると考えられている。しかしその実態は未だ不明な点が多い。これまでの研究において、一般環境細菌であるフェノール資化性Pseudomonas sp. C8株は他の微生物の増殖を一時的に強く抑制する物質を生産し、土壌微生物生態系にも影響を及ぼすことが示
Posted On 20 10月 2014
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P25-47 : 水耕液中における原生動物と外来微生物の動態

佐藤 聖1,龍田 典子1,上野 大介1,染谷 孝1 1佐賀大・農, 2, 3, , 【背景と目的】  近年,農産物の安全性志向などから,野菜の水耕栽培が増加している.特に肥料の節減や排水による環境汚染防止の観点から,循環型水耕栽培が増えつつある.しかし,水耕液中にヒトや植物の病原菌が混入すると,短時間で栽培装置全体を汚染する可能性がある.先に演者らは,水耕液中の原生動物が,外来微生物を捕食することを明らかにした.そこで本研究では,水耕液中で種々の細菌の生存に及ぼす原生動物の影響を検討した. 【方法】  グロースチェンバーでレタスを栽培した水耕液をフィルターろ過した
Posted On 20 10月 2014
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